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ヤマハ発動機株式会社

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2006 MotoGP シーズンレビュー スペシャルサイト

MotoGPヤマハチームの2006年シーズンをお伝えします。

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Rd.1〜Rd.6 Rd.7〜Rd.12 Rd.13〜Rd.17

Rd.1 スペインGP 
ヘレスの1コーナーに潜む罠。

 ウインターテストの好調から一転、チャタリングというトラブルを抱えて臨んだ開幕戦。ロッシは予選9位3列目からスタート。中盤に飲み込まれるように飛び込んだ1コーナーでエリアス(H)と接触・転倒、トップから50秒近く離され最後尾から追い上げるレースを強いられた。チームメイトのエドワーズはロッシの転倒を避けようとしてコースアウト、最後尾から2番目まで順位を下げる。しかしロッシは1分42秒台の安定したペースで力走し結局14位で完走、2ポイントを獲得した。エドワーズも挽回し11位5ポイント。レースペースでは2台とも安定したタイムを刻んでいただけに、予選が悔やまれるが、チャンピオンシップ連覇のために2ポイントでも無駄にしたくないロッシの執念を見たレースだった。今年からヤマハに復帰のチェカは、序盤7番手につけるが徐々に後退し、リザルトは13位に。速さは証明できたが安定性への課題が見えるレースとなった。
●V.ロッシ=予選9位/決勝14位 ●C.エドワーズ=予選10位/決勝11位
●C.チェカ=予選14位/決勝13位 ●J.エリソン=予選18位/決勝16位

Rd.1 スペインGP

Rd.2 カタールGP 
歴代2位の美酒に酔うロッシ!

 前戦の予選から比べ3番手1列のアップ、予選6番手・グリッド2列目イン側発進で期待の持てるロッシは、序盤から3番手につけ上位をうかがう。6周目にロッシとヘイデンは激しいバトルを繰り返すが、ロッシがヘイデンをパスし10周目に首位に浮上。その後もロッシはトップを維持するが、ヘイデンは、19周目の第1コーナー進入でロッシをインから差しトップに。しかし次の周、同じコーナーで狙いすましたようにロッシが抜き返し、終盤3周は差を拡大しトップでチェッカーを受けた。レース終盤はヤマハ、ホンダ、ドゥカティの上位3選手が約1秒内で最終周に突入するスーパーバトルを展開、コンペティティブな今シーズンを予感させる。ロッシにとってはMotoGP(GP最高峰クラス)で54回目の勝利。これではM・ドゥーハンと並ぶ歴代2位の記録だ。
 エドワーズはフロントに問題を抱えて厳しい展開。グリッド8位から好スタートを切り一時は6位まで上げたが、ハイペースをコンスタントにキープすることができず、9位でチェッカーを受けた。
TECH3 YAMAHAチームのチェカとエリソンは、それぞれ12位と13位、エリソンは今シーズン初めてのチャンピオンシップ・ポイントを獲得。1周目にふたりの前で転倒車があったため最後尾まで順位を下げてしまったが、懸命のライディングで挽回を図っての結果。リザルト順位よりも、はるかに収穫の多いレースになった。
●V.ロッシ=予選6位/決勝1位 ●C.エドワーズ=予選8位/決勝9位
●C.チェカ=予選14位/決勝12位 ●J.エリソン=予選17位/決勝13位

Rd.2 カタールGP

Rd.3 トルコGP 
53秒台のラップも、届かないポディウム。

 ロッシは予選用タイヤのセッティングに苦労し、予選11番手・グリッド4列目真中からのスタート。オープニングラップを9位で戻ってきた2周目、ロッシにしては珍しいミスで14番手まで後退。これも予選順位からくる焦りなのか。しかし6周目に10番手、11周目に8番手、16周目に5番手まで浮上。ロッシは終盤トップグループに匹敵する53秒台を連発し4位に滑り込んだ。13ポイントを獲得したロッシは、GPでの通算ポイント獲得数でM・ビアッジの記録を抜いてトップに立った。
 レース後半は速く安定したラップタイムを刻んだだけに、またしても予選が悔やまれる週末になった。

Rd.3 トルコGP

 エドワーズは予選9番手グリッド3列目からスタート。中盤8番手を走るが9位でフィニッシュした。TECH3 YAMAHAチームは、マシンセッティングをゼロの状態から完全に一新、タイヤも新しいスペックで臨んだ。結果には結びつかなかったが「大切なのは、我々が少しでも多くの情報を彼ら(ダンロップ)に提供できるようにすることだ。」チェカはレースをそう振り返る。
●V.ロッシ=予選11位/決勝4位 ●C.エドワーズ=予選9位/決勝9位
●C.チェカ=予選15位/決勝15位 ●J.エリソン=予選19位/決勝18位

Rd.4 中国GP 
エドワーズがフロントロウ発進、3位獲得。

 エドワーズが予選3番手フロントロウを獲得。右イン側発進から好スタートをきり、序盤はトップのエドワーズ、2番手のホプキンス(S)が他選手とのリードを拡大していく。エドワーズはトップを維持して中盤に差しかかるが、10周目ペドロサとヘイデン(H)に抜かれる。若干ペースの落ちたエドワーズは、堅実な走りに切り替え3位でフィニッシュ、今季初の表彰台を獲得した。
ロッシは雨の金曜フリー走行ではトップタイムを記録したものの、ドライの土曜予選で13位と振るわず、グリッド5列目スタート。問題点の抜本的解決には次戦まで待たなければならなかった。スタート後は10番手、5周目に8番手、7周目に6番手、8周目に5番手まで浮上。ここでも決勝レースでは速いラップを重ね、残り周回数を考えればトップフィニッシュも可能だと思えた。しかしタイヤトラブルから16周目にピットイン。後輪をチェンジし再スタートするも、実際のトラブルは前輪で、結局リタイヤし今季初の0ポイントレースとなった。

