NMAX

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乗ることに誇りを抱かせるスタイリング

NMAXの横で時間を気にしていた。機械式ムーブメントをもつ自慢のクロノグラフ。お気に入りのインデックスも繰り返し見ているうちに少々飽きてきた。レザージャケットの衿を立てて首をすくめ、高揚する気分を落ち着かせる。

―――午後8時50分、まだ冷たい風が吹く季節だ。澄んだ空気のなかでビル灯りが宝石のようにきらめき、それがNMAXのフロントマスクに映り込んでシャープで立体的な造形をさらに強調している。

僕はまだ真新しいブーツの踵を鳴らしながら歩き、少し離れた場所から愛車を眺めてみることにした。

13インチタイヤとセンタートンネル構造の車体がスポーティな素性を物語る。半光沢シルバーのパネルで彩られたサイドビューはNMAXがMAXシリーズの紛うことのない系譜であることの証明だ。見晴らしが良く、いかにもクッション性の高そうなタンデムシートがそこに座るべき相手を僕とともにじっと待っている。

NMAXのスタイリングは押し寄せるようにそびえる都会のビル群にあっても、その存在感をいささかも失うことがない。凛とした佇まいは図らずも僕に勇気を与えてくれた。

大きく息を吸い込んでジャケットの袖をまくると時計の針は約束の時間を指していた。

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大人の時間を与えてくれる125㏄スクーター

同級生だった彼女が赤いライダースを羽織って目の前に現れた。共通の友人を介した卒業以来の偶然の再会。お互い独身同士だったことから意気投合し、一緒にナイト・ツーリングをすることになったのだ。好奇心に満ちた瞳で僕とNMAX を見つめる彼女。僕は緊張を押し殺してわざとぶっきらぼうにヘルメットを手渡した。

なれない手つきでアゴ紐と格闘する彼女を助け、タンデムシートへとエスコートすると僕はいつも以上に丁重にスロットルを開けてマシンを発車させた。

アルミ鍛造ピストンとアルミ製ダイヤキャストシリンダーを採用する"BLUE CORE”エンジン。可変バルブ機構をもつこのユニットはごくスムーズに加速し、タクシーがひしめく夜の市街を滑るように走る。

コーナー、交差点、そして信号……。NMAXは新設計された高剛性フレームによって、そのひとつひとつを上質な感触を保ったままクリアしていく。ブレーキを強めに握っても進路が乱れることのない、がっちりとしたフィーリングを僕はとくに気に入っていた。

信号待ちで振り返ると、フローラルのわずかな香りがした。
彼女は自然な笑顔を浮かべながら「バイクってとても気持ちがいいのね」と言った。

液晶マルチファンクションメーターのオレンジ色のバックライトが夜気に溶けていく。5個目の交差点を曲がるときらびやかなイルミネーションが続く目抜き通りへ。
ふたりのヘルメットシールドの上を光の粒子が走馬灯のように流れる。

あの日から10年。僕たちふたり、そして125㏄スクーターは立派な"大人”になった。

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NMAX

MAXシリーズのスタイルを125ccに展開したグローバル・プレステイジ・シティコミューター。国内モデルとして初めて“走りの楽しさ”と“燃費・環境性能”の両立を高次元で具現化した“BLUE CORE”エンジンを搭載。

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