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Vol.4 タンデムde出張ビストロ「神秘の鳥」うずらを求めて

モーターサイクル・デ・フレンチ ツーリングで全国食材探しの旅

2005年7月 取材

メチャメチャ格好良くない?

ボンジュール、梅雨も明け、日差しが頭皮に痛い季節になりました。いかがお過ごしでしょうか?ヒルマン佐藤です。
さて今回は、愛知県田原市の「クウェールコスモス」さんに、“タイデスうずら”を見学に行ってきました。しかも、美しい女性とタンデムで!
題して、『タンデムde出張ビストロ“神秘の鳥”うずらを求めて』。
いやはや、今回も楽しく、ためになりますよ~。ではでは、ボナペティー(美味しく召し上がれ!)
 
今日の相棒は、Y’S GEARのフルカスタム車。パールホワイトのボディー、流れるようなライン、気品を感じさせるその面持ち。ローアンドロング、アーバンクルーザー“マグザム”。カッチョイ~!オーディオキットまで付いて、ゴキゲンだね。
 
美しき女性パッセンジャー・久原聖子(きゅうはら せいこ)さんを迎え、いつもと違った花のある旅。久原さんは、私の店・ヒルマンのお客様でもあります。
 
「こんにちは、 “ヒルマン佐藤”さんの大ファン、久原です。食探しツーリングにお招きを頂き、とってもhappyです。今回は、実は私も狙っているヤマハ マグザムでのツーリング。 さらに、美容にも良い!!うずらの卵を使った “ヒルマン佐藤”さんのフレンチ料理を頂けるという、ダブルhappy企画です。 光栄!!普段スタイリスト、コーディネイターとして仕事をする私ですが、GOODな刺激を受けそうです。 うずらの卵にはヒアルロン酸がたっぷり含まれていて、美容にいいなんて…知らなかった…。美味しくって、肌にいい!!嬉しい限りです。女性の皆さん、必見ですよ!!」
 
気合いの入ったコメントをくださった久原さん。いいですね~。
でも、今日の目的地は私の自宅から一時間もかかりませんから、楽しくのんびり行きましょう!
お昼は、お題が『出張ビストロ』ですから、野外でお料理もしちゃいます。やるからには、久原さんにバッチリ喜んでもらいますよ~。
 
湖西市の自宅から、お気に入りの農道を通りR42に出ます。早速、マグザムのオーディオキットに私のiPodを接続、ハンドルに付いたスイッチをオン!35W×2の防水スピーカーから、私のお気に入りが流れ出します。良い音!
ライディングしながらの音楽は、景色や気分が不思議なほど変わるんです。車以上にね。ホント素晴らしいですよ。

リアボックスはワンタッチで取れるから便利! フルフェイスのメットが2個も入る大きさだ

このマグザムは完全にタンデムを意識した設計で、パッセンジャーがより快適にクルージングできるように開発されたモデル。
随所にアイディアや装備がちりばめられているんですよ。実際乗ってみてどうですか?久原さん。
 
「ワイドなシートの座り心地が良いですね。クラブバーバックレストがついているので、 とても安定して乗っていられます。ローダウンしてあるから、 乗り降りがスムーズ。 私も普段バイクに乗っているんだけど、後部座席の走行は 想像以上に乗り心地が良くて、気持ちがいい!! (自分で安全確認が要らないので風と風景を存分に楽しめる) ホント最高です」
 
なるほど。かなり乗り心地が良さそうですね。ライディングしている私には分からない部分です。
 
私も運転していて、一人で乗っている時とタンデムの時とのハンドリングの違いのなさには感心しました。
すごくバランスがいいんです。低重心が安心感を生み、気持ちに余裕が出ます。エンジン特性もセカセカしていなくて、まさに大人の気分って感じ。
しかし高速域はパワフルでグングン加速するから、高速道路でも楽しそう。
それから、このマグザムのデザイン、目立ちますね~。みんなの視線が痛いっ!

