ソルティライフ ソルティライフ
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イラスト・Tadami
いつでも潮気のある生活を過ごしたい。
MONTHLY COLUMN 海の男の心意気。ルールとマナーのこと
キャビンの棚 これもまた、“海”である「BLUE ZONE」
船厨 イクラづくりからはじめる美しい秋の丼
「鮭とイクラ丼(はらこめし風)」
海の博物誌 海流の原因は地球の形
Salty One Day Boating 館山のいかした一日
YAMAHA NEWS 「S-QUALO」デビュー/「UF-29F」デビュー/「EXULT36 Sport Saloon」グッドデザイン賞受賞/「マリン事業50年の歩み」記念サイト/イベントスケジュール
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MONTHLY COLUMN
 クルマの運転でもボートの運転でも、マナーやルールは大切だ。全員がそれを守ることで、はじめて全ての人が快適に、楽しくドライブやクルージングを楽しむことができる。
 僕は河川の河口に位置するマリーナを利用することが多い。だから出航前に桟橋で準備をしているとき、または帰港後に後片付けをしているとき、ボートが目の前を走りすぎていくシーンによく遭遇する。海に出る時間や帰ってくる時間はだいたいみんな同じだから、河川がボートや水上オートバイで混雑するのは当たり前なのだけれど、どうも減速をしない、一部のボートのマナーを無視した走りが気になる。ボートの引き起こす波は自分の考えている感覚よりも大きいものだ。
 桟橋にボートを繋いでいるとき、本来はとても安全な状態であるはずなのに、他船が起こす引き波でボートが暴れると、ときとしてデッキ上は修羅場と化す。ダッシュボードに乗せていたカメラや携帯電話がデッキに転げ落ちるならまだしも、ハルは桟橋に打ち付けられ、デッキから海に落ちるのではとひやっとすることもしばしばだ。ボートどうしを横抱きにしているときなどはもっとたちが悪い。
 係留されている他船のそばを通るとき「デッドスローで」というのは常識だが、肝腎の「デッドスロー」の感覚が人によって異なるのが問題なのかもしれない。「デッドスロー」とは引き波が起こらないほどのスピードだ。実際に100%引き波を消すことは無理だとしても、たとえば僕の利用するレンタルボートには「徐行は1000回転以下で」とシールが貼ってある。1000回転以下での保針は簡単ではないが、ぜひ守って欲しい。怒鳴られて他船に注意してもらえるならまだいい。実はそういうマナー無視のボートは、海をよく知るベテランのボーターやセーラーから鼻で笑われている。
 沖を走っていても嫌な思いをすることはある。つい先日の日曜日、東京湾をボートで走行中、左手に走行中のボートを確認した。オンコースでいけば互いに45度ぐらいの角度で交差する。こちらは21フィート、あちらはフライブリッジ付きの豪華クルーザー様だ。クルーザーはいっこうに進路を変える様子がない。そのまま同じスピードで行けば確かに向こうの方がこちらの前を横切ることになる「かも」しれない。だが、船足はこちらの方が速いのだ。こんなところでチキンレースをするのもはばかれるので、やむなく早めに舵を左に切り、僕が行き会い船のスターンを目指し、減速した。結局、僕の乗ったボートは最後までスピードを落とさないクルーザーの、とてつもなく大きな引き波に揺らされて、同乗していた美人クルーはあやうくデッキに転げそうになった。彼女は容姿に引けを取らない麗しい性格の持ち主だったので、思わぬアクシデントに楽しそうにはしゃいで、笑って許してくれたが、怪我でもさせていたらと思うとぞっとする。
 クルマにしてもフネにしても、ルールというものはそれなりの理由があって、守っていれば事故が防げるように工夫されている。加えて、特にクルマよりも歴史のあるフネの世界には、ルールばかりでなく船乗りとして互いに認め合い、相手のシーマンシップを信頼し合う習慣がある。
 セーラーでもあるニュースキャスター・木村太郎氏によるコラムで「真実のほどは定かでないが」と前置きのある挿話を記憶している。余白の都合で正確な引用は省かせていただくが、次のような内容だった。

 『セーリング中のヨットが横須賀沖で米海軍の空母と行き交うような形になりそうだった。本来、ここでは帆船に優先権があり汽船の空母が進路を譲るのがルールだが、大型船が避けるのは大変だと判断したヨットは国際VHFを使って空母と交信した。
 「こちらのヨットが視認できるか」、空母曰く「確認した。そちらに優先権があることを承知しているが、貴ヨットに進路を譲ってもらえると非常にありがたい」これに対して「了解。ジャイブをして貴艦に進路を譲るが、それにはスコッチ1本を必要とする」とヨット。「その件了解、感謝する。ボンボヤージ」と空母が返す。それから数日後、ヨットの母港であるマリーナにウィスキー1ケースが空母の艦長から贈られてきた』

