King of Cruiserたる由縁

PWCの性能を語るうえで、おそらく多くのひとにとっては「最高速」と「馬力」がもっとも重要なファクターとなるのだろう。マリンジェットのフラッグシップであるFX-Cruiser SVHOは、高級感溢れるスタイリングもフラッグシップの名に恥じないもので、速さだけではない価値観を体現したモデルである。
あらゆる乗り物にスピードを求めるのは男のロマンでもある。それも魅力のひとつであることは間違いないが、速さだけがPWCの優劣を決めるかといえば、その答えは“No”。速度以外の走行性能はもちろん、水上での快適性やスタイリングなど、理想をいえばそのすべてが高められていてこそ、すぐれたPWCといえるだろう。
そんなPWCの優劣を決める要素が高次元でバランスしたPWCだ。

マリンジェット最大となる全長3560mmのハルは高い走行安定性を実現し、定員分のヒップサポートを備えるクルーザーシートは快適性を向上。
船体には超軽量素材Nano Xcel2を採用し、エンジンは250馬力を発生するSVHOエンジンを搭載することでフルサイズのハルとは思えない軽快性も兼ね備えている。
2017年にリリースされたGP1800は刺激的な走行性でマリンジェット「最速」の呼び声が高いが、FX- Cruiesr SVHOはクルーザーにおけるフラッグシップらしい「最上級」の走りといえるだろう。

手のひらを支えるような形状のパームレスト付きグリップは、ロングクルージング時の疲労を軽減してくれる。
シュノーケルセットやトーインググローブなどの濡れたものでも気にせず収納できるスターンストレージ

軽快な運動性能と高い安定性を両立し、乗り手にストレスを感じさせないその走りはキング・オブ・クルーザーと呼ぶにふさわしいものだが、最上級といわしめるのは走行性能だけではない。
RiDEやクルーズコントロールといった機能も充実しており、マリンジェットに採用されるすべてのテクノロジーがこのモデルにはつまっている。
近年では航続距離が伸びたことからロングクルージングを楽しむひとも増えたが、FX Cruiser SVHOなら心強い相棒となってくれるだろう。高級感溢れるスタイリングもフラッグシップの名に恥じないもので、速さだけではない価値観を体現したモデルといえる。

電動リバース&減速システムRiDEをはじめ、クルーズコントロールや電動トリムシステム、ノーウェイクモードなどの機能も充実。
気温、水温、コンパスの表示機能をもつマルチファンクション・ディスプレイはこのモデルだけの特別な装備。