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55mph - 「レストア・ミニコラム」 Vol.5 バフ研磨の再現について

コミュニケーションプラザで展示されている歴史車両たち。そのレストアに秘められた「こだわり」を紹介、解説します。

クランクケースやフロントフォークのアウターチューブなどの表面にはバフ研磨が施されていることがある。当然、レストアではこの再現にも細心の注意が払われる。バフ研磨は研磨剤を塗布しながら布や研磨輪(バフ)で磨くという表面処理加工の一種である。長い時間をかけて徹底的に行えば最終的にピカピカの鏡面状態となるが、それはコストの制約のなかで生産された市販車の雰囲気とは非なるものだ。新車状態のバフ研磨というのはわずかにバフ目が見える程度に磨かれ、そこに薄くクリアが吹き付けられているのである。

コミュニケーションプラザ

「過去・現在・未来」と「コミュニケーション」をキーワードにしたヤマハ発動機の企業ミュージアム。館内には最新モデルのほか、それぞれの時代を彩った市販車やヤマハファン垂涎のワークスレーサーなどが当時のままの姿でずらりと展示されている。3階にはソフトドリンクや軽食を楽しめるカフェスペースが用意されてるので、ツーリングついでに立ち寄るのもおすすめだ。開館日などの詳細は下記リンクより。

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