 この話が嘘か本当かは問題ではない。本来、海の男というものは、こんな話をたやすく信じることのできる感性を持っている。海には、船の種類、大小を問わず、船乗りの「心意気」を通わせることのできる世界が当たり前のように存在する。そして僕は、まだまだ未熟ではあるけれど、自分もそんな世界の仲間入りがしたいと常々願っている。たとえレンタルボートの船長であってもだ。
 相手を思いやらないルール、マナー違反などはもってのほかである。


田尻 鉄男●たじり てつお
外洋帆走部に所属しクルージングに明け暮れた大学生活、1年間の業界紙記者生活を経て、88年、プロダクションに入社。以来、日本のボーティングシーン、また沿岸漁業の現場を取材してきた。1963年、東京生まれ。



キャビンの棚
 「BLUE ZONE」
 著者/篠宮龍三
 発行/牧野出版
 定価/1500円(税別)
 フリーダイビング。アプネアとも呼ばれる競技で、閉息潜水、つまり、エアタンクなどを使わず、素潜りでどこまで深く潜ることができるかを競う。有名なダイバーとしては、かつて、ジャック・マイヨールが活躍した。映画「グラン・ブルー」のモデルとなったことでも知られ、日本通だった。彼が人類史上初めて素潜りで100メートルを超える記録を作ったのは1976年だった。
 篠宮龍三は、奇しくもその年に生まれた日本人初、現在でも唯一のプロ・フリーダイバーである。ジャック・マイヨールに憧れてはじめたフリーダイビングだったが、2009年についにジャックマイヨールの記録を超え、現在は115メートルというアジア記録を持っている。
 小欄は以前にその道の先駆者であるジャック・マイヨールの「イルカと海に帰る日」を読んだことがある。フリーダイビングという未知の世界に惹かれ、彼の気高く優しい精神性に引き込まれたが、と同時に得体の知れない息苦しさや恐怖感も感じた記憶がある。ところが、篠宮龍三から伝えられるフリーダイビングの世界は、なぜかそれを感じさせない。パーティで出会うなど、その人柄に直接触れたせいもあるかもしれないが、とにかく明るいのだ。そしてかっこいい。
 様々な形で海に関わっている人がいる。ボート、ヨット、サーフィン。どの世界でも対象と一体となることはその人たちの夢かもしれない。風と一体になる、波とひとつになる。篠宮龍三は「海と解け合うことが理想のダイブだ」という。さらに彼がフリーダイビングを通してやりたいこと、伝えたいことを知るにつれ、その思いを共有したいという思いに駆られる。それは深海という特異の世界にとどまることのない、海を愛する全ての人と共有可能なものだからだ。



船厨
 ソルティライフの編集スタッフの面々は、日本全国の海に旅することが多く、各地で旨いモンに遭遇している。出張の際はさすがにボートで当地まで行くわけに行かないから、電車や飛行機を使うのだけれど、そんなときお世話になるのが空弁や駅弁だ。イカめし、サバ寿司、穴子飯などなど、各地の海のそばで出会うそれらの弁当はいずれも美味にして、ありがたい存在だ。そしてそんな弁当の中でもスタッフに人気なのが、東北地方の「はらこ飯」である。
 はらこ飯とは、鮭とイクラを使った東北地方や越後地方の郷土料理。調べてみると宮城県のなかでも南部の亘理に伝わるそれは、鮭の煮汁でご飯を炊くため茶色なのだとか。同じ宮城でも北部の気仙沼地方では普通に白米を用いることが多いため白色。わたしたちが、ちょくちょく仙台駅でお世話になるのはご飯が茶色だった気がする。おそらく亘理のはらこ飯がベースとなっているのだろう。
 鮭はご存じのように「あきあじ」とも呼ばれ、秋刀魚と並んで秋を代表する味覚である。
 秋を感じたくなって、はらこ飯“風”の丼モノを作ろうと、新鮮な筋子を手に入れ、せっせとイクラづくりに励む。手間はかかるが、筋子から美しい朱色に光るイクラをつくるのは楽しいし、何よりも達成感といおうか、自作ならではの満足感に浸れる。そして安上がりだ。
 鮭を煮てその残った煮汁を混ぜてご飯を炊く。今回は土鍋を使った。手作りの醍醐味は好きな素材を好きなだけ盛りつけることができるところ。もったいぶらずに、鮭はほぐさずに、イクラは好きなだけたっぷりと。豪快だ。そして食べるのがもったいなくなるほどの美しい出来映えにうっとり。最高の秋を迎えることができた。
「鮭とイクラ丼(はらこめし風)」(4人分)
●材料
生鮭 4切れ、生筋子 1腹(いくら醤油漬けでも可)、米 3カップ、醤油、酒、みりん適宜
●作り方
1)米は研いでざるにあげておく
2)生鮭は水カップ1、醤油大さじ4、酒大さじ2、みりん大さじ2をあわせた煮汁で煮る
3)生筋子はボールに網を乗せ擦るようにしてほぐし、塩大さじ1を入れた60℃ほどの湯に入れ洗い、ざるにとる。塩大さじ1を振り掛け泡がでて来るまでゆすり、水を流しながらよく洗う。 醤油大さじ2、酒大さじ1、みりん大さじ1を合わせた汁に漬けておく
4)鮭の煮汁を大さじ3~4杯、好みで加え、水3カップを入れ米を炊く
5)炊きあがった米を丼に盛り、鮭をのせ、3)のいくらをたっぷりと添える。好みで刻み海苔などを添える



