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Vol.26 うなぎを食して元気鰻々の旅

モーターサイクル・デ・フレンチ ツーリングで全国食材探しの旅

2007年6月 取材

諏訪神社の諏訪信仰は、全国に広がる神道だ。

おもいっきり快晴!心地いい日差し、今日の相棒DS11鮮やかなブルーが際立つ。 今回の食材探しツーリングは『うなぎ』!バイクで旅をしていると日本各地でうなぎ屋の看板を目にするよね。うなぎが名物だっていう土地もよく聞く話。今日は私の自宅(浜名湖近郊)から目的地、愛知県一色町に向かいます。
高速道路を絡めながら、目的地まで2時間弱で着く予定のショートツーリング。このぐらいの距離なら風を受けて走りたいから、逆に大きなシールドは無い方がいい。乗り慣れたクルーザーDS11は今日もいい感じだ。
私の住んでいる浜名湖周辺のうなぎは全国的に有名だ。たしかにうなぎを食べさせるお店が実に多い。しかしながら、うなぎの調理法の好みは千差万別、それぞれ個人で好みや、ひいきのお店があるから、これまたおもしろい。日本でのうなぎを食す歴史は古く縄文時代から、万葉集の歌にも詠まれ、日本人の食文化に深く浸透してきた食材なのです。
世界的にもうなぎは食べられていて、お隣の中国、台湾、カナダやオーストラリアでもヨーロッパではドイツやベルギーもちろんフランス料理にも使います。古典的な煮込みに、テリーヌや燻製、色々な調理法がありますが、日本の白焼きや蒲焼きにかなう調理法は無い。素材がもっとも生きる調理法ではないのでしょうか、私は白焼きをわさび醤油で頂くのが一番好きです♪
 
さて、目的地の一色町に到着。早く着きすぎてしまったので、日本一の大提灯で有名な諏訪神社に挨拶がてら、お参りに♪
ひっそりと静まりかえった境内を、初夏の日差しの中歩くと不思議と心が澄んでくる。頭の中はからっぽ、何も思わず手を合わせる。今日は日差しが強く暑い、朝出かけるときは寒いぐらいだったのが嘘のようだ。
まだ時間に余裕があるから、少しお散歩、興味深い“さざれ石”や池の亀など、誰もいないお寺の境内での時間はふと、子供の頃を思い出させてくれた♪

『一色うなぎ』!威勢の良い文字だね~。

諏訪神社を後にして、時間通り、一色町うなぎ漁協同組合に到着。事務所に挨拶をすませ、隣接する加工場が有るので、折角だから見学させてもらう事にしました!
白衣に着替え長靴を履き帽子をかぶります。加工所に入る前に靴を消毒、衛生管理は徹底しています。
まずは、うなぎをさばく様子を見学。皆さん、見事な手さばきです。聞けば日に一人千本ほどさばくのだそうだ!こりゃ上手くなるな~、研修に来たいほどだ!(料理人としての血が騒ぐ)
う~ん見れば見るほどの手さばき見事だ、惚れ惚れしてしまう。

綺麗に洗われたうなぎは、隣の加工場に運ばれてゆく。

お次は、別室の焼く工程。オートメーションのガス式のマシーンがグルグル動いている。最初に人が綺麗にうなぎを並べると、両面ガスでこんがり焼かれてゆく。白焼きが終わると80度の蒸し工程で蒸される。つけ焼きを4回繰り返し出来上がり♪便利な世の中です。
うなぎは、ビタミンA,Eが多量に含まれる食品として知られています、美肌や夜盲症に効果のあるビタミンAは卵の8倍冷え性や老化防止、ガンなどに効果のあるビタミンEはチーズの6倍、最近話題のビタミンKも多く含んでいるのです。これらのビタミンが消化吸収されやすい状態で含まれているため、疲労回復、夏バテ防止に効果があるのですね。

涼しい顔して立ってるけど、サウナにいるような暑さ!

加工所の見学を終えて、一色うなぎ漁協組合が管理する養鰻池に場所を移します。養鰻池のハウスの中は想像以上に暑く蒸し風呂のよう、水温は27度ほどだそうだ。うなぎの養殖は水作りと言われるほど水と水質は重要なのですが、一色町の養鰻の特徴はこの水にある。通常は地下水を使うことが多い養鰻ですが、一色町では矢作川を水源として、限りなく天然に近い状況で養殖が行われています。うなぎの養殖と言っても卵から養殖してるのでは無く、
冬にシラスウナギを捕まえることから始まります。
その後ハウスに放し、朝晩のえさやりと適切な水質、水温管理と、一時も目を離すことは出来ません。p
知名度は浜名湖には一歩譲りますが、味、品質などはとても評判がいいのです。

焼きたてのうなぎは、格別なんだよね~。

さてお次はお待ちかね、うなぎを食べに行きましょう!
一色漁港にある『一色おさかな市場』内にあるうなぎ組合の直売所、味で評判の一色うなぎがお手頃値段で食べることが出来る!うなぎ一匹を使ったうな丼がお味噌汁とおつけ物が付いて1000円!もう一杯食べられそうだったが、ダイエット中だから我慢我慢。
おさかな市場には三河湾で水揚げされた新鮮な魚介類や名産のエビせんべいや野菜など魅力的なお店が集まっていて、観光客が絶えない場所だ。

うなぎTシャツを購入。胸には”鰻”の文字が。

港の周りをDS11でクルージング。港や漁港の雰囲気を十分楽しめた。一色町のアートが多数有る佐久島や大提灯、そして、美味いうなぎと魅力のある土地だ。いいところを見つけた、又遊びに来たいね。
帰りの道すがらヤマハな人に出会った、浜松にお住まいの'99 ロードスター臼井 克紀さん。こんな大人になりたいと思えるようなカッコイイ方、ご協力ありがとうございました!

"ヒルマン佐藤"シェフの
これは覚えておくベシ!

生態に謎の多いうなぎ。日本のうなぎは学名日本うなぎ(Anguilla japonica)アンギラ ジャポニカと言うそうだ、最近解ったのが産卵はマリアナ諸島西方沖のスルガ海山、卵から透明な柳の葉状のレプトセファルス幼生になり海流に乗って変態し「シラスウナギ」になり沿岸に流れ着く。シラスウナギは川を上りエビやカニなどを食べ、5~6月になり水温が上がるとクロコ(小さなうなぎの状態)になって上流をめざす。数年~十数年で、親ウナギとなって春~秋の間に川を下り2000キロ以上の長い旅をして産卵場所に向かうのです。ロマンすら感じてしまうね♪
日本人が年間に食べるうなぎは13万トン!その7割が輸入品、しかし、焼きたてのうまさを食べられるのは国産品だけだからね。どうせなら美味しいうなぎを食べましょう!
写真は自家製ベーコンを芯にうなぎをロールしムニエルにしたお料理。赤ワインのソースと相性は抜群ですよ。

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