初めて来た場所ですが、不思議なことに見た瞬間「ここだ!」と感じました。

てなことを感じてたら、あっという間に『クウェールコスモス』に到着。ちょうど渥美半島の真ん中あたりの場所かな。
ここは、養鶉業(ようじゅんぎょう)うずらを独特の手法で育て、こだわりの卵と肉を産出しています。生産者は河合章幹さんと奥様の久美子さん。
早速、説明を受けながら、施設を案内していただきました。水、餌、鶉、ひよこ、と順番に見学して行ったのですが、勉強になることばかり。
うずらは、エネルギッシュな生き物だと知りました。そして“タイデスうずら”は、想像以上に奥が深いものだったのです。

飼料に微生物、ミネラル他を混合、攪拌し、二昼夜寝かせて養生させます。

河合さんの理論をもとに、すべてにこだわり抜いて飼育されているうずらは、現在6万羽。
何にこだわっているかというと、まずは餌。今の畜産は、経済効率を優先させたため、高カロリー低コストのエサを使い続けています。生き物が本来食べていたものとは、かけ離れたものを食べているんです。それでは生き物が健康でいられるわけがない。
河合さんは、森林の土の中にいる微生物をミネラルと一緒に培養し、穀物の多い飼料に混ぜ、自然に近いエサを作っています。これを長時間かけて攪拌し、さらに二昼夜寝かせ養生させて、科学性物質をとばし、うずらに与えます。
もちろん、肉骨粉や抗生物質、人工ホルモン、合成ビタミン剤、化学栄養剤などは一切使いません。
ビタミンは、微生物などを媒介として、岩石の成分であるミネラルからつくられるもの。自然界の営みの中で生まれるものなのです。合成したものからつくられることはあり得ません。

浸湿防水素材『サイバーテックスL』使用感は快適です

そして水。自然の中にある水は、岩場を流れることで岩石に含まれる成分とふれあって活性化しています。
河合さんは、それを農場で再現しようと思い、ミネラル磁気活性創水装置を開発し、汲み上げた地下水を活性化。数億年前の地球に存在した水と同じ、生命力あふれる水をつくっています。こうして、素晴らしく生まれ変わったエサと水は、うずらの体内で、不純物を取り除き、体外に排出する働きをします。
そして、この餌と水で育てたうずらを、種卵から農場で育て3世代。ようやく、健やかで生命力あふれるヒヨコが生まれます。そのヒヨコたちが育って、健康で栄養のある卵を産むんですね。

『クウェールコスモス』さんの周りには、夏の花がたくさん咲いていました。

徹底的にこだわったエサと水、そして健康なヒヨコ。だから、河合さんのところのうずら卵は、栄養価が高いのです。もちろん、健康な卵を産めるということは、肉も良質です。
それから、うずらの卵の薄皮には、多くの天然ヒアルロン酸が含まれていて、これが良質の化粧水にもなります。手作り化粧水キットも販売していると聞いて、自称コスメマニアの久原さんも興味シンシン。どうりで久美子(奥様)さんの肌がきれいなわけだ。かなり効果があると見た。

とてもよい出会いが出来ました、感謝します。

タイデスの意味は、地球の成り立ちと生命のサイクルを理解し、自然とともに生きる『人』を表す言葉。
河合さんとのお話は、ためになり、そしてショッキングでもありました。
興味のある方、自分や家族の健康に気を使う方、現行の農畜水産業の疑問を持つ方、あらゆる生産者の方々、ぜひお話を聞きに行ってみてください。それぞれ、自分たちがしなければならないことが見つかることでしょう。
 
お土産にうずらの卵や肉を頂いて、(お肉は8ヶ月に一度しか出荷されない、雄のうずら肉。宮内庁や特別な所にしか出回らないスペシャル!)『クウェールコスモス』を後にします。ありがとうございました!!もっとお話を聞きたいので、また遊びに行きます(近いし)。その時は、宜しくお願いします。
さようなら~~。

本日開店!『ビストロ マグザム』。いらっしゃいませ!!

て、ことで、再びR42へ。あー、腹減った。ランチにしましょう。
海の方に降りて行くと良さそうな場所を発見!さー、ランチだ、ランチ!腹減ったー!『出張ビストロ』の始まり、始まり~。
 
 
【本日のメニュー】
 
オードブル
ラタトイユ、“タイデスうずら”のゆで卵添え
 
メイン
“タイデス雄うずら”のソテー セップとトリュフのクリームソース
 
デザート
渥美半島のメロン
アールグレーと焼き菓子

まずはシャンパンをどうぞ。

それではお食事です。久原さんのお飲物は、グラス2杯分のミニボトル“パイパーエドシック ビバリーノ”私は、水のシャンパンと言われるペリエ。まずは乾杯~!
しかし、野外で頂く食事は最高!ですね。久原さんも大満足の様子で『出張ビストロ』大成功!

