日本の「良さ」の発見の為に
日本各地の港を巡る。

「医者」という激務を癒す、思い切り気ままなオフ時間。

※インタビューシーンはマリーナ停泊中のキャビン内のものです。走行中はウエストベルトタイプのライフジャケットを着用しています。

奈良県で3つの病院を経営する沢田さんは、日本の原風景・食・文化の素晴らしさを発見するため、年に数回4日~1週間の休みを取り、瀬戸内・九州・四国の港をイグザルト36で巡る。

30年以上前から、遊漁船で釣りをしていましたが、遊漁船の船長って結構言葉も荒い人が多く、「こんな事も出来ないのか!!」などと怒られたりし、これは自分で免許を取ってマイボートで楽しむしかないかな、と感じ1990年にまずはボート免許を取得しました。
そこからしばらくはペーパードライバー状態のままでいたのですが、10年程前に、先輩の医師に誘われてヨットに乗せてもらい、自分のボートでマリンレジャーを楽しむ夢が膨らんできました。
2009年に新西宮ヨットハーバーで行われたボートショーで、ヤマハの営業の方に勧められ,26フィートの輸入ボートを購入しました。
芦屋マリーナで進水式をしたのですが、進水式の当日に、マリーナ桟橋の角にボートをぶつけてしまい、頭が真っ白になる思いをしました。
そこから約1年後に、イグザルト36と出会い、その操作性の良さにすっかり魅了され、買い替えを決めました。

離着岸も一人ででも全く心配なし。
IPSで思った場所にぴたりと寄せられる。

イグザルト36の素晴らしさは、女性的な、線の柔らかい斬新なデザインと、その機動性の高さです。私の場合、少人数でのクルージングを楽しむ事が多いのですが、12m、12トンの船を、IPSとGPSアンカーを駆使し、一人でも簡単に操船できるため、離着岸が全く苦になりません。
最初に購入した船は、26フィートで、スラスターも付いてはいましたが、強風時には、着岸に苦労をすることがありました。事実、船の引き渡し直後、離着岸の練習中に桟橋に船のお尻をぶつけ、周辺の人々から冷たい視線が注がれた苦い想い出があります。強風時の安定した航行を考え、大きなサイズの船の購入も考えましたが、一人で扱うには、40フィート未満が限界で、利便性が高いと考えました。実際、お盆のような夏の繁忙期には、大きな船では係留できる港が少なく、一方36フィートであれば、漁港や島の小さな桟橋でも、比較的簡単に係留を許可して貰える港が多いのが現状です。

今回は1週間の休みを取って、芦屋~広島~福岡~長崎のロングクルージング。
この日はお気に入りのクルージングスポットである「ハウステンボス」の花火大会を観賞。

クルージングの目的は「『海洋国日本』の良さの発見」ですね。
日本各地の漁港やマリーナに立寄り、その地でしか味わえない魚やお酒を楽しみ、また古い港町の風景や散策を楽しんでいます。
また、ボートから花火を見るのも楽しみの1つで、昨年は四国新居浜・関門海峡松山・日本海萩と3日連続で場所を移動し花火大会を海から観賞しました。
船から見る花火は、水面に映る花火と一緒に鑑賞でき、丘とはまた違った美しさを体験できますし、花火終了後の渋滞にも縁はありません。
この船は室内も快適なため、宿の予約の心配も無く、旅行の殆どを船中泊にしています。

瀬戸内の殆どの港は制覇。様々な港の想い出が蘇る。
「ここでしか買えない」という幻の焼酎が手に入るのもクルージングで各地を巡ることのメリット。「早く家に帰ってゆっくり飲みたい・・(笑)」

