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ヤマハ発動機株式会社

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第1回

ジョシュ・コピンズ選手のコラムです。

ライダーコラム
ジョシュ・コピンズコラム

シーズンオフの出来事

2009.03.26掲載


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 シーズンが間もなく開幕する。冬があっという間に過ぎてしまった感じだ。というのも娘、マイラが生まれてリザと僕は親になったんだけれど、想像していた以上にすばらしい時間を過ごすことができたから。

 今年の最初のコラムは、自分がニュージーランドで住んでいる街のことについて書こうと思う。僕は人口5,000人程の小さな街、モトゥエカ(Motueka)に住んでいるんだけど、この街は夏休みには人口が4倍にも膨れ上がるんだ。普段は静かな街で、僕はスローペースな生活を楽しんでいる。信号はないし、犯罪やストレスもあまりない。素敵なビーチがあって、さらにニュージーランドの他のどこよりも日照時間が長い。でもそれ以外には何もないけどね。

 僕はここで育ったんだけど、子どもが育つ場所としてこれ以上の場所はないと思う。たくさんの仲間がいて、僕たちはBMXやバイクに乗るか、そうでなければラグビーばかりやっていた。ラグビーは随分やった。そう、女の子に関心を持つまで続けたよ! 大きくなってからは、バイクでいろいろなところに行ったけど、今、自分が父親になってみて、両親がどれほど僕に目をつぶっていてくれていたのか、ようやく分かったよ!

 土曜日朝のラグビーの練習の後、僕はよくお気に入りのバイクで、一日中走り回っていた。道路、森林地帯、丘、自分の農場や友達の農場、川、ビーチ、とにかく走り回った。僕は11歳になるまでレースには参加しなかったけど、これはニュージーランドでは遅い方なんだ。
 初めてのレースでは、目立とうと思って転倒しリアフェンダーを壊してしまったこと以外は良い走りができた。この時は比較的波乱のない展開だったけど、どんなコンディションでも良い走りができ、そして失敗を繰り返し、多くの経験を積んで技術を高めなければならないことが分かった。
 最近は事情が異なり、騒音・公害などの問題で、あの頃よりもライディングをするのは難しくなっているけど、今でもモトゥエカでは、子どもたちが自由にライディングできて、僕の子どもの頃のように楽しんでいると思いたいね。

 英国では、トニーモトとエイペックスの施設で走っていた。ここでは楽しめたけど、週末にはちょっと混み合うようになってしまった。昨年シーズン開幕前に練習用のコースで転倒したライダーの上をジャンプして負傷してしまった事故の後は、混んでいるサーキットにちょっとナーバスになっているんだ。
 年の初めの天候はひどく悪くて、ライディングのための場所を見つけるのはどんどん難しくなっている。マーシュフィールドのある人が、バーミンガムに程近い採石場ならいつでも走れるよ、と僕に言ったんだ。それで彼と一緒にそこへ出かけたんだけど、1時間ほど道に迷い、何度もUターンし、自分たちがどこに居るのかを知るためにバイクショップで聞いたりしながらやっとたどり着いた。

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 驚くほどクールな場所で、1周約2分のいい感じのコースができた。僕は彼に、自分が育ったニュージーランドがどれほど思い出されるかを話し、その後レースをやったんだ。そしたら4、5人の子どもたちがやってきて、僕らがセットアップしたコースを走り出したんだ。みんな楽しそうだったよ。
 午後になって僕らがライトバンに戻ると、そこに警官がやって来た。なかなかいい感じの警官で、ここでは走れないよと僕らに言い、詳しく職務質問した後、「でもあまり気にしなくていいよ、警察のヘリコプターが来ても、それはまだ走り続けているあの子どもたちのためなんだからね」と言ったんだ。そして僕らに「移動するように」とね。
 誤解しないで欲しいが、あそこに行くべきではなかったのかもしれないが、あの場所は薦められた場所だったんだ。「僕らは誰にも迷惑はかけてないよ」という思いもあるし、僕は100%ルールを認識していたわけではなかったんだ。今思えば、ちょっと愚かで子どもじみていたかもしれない。
 ところで最近知ったんだけど、インターネットの掲示板で、このことが話題になっていたそうだ。プロのライダーはもっと模範を示した方がいい、と。

 僕はあまりネットは見ないし、掲示板はまったく見ない。メール以外はやらないし、話の輪の外に居たんだけど、何が言われていたのか分かったし、僕が悪かったのだと思う。
 こうした掲示板に書き込みをする人は、不調のプロライダーに批判的だったりする。僕は自分自身のことしか言えないけど、一日の終わりに、自分のバイクで走りたいと思うし、速く走りたいと思う。そのためにはトレーニングが必要なんだ。
 問題は走ってはいけない場所で走る人たちのことだけでなく、冬の間、走りたいと望む人たちが走れる場所が充分にないこともある。これはプロライダーだけのことを言っているのではない。
 出来ることなら、適切なトレーニング用のコースが早いうちに作られること、そしてチャットルームの人たちが僕のことを不調とか遅いとか書かないですむように望むばかりだ・・・m(-_-)m

Cheers, JC


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