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ヤマハ発動機株式会社

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08-09 トップリーグ開幕直前インタビュー 山村 亮選手

今シーズンキャプテンに就任した山村亮選手の、開幕直前インタビューをお届けします。

08-09 トップリーグ開幕直前インタビュー 山村亮選手
今季からヤマハ発動機ジュビロのキャプテンに就任した山村亮選手。ニュージーランド合宿を振り返りながら、フォワードの最前線、「第一列のプライド」をかけたスクラムにこだわる想い、開幕戦への意気込みを語ってくれました。
―― 春シーズンは海外研修、帰国した後は、チームのニュージーランド合宿へ出発し、8月23日にようやく日本へ帰国。本当にお帰りなさいという印象ですが、合宿を終えたチームの雰囲気は?
山村選手 キャプテンになってからすぐ、春はニュージーランド研修へ行かせていただきました。7月に帰国し久しぶりにチームへ合流した時、しばらくは僕自身、何となくぎこちない感じでしたね。でも、ニュージーランド合宿を終えた今は、チーム全体がまとまり非常にいい雰囲気です。
向こうでは6戦おこなって結果は5勝1敗。フィジカルの強い相手に対し、激しいブレイクダウンで応戦するなど、非常にいい経験を積むことができました。結果だけではなく、内容にも手応えを感じています。

―― 今回の合宿で、山村選手自身が目標としていたことは
山村選手 まず、チームが勝つこと。昨シーズンのニュージーランド合宿では、内容は良かったものの勝つことができなかった。その点を踏まえ、開幕を控えた今の時期は、相手に勝つ、試合に勝つという勝ち癖をつける、それをひとつの目標としていました。大田尾、佐藤といったリーダー達もチームの雰囲気を盛り上げてくれました。個人的には、フォワードとして今シーズンの課題であり春先から取り組んできた、スクラム・ラインアウトといったセットプレーを安定させる、これを継続することです。

―― 立てた目標に対して掴んだ手応えは
山村選手 ひとつあげれば、スクラムにおいてヒットした後のチェイス。8人がグッと押し込むという意識統一がされたことでしょうか。組んで当たった感じが、昨シーズンの今頃に比べ非常に良い。これも、春から積み重ねてきたことが少しずつ結果として表れるようになってきた手応えを感じています。もちろん、まだ改善が必要な部分もありますが、全体的に見ていい感じできていると思います。

―― ニュージーランド合宿でおこなった6試合で印象に残っている試合は?
山村選手 チームが戦った6試合の中で3試合に出場しましたが、Aチーム2戦目のベイオブプレンティB戦ですね。前半7-0のリードから相手にポンポンと2本取られて苦しい状況になった。でも、後半は粘って自分達のラグビーができたことが結果に繋がりました。集中を切らさなかった、気持ちを切り替えられたというメンタル的な部分も含め、6試合を通じそれぞれが成長しているという手応えを掴んだと思います。ただ、最終戦の対ノースハーバーB戦は、出だしがよかっただけに、イージーなミスで向こうに持っていかれた流れを最後まで取り戻せなかったことは、課題として残りましたね。しっかりと修正していくことで、チームはまたひとつ成長すると思っています。

―― 春シーズン、ジュビロはフォワードの強化に多くの時間を費やしてきましたが、研修から帰国した7月、山村選手の目に映った今年のフォワード陣の印象は
山村選手 春、自分が一緒に練習できなかったという不安より、どれだけすごくなっているのかという、楽しみの方が大きかったですね。研修から帰国してすぐ、他チームとのスクラム合同練習へ出かけましたが、想像していたよりみんなが強くなっていて、これは自分も負けられないと思ったし、フォワードに対し春から時間と力をかけて積み上げた成果を肌で感じました。
山村選手

―― 今シーズンは、試験的ルールの導入(ELV)もあり、その中で俄然スクラムに注目が集まりそうです
山村選手 試験的ルールが導入されるから、スクラムが重要視されるというのではなく、ラグビーにおいてスクラムはいつも重要な役割を持っています。ただ、新ルールで5メートルバックする。それによってバックスを活かすために何が必要か。ジュビロは非常に高い能力を持つバックスラインなので、安定したボールを出せば必ずいいアタックをしてくれる。フォワードが安定した、活きたボールを出す。これが基本中の基本ですね。

―― では、山村選手にとってスクラムとは
山村選手 一言で表すことは難しいです。口下手ですが僕にとって“スクラム”は、譲れないもの。まず1番がスクラム。自分がトライをしてもチームが勝っても、スクラムがよくないと何かこう、心に引っかかるものがある。それは、僕だけではなく、プロップの選手誰もが持っている気持ち。そして、どのポジションも同じようなこだわりを持っていると。ただ、その中でもプロップがスクラムにかけるこだわりと想いは、他より群を抜いていますけどね。

―― 山村選手がこだわる“スクラム”、それを支えているものは
山村選手 スクラムにこだわる気持ちと、高校・大学・社会人とこれまで歩んできた積み重ねでしょうか。基礎的なこと、鍛えてきたウェイトやコア、いろいろなコーチと出会う中で教えていただいたこと、自分が経験してきたことを含めた練習。あとは、よく高校時代から変わらないと言われますが、ラグビーに向き合う姿勢。そして、強くなりたい、そういった気持ちを変わらず持ち続けること。それが、ジュビロのキャプテンとして、今の僕に求められていることだと思います。

―― キャプテンといえば、元オールブラックスでキャプテンを務めた経験を持つ、ルーベン・ソーン選手が同じチームでプレーします
山村選手 ルーベン、ローリーといったトップレベルの選手達が同じチームにいる。ワークレートの質も高く、コメントもずばりという感じで、一緒にプレーしていて本当に心強く頼もしい。彼らは多くを語るわけでもなく、例えばランニングとか黙々と走っている。でも、その存在感の大きさに刺激を受けるし、日本に居ながら世界に触れることで本当にいい経験を積んでいる。ラグビーに対する真摯な態度や、普段の行動からも見習うべき点はたくさんあります。

―― 今シーズンにかける熱い想いとファンへのメッセージをお願いします
山村選手 9月7日の開幕戦から、2月の日本選手権までの長いシーズン、まず先を見るよりも目の前の一戦一戦をしっかりと戦う。その先にチャンピオンチームという栄冠があると思います。開幕のクボタ戦に全てをかける。そして勝って磐田に帰ってきたい。
今年も是非、試合会場でジュビロへ熱い声援を送っていただきたいです。そして、歓喜の瞬間をともに分かち合いましょう。
山村選手
文:清水良枝

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