オフを楽しむ為のクルージングではあるが、
医者という職業柄、万が一に備え係留場所にも気を使う。

休日は大阪湾周辺のデイクルーズが中心ですが、それでも足の速いエグザルト(新艇は、巡航速度が30ノット)だと、芦屋浜から、広島、香川あたりまでは、十分日帰りも可能です。
年に数回のロングクルージングでは、停泊できる新しい港を探しつつ、まず朝一番西に向けて出航します。日頃は分刻みのスケジュールに追われていますので、折角の休日は、時間に追われないよう、敢えてはっきりとした計画を立てずに、まず、ふらりと西に向けて出航しています。そんな無計画な旅を可能にしているのが、やはり船のサイズと機動性にあると思います。IPSと36feetの組み合わせは抜群で、特に瀬戸内海の探訪には、間違いなくこのサイズがベストであると思います。
私は魚貝類が好物なのですが、見知らぬ漁港に立寄っては、近くの居酒屋や寿司屋を探し、新しい発見を堪能しています。
操船は95%自分で行いますが、万が一の時を考え、ロングクルージングの際には、専門のクルーの方に同乗してもらっています。プロと一緒だと、いざという時に安心できるのと、係留のできない港や岸壁、フェリー乗り場に一瞬寄せて貰い、私だけがボートから降りて街や島を数時間散策、という事も可能です。スタッフには、沖や湾内で待機して貰うのですが、そういった際、GPSアンカーがスタッフのストレスを軽減してくれます。
職業柄、緊急で帰阪する事も想定し、週末の1~2泊のクルージングが多く、中国地方では、岡山、広島(観音マリーナ、福山ベラビスタ等)といった新幹線の駅近くのマリーナを、また九州では、空港近くのマリーナ(福岡マリノア、大分マリンピア武蔵、長崎ハウステンボス等)を重宝しています。
まだ暫くは現役を引退できませんので、ボートを置いて私だけ帰り、週末にまた船に戻るというケースも多く、天候と相談しながらクルージングを楽しんでいます

クルーが居れば、岸壁で降ろしてもらう事も可能。
ふらりと上陸した港町で朝市に顔をだすのも醍醐味の1つ。

ここハウステンボスは、長崎空港に近く、また大村湾は、湖の様に波静かな場所ですので、九州西部のクルージングの根拠地として活用しています。初代のイグザルト36の時には、ハウステンボスに半年程保管してもらい、ここを起点に五島列島や天草の島々を巡ったり、子供達とクエ突き漁を楽しんだりと、フル活用をしていました。

平成25年にエンジン馬力がアップ(330PS×2⇒370PS×2)したイグザルト36が出たので、早速見学に行ったのですが、担当者から買い替えを勧められました。
その際「いくつか我儘を聞いてもらえるなら買い替えても良い」と話したところ、あっさり即答され、商談成立となりました。
指摘した改良点は、1、燃料タンクの容量を増量。(150L増量により、可能時間が1時間強延長し、航続距離が35マイル延長。)2、貯水タンクの増量。3、後部リフトにジェットボートの搭載。4、サイドに目立たぬよう、手すりを敷設。(波の高い時の落水予防。)
※2017年9月時点「イグザルト36」の燃料タンク容量は標準で1,050リットルです。
また、新艇は、馬力アップにも関わらず燃費も向上したため、航続距離が広くなり、さらに安全性と機動性が向上し、以前にも増してさらに快適なクルージングを楽しめる様になっています。
サイズの大きなボートを勧めてくる方も居られますが、大きくなればなるほど、立寄りや係留の確保、経済的にも負担が大きくなる事は明らかで、出航の準備も面倒になり、船に乗る機会も減ってしまうと懸念しています。
私が船に求めるのは『オフの気ままな時間を自由に一人旅。』ですので、現在の私のライフスタイルにとっては、この船で全く問題はありません。デザインや内装にも不満はなく、停泊していても食事会やワイン会でも活用でき、また冬には釣り船にと、フル稼働をしています。他社の同サイズの船にも乗せて頂きましたが、このイグザルトが最もバランスが良く、瀬戸内海を中心としたマリンライフには、最適のボートだと思っています。今後は、時間を見つけて、日本一周や、沖縄諸島方面へのクルージングに挑戦したいと考えています。