ソルティライフ ソルティライフ
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イラスト・Tadami
いつでも潮気のある生活を過ごしたい。
ジャパンインターナショナルボートショー2014 入場チケットプレゼント 1000組2000名様をご招待 ご応募はこちらから
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多数のご応募ありがとうございました。

いよいよ開幕!「ジャパンインターナショナルボートショー2014」
Salty Lifeの読者の皆さまに抽選で入場チケットをペアでプレゼント!
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MONTHLY COLUMN 夢のある場所
キャビンの棚 洋風にこだわりたい一冊「SEA FOOD」
船厨 まだまだ熱燗が美味い季節 「ふぐ鰭酒」
海の博物誌 赤潮と青潮
Salty One Day Boating 大東京の海と食
YAMAHA NEWS 外洋型フィッシングボート「DFR」新発売/操船から釣りまで「シースタイル・マリン塾」のご案内/ヤマハボート免許オンライン教室「2級スマ免コース」で免許にチャレンジ!
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MONTHLY COLUMN
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 2月に入るとそろそろ春のシーズンも近づいてきて、週を終える度に気持ちがそわそわしてくるのがわかる。家で過ごす休みは1、2日であれば、道具の手入れをしたりと、なんとかしのげるものの、毎週末が休みとなると、どうも調子が狂ってくると言う海好きの同輩は意外と多い。
 3月に入るとボートショーが開催されて、マリンシーズンが本格的にスタートする。とはいうものの、ボートショーって、何? と思う方は意外と多いのではないだろうか? 3月6日(木)から開催されるジャパンインターナショナルボートショーは、国内外のメーカーやマリーナ、マリン用品などが一堂に集うマリンイベントだ。こうしたボートショーは日本だけではなく、欧米など各国で開催され、モナコやジェノア、マイアミなどは10万人以上の来場者を集めるボートショーとして知られている。
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ボートショーは、パシフィコ会場と横浜ベイサイドマリーナの2会場にて行われます。入場者は無料シャトルバスで両会場を移動できる他、今回はシャトルボートの運行(有料)も行われます。

 欧米のボートショート言えばビッグボートにV.I.Pの姿など、華やかな雰囲気が伝えられているが、その来場者のほとんどは一般のマリンファンであり、会場では目当てのボートを見に行くと言うよりも、マリンファンが一年のお祭りとして、夢のあるショーそのものを楽しんでいるように見える。
 日本でもこうしたマリンのお祭り気分が味わえるのはボートショーだけだ。ボートなどの最新のニューモデルからマリンウェア、航海計器、海図などを見ても楽しめるし、今回はシャトルバスと共にシャトルボートの運航を予定しているので、横浜クルージングを兼ねて両会場を訪ねるのもいいだろう。事務局に聞けば、PWC WORLDとして、PWCメーカーや用品販売が一堂に集まったブースを展開する他、プレミアム・マリンライフスタイルとして、魅力ある海とライフスタイルを結ぶブランドコーナーを展開する予定だという。例年以上に内容充実のボートショーが見られるようだ。
 潮気が抜けてそわそわしている、海の人たちへ。規則正しいマリンライフを取り戻すためにもボートショーに足を運んで見てはいかがだろうか?


山口克夫●やまぐち かつお
北は稚内から南は与那国島まで。3000m級の稜線から水深50mクラスのディープウォーターまでをフィールドに執筆活動を続ける。海よりも港の酒場が 好きな1972年、東京生まれ。



キャビンの棚
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『SEA FOOD』
発行:DK Publisher
著者:C. J. Jackson
発行日:2011年4月
ISBN:9780756675547
 家のことであったり、仕事の都合であったり、はたまた風が強すぎていたり、と、思い通りに海に出られない時。晴耕雨読のような生活をしている方や、料理にちょっと興味を持っている方にオススメの料理本。その名も【SEA FOOD】。いわゆる洋書の料理本というジャンルだが、細かい英語が分からなくてもおおよそにニュアンスと図解が豊富に掲載されているので、大まかな調理法であれば、ひととおり大丈夫。(気になる方はWEBの翻訳サービスで十分)
 蒸す、煮る、焼くといった調理法から、素材別の料理の仕方。さらに新鮮素材の見分け方など、初心者からでも十分に魚料理ができるように解説されている一冊だ。最近では日本でも男性対象の料理本や、素材別の調理集が書店の棚に置かれているが、図鑑と調理本が一冊になっているのも珍しい。調理の解説を見ているだけでもわくわくしてしまうほど、写真と解説がわかりやすくきれいにまとめられている。調理のレシピ集と言うよりも図鑑というほうが合っている。家で過ごす休日に、お勧めの一冊だ。