海の博物誌
 海流。海の水はなぜ流れるのか。ミステリアスでロマンチックなテーマであるにもかかわらず、そんなことを疑問に思う人は少ない。
 そもそも海流の研究が始まってからわずか100年あまり、人工衛星と高性能コンピュータのおかげで、世界の海のデータを集め、シュミレーションができるようになったのは、20年ほど前のことである。
 こんな具合なので、海流の仕組みについてもまだ研究中。細かな点は次々に書き替えられているが、海流の原因は、おおまかに次の5つと考えられている。
 1)風 2)海面の傾斜 3)海水の密度の差 4)気圧の差 5)海水が他に流れた後を補うために起きるもの─この中で最も強く働くのは風である。なかでも赤道を中心にして南北にある貿易風と偏西風の影響が大きい。
 その風が起きるのは、地球の大気の暖まり方に差があるためである。地球が丸いため、赤道近くでは太陽の熱を強く受けて気温が上がり、極近くでは逆になる。そこで風は極から赤道に向かって吹き出す(地球の自転の影響を受けて向きが変わる)。その風が海の水を押して海流を生む。したがって、地球が丸いから海の水は流れる、ということになるのだ。



Salty One Day Boating
 朝の6時。前線の影響で少し風は強いがよく晴れていた。東京はもちろん、千葉県の中部でさえ強い雨が降っていたことを思えば、奇跡ともいえる天候だ。静かな船形漁港に係留されたYF-23にタックル一式を積み込み、一通りの点検を済ませると舫を解き、ゆっくりと港を出た。


●鏡ヶ浦と呼ばれる静かな良湾

 館山湾は、千葉県の館山市、南房総市に面した湾で東京湾の港口に面した静かな美しい湾だ。南には洲崎の灯台が見える。西に開いた湾は三方を陸地に囲まれ、冬をのぞいてはいたって静かな海となる。この日も前線の影響で南の風が強い一日だったが、館山湾内は波も高くなく、ボーティングには絶好の一日となった。
 前日、仕事を終えたのは22時。最後のメールを送って都内のオフィスから館山にクルマで直行してやってきた。首都高、アクアライン、館山道。終点となる富浦ICから船形漁港まではあっという間である。現地に着いてからステーションワゴンの後部座席をフルフラットにして快適な睡眠を充分にとり、朝を迎えた。
 自分としては初めて利用する館山湾のシースタイル。とにかく風の割に波が穏やかでとても気持ちがいい。出港後、まず出会ったのは魚ではなく、偶然にも大阪から横浜へ往復航海中の帆船「あこがれ」だった。湾内に停泊中で美しい姿を朝日に輝かせていた。実はこの航海に以前から興味があって、訓練に応募しようかどうか、本気で迷っていたのだ。前日に横浜から清水へと航海する予定だったとの情報はあとになって知ったのだが、おそらく前線の通過を待つために館山湾に避難していたのだろう。この館山湾がいかに良湾かを物語っている。まるで鏡のように静かな海面を湛える─別名・鏡ヶ浦と呼ばれる所以なのだ。

