トラウマ幸子のオフロード劇場 日常点検「ネン・オ・シャ」編

整備士アキラの活躍によってセローの不具合箇所が直った幸子は、YRA大人のバイクレッスンに参加し着々と腕を上げているのだった！そんな中、今週末に迫ったツーリングに向けて準備をしているときに、整備士アキラから言われた日常点検のことを思い出したのだった！



幸子：
「そうだ、バイクの点検とメンテナンスに困ったら、ヤマハスポーツ車取り扱いのヤマハエリアサービスショップへ相談に行こう！」

整備士 アキラ：
「幸子さん、こんにちは！」
幸子：
「こんにちは！日常点検って、いつ何をすればよいのですか？」
整備士 アキラ：
「今日は日常点検のご相談ですね。日常点検とは、1年、2年毎の定期点検と同じで法令によって決められているんだよ。重要なのは日常点検は使用者自身の判断＝幸子さんの判断で適切な時期、例えばツーリングの前や給油のとき、また洗車のときなどに点検を行ってね、ということなんだ。」
幸子：
「私の判断で、てて点検！・・・ 無理 ～」

整備士 アキラ：
「そんなに心配することはないよ！日常点検については車両に付属している取扱説明書やメンテナンスノートに詳しく書いてあるよ。」

▼取扱説明書のダウンロードはこちら
「そんな日常点検の項目が、簡単に覚えられる言葉があるんだ。
それは『ネン ・ オ ・ シャ ・ チエ ・ ブ ・ ク ・トウ ・ バ ・シメ』です。」
幸子：
「何だか念仏みたいですね。」

整備士 アキラ：
「区切り一つ一つが点検箇所になっているんだよ。では、ひとつずつ確認してみよう。今回はネン ・ オ ・ シャ編だよ。」
▼セロー　日常点検　ネン・オ・シャ編　動画はこちら

「ネン」は、燃料
燃料の残量を確認します。燃料残量警告灯は、燃料残量が約2L以下になると点灯するんだよ。（セロー250の場合）
点灯したら早めに給油しましょう。燃料の入れすぎに注意！

「オ」は、オイル
エンジンオイルの量は適切ですか？　交換はしていますか？
　＜エンジンオイル量の点検＞
　・平坦な場所でエンジンを２～３分間アイドリング運転をします。
　・エンジンを止めて数分間待ちます。
　・オイル点検窓でエンジンオイルの量を点検します。

1.オイル注入口　2.フルレベル　3.ロアレベル　4.エンジンオイル点検窓

オイル交換は、新車購入後、初回のオイル交換時期は1ヶ月点検時または1000ｋｍ走行時、2回目以降は3000km走行毎または1年毎に交換する必要があるんだ。
（セロー250の場合）

「シャ」は、車輪（タイヤ）
タイヤの摩耗の点検
タイヤが摩耗していませんか？　
　・タイヤの溝の深さをウェアインジケーターで点検します。
　・ウェアインジケーターはタイヤの溝が0.8mmになるとあらわれます。　

タイヤの亀裂･損傷の点検
タイヤの接地面や側面に釘、石、その他の異物が刺さったり、はさまっていないか、異常な摩耗はないかを点検します。

1.異物(釘、石など)　2.亀裂、損傷

タイヤの空気圧の点検
タイヤの接地部のたわみ状態により空気圧が不足していないかを点検します。たわみ状態が異常なときや判断できないときは、タイヤゲージで点検し、適正な空気圧にしてください。

タイヤゲージで点検します。

この続きは次回！
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・トラウマ幸子のオフロード劇場 「セローの点検は進む！」編