船厨
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 かなり熱めの燗から香ばしい湯気が立ち上る。火を入れ、軽くアルコールを飛ばす。中にはふぐの鰭。味わい豊かな冬の酒だ。
 戦後から「三倍増醸清酒(三増酒)」と呼ばれる日本酒が幅を利かせていた。当時の日本は深刻な米不足。食べるのに必死で、特に酒造米には事欠いていた。そこで主流となったのが、もろみに清酒と同濃度に水で希釈した醸造アルコールを入れるなどして作られた三増酒だった。いわゆる二級酒だったが、この酒をいかに美味く飲むか―、その手段として「鰭酒」が定着したのであった。
 鰭酒の鰭といえばトラフグを真っ先に思い出す。他にキンメダイもなかなかいける。もちろん美味いが、安い酒と、いわずとしれた高級魚の組み合わせというのは興味深い。
 鰭酒に似た酒の飲み方に骨酒というのもある。使う魚はイワナやアユなど川魚が代表的だが、キスやハゼ、メバルなどもうまい。
 鰭や骨まで味わうというのもいかにも日本人らしい。もちろん、いい意味で、だ。

「ふぐ鰭酒」のつくり方
■材料
日本酒1合、ふぐの鰭1~2枚
■作り方
1)熱めに燗をした日本酒に焼いたこんがり焼いた鰭を入れ、蓋をする。
2)2分ぐらいしてから少しずつ蓋を外しながら火をつけアルコールを飛ばして出来上がり。
※今回のふぐの鰭は業務用食料品店で入手しました。




海の博物誌
 佐賀県の有明海西部で赤潮が発生し海苔養殖業者が苦戦しているというニュースがあった。赤潮が発生すると色落ちを始め海苔の品質が低下するとあって、業者にとっては深刻だ。
 赤潮、そして青潮はいうまでもなく黒潮や親潮とは違う。植物プランクトンの大量発生を原因とする水質の変化だ。工場や家庭から出た排水により海に過剰な栄養分が流れ出し、プランクトンを大量発生させることとなる。栄養が増えるならばいいじゃないかと思い込みそうだが、そうなると海中の酸素が減少し、他の生物が生きていけなく事態となる。
 青潮は、その大量発生したプランクトンの死骸が起因となって発生する。その死骸を分解するバクテリアが異常発生し無酸素状態に近い海水が海底に溜まり、例えば東京湾では北風や北東風が吹くと表層の海水が移動し、沿岸部では底の海水が沸き上がってくる。その海水が表層にあった酸素と化学反応を起こし硫黄となり乳白色の海水を作る。
 東京湾でも海水が少し濁ったようなエメラルドグリーンなにることがあるのはそのためだ。色自体は綺麗に感じるかもしれないが、やはりそんな海はゴメン被りたい。



Salty One Day Boating
2020年にオリンピックの開催が決まった首都・東京。前回の開催から今年は50年目に当たる。その間東京は大きく変わった。地元の人間にしてみたら何気ない風景かもしれないが、こんなエキサイティングな都市は世界になかなか見当たらない。こんなところでエキサイティングな釣りができ、またクルージングも楽しめるというのは、我々ボーターの大きな特権だ。

世界でもなかなかない魅力的なボーティングエリア

 ある真冬の一日、朝から船を出す。澄んだ空気の中を風を切って走ることができるのは、冬の海の魅力のひとつだ。東京はボートで遊ぶ者にとってかなり魅力的だと思う。
 太田道灌がひらいた江戸湊は江戸の物資流通拠点として発展してきた。国際港となったのは横浜より80年以上も遅く1941年。それでも現在はコンテナ数の取り扱いにおいて日本一の港として機能している。東京港に描いたウェイキを振り返ると、架橋20年がたつレインボーブリッジ、その向こうに東京タワー、さらに遠くにスカイツリーが望める。上空には頻繁に旅客機が飛び交う。改めて、すごいところでボートに乗っているんだな、そんな風に感じることができる。
 例えば釣り。江戸時代から親しまれてきたはずの鱸釣りは、いまでは「シーバスフィッシング」と呼ばれることが多いけれど、楽しさは健在である。ストラクチャーがあり、平場があり、さまざまなパターンで楽しめる。ほんの少し沖に出れば鳥山ができ、ナブラが沸く。アジやサバ、イナダなどが狙える。ここ最近はサワラの群れに出会うことだってある。
 神奈川との県境を流れる多摩川、荒川、そして千葉県との県境を流れる江戸川がある。東京港内には隅田川。かつてそれこそ舟運が盛んだったこの川を中心に運河が張り巡らされ、そこをボートで巡ることだって可能だ。こんなにバリエーション豊かな遊びのスタイルを提供してくれるボーティングエリアは、世界を見たって数少ないのではないか。
 そんなわけでこの日も釣りをして、沖に出て、さらに港内をあちこち走り回り、欲張りなボート遊びの一日を過ごした。