●釣れなくたって楽しいのだ

 さて、今回の目的はいつもの通りの釣り。実は青物が欲しかった。いろいろ調べたのだが、運が良ければシイラ、カツオが狙える。駄目ならジギングでイナダか─。そんな軽い気持ちで湾内をうろうろする。ところが、思った以上に苦戦を強いられた。シイラのつきそうなポイントを探し出し、キャストを繰り返すがいっこうに魚の気配はない。鳥の動きに目を配り、潮目を探そうと海面を見つめ続けるが、それも駄目。切り替えてジギングを試みポイントを探すがどれもうまくいかない。
 やはり初めての釣り場、ガイドなしで沖釣りを楽しむのは無謀だったのだろうか、と思ったのだが、何の気になしに積み込んだシーバスタックルに目がとまる。
 以前、プロのフライフィッシャーの師匠から「フライをやるときはフライのタックルしか持ってくるな、ルアーとフライと両方持ってくるからいつまでたってもフライが上手くならない」とおしかりを受けたことを思い出すが、やっぱりなにか釣れた方が楽しい。
 シーバスならなんとかなる。最近は水面を見れば海中に潜むシーバスの食い気のほどや、そのたたずまいまでわかるようになってきた(つもりでいる)。ボートで岸寄りに移動。すると「いかにも」なシーバスのポイントが所々に存在することに気づいた。釣果はご覧の通り。とにかく「食べられる」魚を釣ったことに満足だ。
 というのは、館山にはこの後、もう一つお楽しみがあるから。ホームマリーナの高尾商会さんに教えてもらった和食屋さんで釣魚を調理してもらえるのだ。青物に手も足も出なかった悔しさなどすっかり忘れ、この旨そうなセイゴをいかにして食すか、嬉しい悩みで頭をいっぱいにしながら深田漁港へと針路をとった。帰港は正午。
 それにしても、と思う。自ら操船して釣りをするのは最高だ。今回もターゲットには見離されたが、獲物を探して海の上を走っていた6時間はいつもどおり、最高の気分だった。こればかりは、乗り合いの遊漁船では決して味わうことはできない。


取材協力
高尾商会
●〒294-0056 千葉県館山市船形1044
●TEL: 0470-27-2170
●ホームページ: https://marine.yamaha-motor.jp/Sea-Style/Common/Marina_Common.asp?marina_cd=80395072




レポート:田尻鉄男(たじり てつお)

静かな朝。船方の漁港より出港
沖に出ると帆船「あこがれ」の雄姿に出会った。得した気分
シイラやカツオ、イナダなどを求めて沖をさまようが気配はなし
シーバスならお任せ!狙ったポイントで立て続けにヒット
サイズは60センチにもとどかなかったが魚体が美しい。食って旨いサイズ
本日チャーターしたのはYF-23。快適なクルーズ&フィッシングが楽しめる
高尾商会さんから教えてもらった
「季節料理 こみや」
(TEL:0470-27-3635)。魚を持ち込む場合は1時間前に予約。昼食も。定休は祝日を除く水曜日。この日はセイゴの刺身、唐揚げ、バター焼きなどフルコースを楽しんだ
船形から館山の中心部へ向かう途中にある温泉「里見の湯」。ゆったりと寛いで帰路についた


ヤマハニュース

クルージングボート「S-QUALO」デビュー
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/boat/cruisingboat/s-qualo/

フィッシングボート「UF-29F」デビュー
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/boat/fishingboat/uf-29f/

サロンクルーザー「EXULT36 Sport Saloon」グッドデザイン賞受賞
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/boat/bigboat/exult36ss/

「マリン事業50年の歩み」記念サイト
ボート、ヨット、ジェット、船外機などヤマハマリン事業の歴史を紹介します。
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/history/

ニューモデルを見に行こう!「イベントスケジュール」
試乗会や展示会などマリンイベント情報をご案内いたします。
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/event/schedule/


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 スポーツの秋です。ヤマハ発動機が様々なスポーツに関わっているのをご存じですか? 元々ヤマハのサッカー部を前身とするJリーグのジュビロ磐田。ラグビーのトップリーグにはラグビー部に所属する社員たちがヤマハ発動機ジュビロとして参戦し、熱い闘いを繰り広げています。成績が大切なことはもちろんですが、サッカー、ラグビーとも、選手たちは一戦一戦、その瞬間において観客の人々と感動を分かち合いたいと願って闘っています。海に行けない週末など、ぜひ注目、応援してください。(編集部・ま)

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