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YFR 実釣レポート

YFRの実釣レポートをご紹介します。

ビギナーオーナーが底もの釣りに挑戦!
YFRで楽しむ山形県・酒田のフィッシング&ボートライフ

YFRの実釣レポートは、山形県・酒田。2014年にボート免許を取得し、翌年5月、念願のマイボートが進水したばかりという初心者オーナーにご協力いただいた。
このYFRでガンガン沖釣りを……というのではなく、地元の美しい海に浮かぶことを楽しみ、また知人を乗せてその魅力を知ってもらいたいと語る。 取材ではタイラバを使った底もの釣りに挑戦。

ゲストが乗るので居住空間が広いフネを

安藤進さんは、2014年、勤めていた東京の会社を定年退職し、生まれ故郷の秋田県・象潟町(きさかたまち)に戻ってきた。野良仕事や漁師仕事を手伝う暮らしの中で、以前から欲しいと思っていた“自分のフネ”を手に入れようと決めた。

とにかく海とフネが好き、カーフェリーに乗るのも楽しいという安藤さん。これまでマイボートこそ持っていなかったが、フネは身近なものだった。

「小さいころは親父に連れられて、手漕ぎボートに船外機が付いたようなフネでよく象潟の海に出て、シロギスとか小さなマダイとかを釣っていたんです。東京で会社に勤めていたときも、伊豆大島や房総で釣り船に乗っていました」

生まれ故郷に戻って、自動車免許を取るために通った教習所の近くに、たまたまヤマハボートの販売店「ボートショップ酒田」があり、ここでボート免許を取得。

当初は2級免許だったが、飛島(酒田沖約20マイルにある島で、周囲は好釣り場)にも行ってみたいと、その後、1級にステップアップしている。

そしてボート選びだが、ボートショップ酒田の二瓶(にへい)満社長に最初に勧められたのはYF-24。安藤さん自身も納得して、YF-24を購入することがほぼ決まっていたそうだ。ところが、あとからカタログを見せてもらったYFRがいたく気に入ってしまい、結局、YFRを選んだ。

「お一人で、ちょこっと出られるならということで、YF‐24でお話をさせていただいてたんです。でも、お話をうかがっているうちに、ゲストがいらっしゃることが多くて、一人で乗られるのはあまりなさそうだと。使い方も、釣りもそこそこするけど、あとは気分転換に走ったり、ゆくゆくはちょっと遠出もしてみたいということでしたので、YFRを提案させていただいたんです」と、二瓶さんの話。

取り回しのしやすい船外機艇で、居住スペースが広く、ウォークアラウンドになっていて船内での安全な動線が確保されている点などが、お勧めポイントになったようだ。
「“安藤さん、コレいいんじゃないですか?”って見せられたら、もう戻れないですよ(笑)。キャビンに操船者を入れて4人座れて、トイレも個室になってるし、これならけっこう遠出もできるかなと。サイドの通路なんかを見ても、安全そうだなというのがありました。それに、現代的でかっこいいなあと思って。ゴツゴツしてなくて、なんとなく女性っぽい見た目が気に入りました。女性が好きなもんですから(笑)」

広い釣りスペースと外海でも安心の走行性能

進水は2015年5月。取材にうかがったのはちょうど2カ月後で、これまでに進水式を含めて4回出航したという。まだ二瓶さんが一緒に乗り、操船の手ほどきを受けながらではあるが、最上川河口に位置する酒田PBSから、自宅のある象潟の港にも足を延ばした。
釣りにも2回挑戦し、最初はオデコだったが、2度目にはキジハタなどの釣果があったという。ただし、まだ船頭役は二瓶さんにお任せ状態とのことで、今回の取材でも二瓶さんと、もう一人、同じボートショップ酒田のお客さまで釣り好きボートオーナーの齋藤洋(よう)さんにもアングラー役として同乗をお願いした。

午前中は風が強く、二瓶さんお勧めの酒田ラーメン(うまい!)で昼食を終えてから出航。酒田港を出るとすぐ日本海で、外海らしいゆったりしたウネリの中を走る。
「安定性がいいですね。エンジンも250馬力だから、余裕をもって4000回転ぐらいで走らせられます。これが200馬力とかだと、もうちょっと回して、けっこうストレスを感じる走りになると思うんですけど。燃費も思いのほかいいようです」と、二瓶さん。

カメラボートのSR-Xは時折ジャンプするようなコンディションなのだが(19フィート艇でこのウネリの中を無理なく走破できるSR-Xのポテンシャルもすごい)、波に合わせたスロットルワークにはまだ慣れない安藤さんの操船でも、問題なく走り切れてしまうし、乗り心地もすこぶる快適。初めてのボートに27フィートはちょっと大きすぎるかな?とも思っていたけれど、この走りを見せられると、そして港を出てすぐ外海というフィールド事情からも、大正解のボート選びだったのだろうと納得させられた。

ポイントに到着すると、安藤さんが船尾、齋藤さんが船首、二瓶さんがアフトコントロールステーションに陣取って、釣りを開始。スクエアバウで広い船首だけでなく、船尾側もモーターウェル両サイドがプラットフォームになっていて、腰のあたりまであるレールが設けられている。このスペースは非常に有効で、ジギングやキャスティングのようなサオを振り回す釣りがやりやすい。

安藤さんはタイラバ、齊藤さんと二瓶さんはジグとタイラバを併用。ボートは風に任せてドテラで流す。安藤艇はスパンカー(マストが低いタイプの「ローマストスパンカー」を用品オプション設定)を装備していないが、それでも風に対して真横を向き、船首がそれ以上落とされることなく流れていくので、並んで3人が出す釣りイトがオマツリすることもなく、とても釣りやすい。船尾の抵抗を減じたステップハルの効果もあるのだろう、これならスパンカーもよく利きそうだ。

午後からの出航で撮影などもあり、正味3時間程度の釣り。3カ所ほどポイントを移動して、一度だけ安藤さんのサオが曲がったが、残念ながらこれはバラしてしまった。

しかし後日、安藤さんと二瓶さんの2人でリベンジ釣行した際には、安藤さんがマダイを釣り上げたとご報告をいただいた。

故郷での安藤さんのお住まいは、海まで歩いて5分のところにあるという。朝起きて海を眺め、今日はよさそうだと思ったらパッと愛艇を出して、のんびりと遊びたい……そんな暮らしを計画している。

「釣りだけじゃなくて、友だちや仲間と一緒に乗って、このあたりの岸辺をぐるっと走って見てもらいたい。例えば鳥海山の伏流水が出ているところや、洞窟のあるところを探してみるとか、笹川流れっていう景勝地もありますからね」

次の週にはさっそく、岡山と愛媛の友人が訪ねてくるという。快適な乗り心地のYFRで、この地のすばらしい海を堪能してもらえることだろう。

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