昨年オープンしたばかりのレストラン「TRIM」へ

 これだけ楽しい東京の運河や海なのだが、不満に思うのは伊豆七島や小笠原をのぞいた東京都の海岸線は199kmあるにもあるにかかわらず、気軽にプレジャーボートを寄せることのできる桟橋などがなかなか無いということ。さらに、東京都の飲食店数は56,000店以上もあるそうだが、ボートで出かけていって食事ができるレストランとなると、これが知る限り2店のみである。それだけに夢の島マリーナとニューポート江戸川にある2レストランの存在はありがたい(天王洲のT.Y.HARBORは一般のプレジャーボートの桟橋の利用を停止中)。いずれも「海の駅」となっており、安心して立ち寄ることができるのが嬉しい。
 旧江戸川のなかにある妙見島のレストラン「MARINA RESTAURANT TRIM」(トリム)は昨年の10月、シースタイルのホームマリーナでもある海の駅「ニューポート江戸川」のクラブハウスの2階にオープンした。
 西側からのアプローチは、浦安のディズニーランドを目指しながら標識に添って三枚洲をかわしてそのまま北北西に針路をとり、旧江戸川へと入っていけばよい。江戸川の中はいつも気持ちよく走ることができる。ほどなく岸壁に停泊した船が見え始めたら充分に減速し、微速で浦安橋をくぐり抜けるとニューポート江戸川のポンツーンが見えてくる。
 レストランはクラブハウスの2階。明るく落ち着いた雰囲気で、季節が良ければ江戸川の川面を眺めながらテラスで食事をとるのも気持ちよさそう。 
 メニューはジャンルを決めずに季節に合ったシーフードを中心に用意されている。この日は、桜海老のペペロンチーノ、アクアパッツァ、クラムチャウダー、フリットの盛り合わせをオーダーし、仲間とシェアしながらいただいた。
 ボート遊びのときはコンビニおにぎりだって美味いのに、こんなレストランで休憩しながら食事ができるなんて格別だ。食後に再びメニューを見せてもらいながら「次はこれをオーダーしてみようか」などと考えてしまった。それほど美味かったということ。


取材協力
ニューポート江戸川
●〒134-0084 東京都 江戸川区 東葛西3-17-16
●TEL: 03-3675-4701/FAX: 03-3675-4703
●ホームページ:http://marine.yamaha-motor.jp/Sea-Style/Common/Marina_Common.asp?marina_cd=80308541

レストラントリム
●営業時間:11:00~22:00(ラストオーダー/21:00) 
※火曜定休日
●TEL: 03-6808-5188/FAX: 03-6808-5101
●ホームページ:http://trim-r.com


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ボートにとって東京は遊園地みたいなところ
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飛行機のお腹が見える
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夢の島マリーナも海の駅の一つ。ビジター桟橋とレストランが利用できる
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旧江戸川の浦安橋付近。屋形船などが浮かぶ
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レストラントリムの店内。昼は明るい演出。夜になると外の風景も一変
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トリムの「桜海老のペペロンチーノ」。パスタはこのほかに「ウニのカルボナーラ」など魚介を使ったものばかり
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この日のメインに頼んだのは「アクアパッツァ」
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クラムチャウダーはアサリではなくハマグリがホンモノ。いずれのメニューにも焼きたてのパンがつく



ヤマハニュース

外洋型フィッシングボート「DFR」新発売
http://global.yamaha-motor.com/jp/news/2014/0131/dfr.html

操船から釣りまで「シースタイル・マリン塾」のご案内
ボートで遊ぶための技術を基礎からしっかり学べるボートレッスンです
http://sea-style.yamaha-motor.co.jp/marinejyuku/

ヤマハボート免許オンライン教室「2級スマ免コース」で免許にチャレンジ!
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/license/online-license/


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【編集航記】
ジャパンインターナショナルボートショーの開催がいよいよ1ヶ月後になりました。ヤマハではソルティライフの読者の皆さまを対象に入場チケットが当たるキャンペーンを実施します。まずはこのメールの冒頭にあるバナーをクリック。お気軽にご応募ください。なお、ボートショーの本部では公式facebookページ(https://www.facebook.com/JAPAN.BOATSHOW)でタレントの石崎理絵さんとともに特別にキャンペーンを実施するようです。その内容の発表が2月13日の午後8時からライブ中継で行われるとのこと。そちらもいまから楽しみです。
(編集部・ま)
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