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店頭売りが一番多いそうだ。食の本質・本物は、人から人へと伝わるのですね。

Motorcycle de French フレンチの達人 ヤマハモーターサイクルで食材探しの旅

Vol.48 初夏の風とSR、蔵人の魂に触れる旅

日本人にとって醤油は欠かせない調味料なのだが、
意外にもその歴史は浅く、一般に広く浸透して
行ったのは江戸中期頃から。
ルーツは、醤(ひしお)。
肉や魚、野菜などを塩や酒と共に発酵させたもので、
それが日本人の嗜好や
美味しさへの探究心で完成度を増し、
世界に誇る今の醤油のスタイルが
完成していったのである。
そして何と、私の分野であるフランス料理でも、
古い宮廷料理のレシピの中でソースのベースや
隠し味として醤油が出てくるのだ!面白いでしょ?
日本が鎖国の時代に、出島からヨーロッパ諸国に
かなりの量が輸出され、その品質の高さから
とても珍重されていたようだ。
日本の気候風土の中、醤油や味噌、漬け物に納豆、
日本酒などさまざまな発酵食品が、
私たちの生活の中で進化し食生活を彩ってくれている。
近代化の中で大量生産がもてはやされた時代には、
『栄醤油』さんも「時代遅れ」と
評価されてしまうことがあったそうだ。
しかし利益重視で大量生産、多角経営をして利益を
上げていった人たちは皆、廃業していったという。
『栄醤油』さんの場合、交通事情や諸々で
取り残された感のある地域だけに、
昔ながらのスタイルを変えるに変えられなかった
経緯もあるようだが、
結果的に「本物が残った」と言えるのではないだろうか。
『栄醤油』さんは店頭販売が一番多いそうで、
地域の人々に愛されているのがよく分かる。
「大量に買ってもらうより、価値を感じて
使ってくれるお客様を大切にしたい」という
深谷さんの言葉が胸に沁みた。
店先に出ると、使い終わった一升瓶を持った
おばちゃんが醤油を買いに来た。
そんな風景を見て、
「家の醤油はコレだよ!これがあるべき姿なんだよね」
と心の中で叫んだ私。
日本の偉大なる万能ソース『醤油』を、
皆さんも今一度見直してみては?

       
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