『出張ビストロ』の荷物も楽々収納。ほら、この通り!

今回マグザムに付けた45Lリヤボックスがあれば、相当の荷物が収まるね。二人で行動するなら、ぜひ着けたい装備です。
 
さて、少し浜名湖でも眺めながら帰りましょうか。そうだ!後ろに乗っている人と会話が楽しめる『道楽フォン2』を使ってみましょう。
使ってみて、凄く自然に話せるのにビックリ!ノイズもないし風切り音も少ない。これは良いね。タンデムには必要不可欠アイテムでしょう!煩わしさも一切ないので、個人的にも欲しくなってしまった。
途中、渋滞していてもイライラせず、お料理好きの久原さんと、食材の話などを楽しみながら、自宅までの時間を楽しめました。
 
あすの朝食は “タイデスうずら卵”で、卵がけご飯にしよう!
楽しみ、楽しみ。

河合さんはこんなにスゴい人!!
 
家畜商を営む長男として生まれた河合さんは、金沢大学理学部数学科に進学。大学院を卒業の後も、数学への探究心は尽きず、上京。日本医科大学の教授として教鞭を執りながら、東大の大学院で数学を追求していました。その頃は、折しも学生運動が盛んだった時代。河合さんは、そんな激動の時代を通ってきた、団塊の世代のひとりでもあります。
やがて故郷に帰って家業の畜産商を手伝うかたわら、昭和51年に8億円あまりをかけたプロジェクト『農業組合法人 地部道(じぶどう)肉牛組合』を設立。当時の田原町の予算規模が25億円だったということからも、このプロジェクトがいかに壮大なものだったかが想像できます。若干32歳の時です。
42歳の時には、宮崎県高城町からの酪農経営再建の依頼を受け、九州へ。30億円のプロジェクトを立ち上げ、成功を収めました。この間、河合さんの人生感を変える出会いがありました。ある高僧と出会い、仏法を通して「生きる」こと、「生かす」ことを知ったと言います。この時、農林技術官・石川長次郎さんとも出会い、農政や農業史などのことも学びました。 
再び故郷の田原市に戻ったのは、51歳の時。偶然にも豊橋養鶉農協再建の依頼があり、堆肥場の建設計画に携わることになりました。
ここで、自らの理論を実践しようと『クウェールコスモス』を設立することとなったのです。
現在、河合さんが提唱する理論に賛同する、さまざまな人々がここを訪れ、経営方法を学んで行きます。国境を越えて学びに来る留学生もいるほど。
「私の使命は伝えること」と言う河合さん。これからも全国、いや、全世界に“河合流”理論で、地球に、人に優しい食物作りを広めて行くことでしょう。

"ヒルマン佐藤"シェフの
これは覚えておくベシ!

◆ウズラとは 
キジ科の渡り鳥。春から夏に北海道から東北で繁殖し、寒くなると南に渡るのが一般的。
世界に約20種類のうずらがいるが、日本に生息するのは一種類だけ。人間とうずらのつながりは、旧約聖書にモーゼが食べる話があるぐらい古く、5000年前にはエジプトで食べられていたというほど。
日本では、江戸時代に「ウズラ合わせ」という、ウズラを巾着に入れて持ち寄り鳴き声を競う遊びがあったそうです。1920年代には、日本は世界でも有数の生産地でしたが、戦争でその伝統は途絶えそうになりました。そのとき、ペットとして生き延びていたウズラを豊橋の業者が譲り受け飼育を再開。今では愛知県は全国の三分の二を生産するまでに成長。全国で唯一ウズラ専門の農協もあります。
飼育されているウズラですが、鶏のように人間から改良は受けず、原始的な野生のまま、一切改良は加えられていません。ですから、『クウェールコスモス』さんのように育てれば、野生本来の力がみなぎるうずらが育つんですね。
 
◆美味しい食べ方
ヨーロッパではフルーツのソースを使うことが多い。塩・こしょうでシンプルに。炭火で焼いても最高!みりんや醤油でマリネしてから焼いてもいいし、今回の雄のうずらは肉質も柔らかくとても味も良かったが一般には出回ることがほとんどないそうだ。
 
◆相性の良いワイン
デイリーな“ぐびぐび飲める"タイプの赤がいいね。ソーダやトニックで割ったり、氷を入れて飲んでも美味しいよ。

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