Rd.4 中国GP

 TECH3 YAMAHAチームのチェカとエリソンは、それぞれ14位と16位。順位はあまり上がらなかったが、今回は雨〜好天と移る週末でダンロップ・タイヤ開発のための貴重なデータ収集ができたことの意義が大きい。耐久性についても一定の判断ができたため、次回からは結果につながる走りができるとチームは考えている。
●V.ロッシ=予選13位/決勝リタイヤ ●C.エドワーズ=予選3位/決勝3位
●C.チェカ=予選14位/決勝14位 ●J.エリソン=予選17位/決勝16位

Rd.5 フランスGP 
ついに新型シャシー投入、しかしトップ快走中の悪夢。

 ロッシが駆る#46のマシンに新型シャシーが投入された。過去4戦はパーツレベルの対策だったが、ようやく新型マシンが完成。チャタリング対策に光が見えた。予選はロッシ7番手、エドワーズ9番手で、ともに3列目グリッド。まだ盤石とは言い難いが、予選用タイヤではなくレースタイヤで走行した予選20周頃までのタイムで、1分35秒台を連続してラップしたのはロッシ、エドワーズ、ペドロサ(H)の3人だけ。決勝でもその3人のトップ争いが注目された。ロッシは5周目に首位に立つとリードを拡大し終盤を迎える。久々の横綱相撲で優勝、誰もがそう思った21周目、エンジントラブルが襲いかかる。2戦続けての0ポイント。「マシンの方向性はしっかり見えた。レースにタラレバは無いが、あそこで勝っていれば今シーズンは(チャンピオンで)決まっていた」ヤマハMotoGPチームを率いる北川は後にそう語る。
 エドワーズは、スタート直後の第2コーナーでオーバーランしたものの、すぐにコースに復帰し、最後尾から猛烈な追い上げを見せて6位。連続ポイント獲得記録を26に伸ばした。彼にも次戦から新型シャシーが投入される。

Rd.5 フランスGP

 また、ホームグランプリとなったTECH3 YAMAHAチームは、チェカがバーミューレン(S)、エリアス(H)、中野真矢(K)らと激しいバトルを展開。最終的には中野を100分の5秒差で抑えきり今季最上位の11位でゴール。なお、チェカにとって今回のGPは最高峰クラスでヤマハから100レース目の出場。これは阿部典史の162レースに続き2番目の記録となった。エリソンは14位となり今季2回目のポイント獲得。徐々にだが確実にチームはポテンシャルアップを果たしている。
●V.ロッシ=予選7位/決勝リタイヤ ●C.エドワーズ=予選9位/決勝6位
●C.チェカ=予選14位/決勝11位 ●J.エリソン=予選17位/決勝14位

Rd.6 イタリアGP 
ロッシ、ホームGPで今季2勝目!黄色に染まるムジェロ。

 新型シャシーで迎える母国GP。1周目の中頃にはロッシがトップに立ちリードする。レースが大きく動いたのは15周目。一旦後方に下がって様子を見ようと考えたロッシはペースをゆるめ3位に、しかし後続2台が迫っており5位まで後退。「あれはちょっと失敗だったね。後ろにあんなに大勢のライダーが迫っていたとは…。」笑顔でそう振り返るロッシは16周目に4位に挽回。続く17周目に3位。そして18周目、ロッシが得意とする下りながらスロットルを開けるカサノバコーナー出口でヘイデン(H)をインからパス、これで2番手まで挽回。鬼神の走りが展開され、先行するカピロッシ(D)との一騎討ちが終盤の見所となる。
 ラスト2周となった22周目の4〜5コーナー(マテラッシ&ボルゴ・サン・ロレンツォコーナー)で、ロッシはトップに返り咲く。そして最終周、第1コーナー進入で瞬間的に先行を許すも、ロッシはインのクロスラインを守りきってコーナー出口では再びトップに。懸命に追うカピロッシを0.5秒差で振り切って優勝した。
 「僕の全レースキャリアのなかでも最も厳しいバトルだったよ。最後の2周は息もできていなかったんじゃないかと思うほどだけど、最後までやり遂げることができて本当に嬉しい。しかもそれを大勢の母国のファン、家族、友人の目の前でできたことは、特別に感動的。今晩はチャンピオンシップのことは考えず、今日のこの一戦だけを思いたい。」こう語るロッシは通常、レースの全周回、全コーナーのアクションをすべて記憶している。しかし、このレースのファイナルラップだけは何も覚えていないという。レーサーの本能が成し遂げた勝利だろう。
●V.ロッシ=予選3位/決勝1位 ●C.エドワーズ=予選14位/決勝12位
●C.チェカ=予選13位/決勝15位 ●J.エリソン=予選17位/決勝16位

Rd.6 イタリアGP
Rd.7〜Rd.12 Rd.13〜Rd.17
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