ソルティライフ
イラスト・Tadami
いつでも潮気のある生活を過ごしたい。
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MONTHLY COLUMN ● ちょっと歪んだ「灯台愛」
キャビンの棚 ● 秋の海を眺めて、ロマンチックなサンバの名曲を聴く「すばらしきサンバの仲間たち」
船厨 ● 汽水湖の黒い宝石を愉しむ「シジミのアヒージョ」
海の博物誌 ● 美味しいお鍋の秘訣、昆布だし
Salty One Day Boating ● 初心者でも乗れる、楽しめる!シースタイルマリン塾「クルーザーヨット講座」を体験
海の道具 ● 縛りすぎは禁物
YAMAHA NEWS ● ヤマハ発動機が応援する「Team KUROSHIO」の公式ツイッター/秋は「マリン塾」で操船、離着岸のテクニックを身につけよう!/秋のエリアイベントスケジュール
11月の壁紙 ● 『Salty Life』読者限定壁紙カレンダー

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MONTHLY COLUMN
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 灯台の存在は子どもの頃から知っていて、当時から海を象徴するアイコンとして意識付けされていた。それでも、その役割というか、機能についての知識はまったくと言っていいほどでたらめで、実を言うと、真っ暗な海を明るく照らす、道路における街灯のような役割だと思っていた。
 灯台は、船が自船位置を知るために存在しているのだと知ったのは、夜の海をヨットで航行し、実際に灯台のお世話になってからのことであった。
 今のようにGPSで位置情報を受信し、それを海図とともにスクリーンに映し出すようなシステムが一般的でなかったときの「灯台」は、夜間航行を行う者にとって命綱であり、その光の存在は安堵をもたらすものであったのだ。
 三点方位法はボート免許の試験にも出るし、多くの人がご存じだと思う。ところが夜間は陸の目標物が視認できない。だから夜間航行時は様々な方法で、目標物を探し出す。
 GPSが普及していなかった当時に活躍した機器の一つに「無線方位測定器」がある。ディレクションファインダーという英語の頭文字を取って「DF(ディーエフ)」と呼んでいた。これは海上保安庁が運用していた無線方位信号所(灯台に併設されていた)が放送する電波を受信して、自船の位置を求める方法である。デコレーションケーキの箱ほどの大きさの四角い機器の上に、ダイヤル式の指向性アンテナが付いているレトロな雰囲気のラジオで、そのアンテナを手動で回しながら、出力の強弱、つまり最も明瞭に聞こえるポイントを見出し、発信元である灯台の方角を求めるのである。
 肉眼で灯台が発する光が見える場合は、そこにハンドベアリングコンパスを向けて方角を求めた。夜間でもどこに建つ灯台かを知ることができるのは、それぞれの灯台が発する光の色やパターンが異なるからである。その光のパターンを灯質と呼ぶ。
 たとえば、加山雄三の「光進丸」の歌詞にもでてくる「み〜こもと、いろう、えんしゅうこえて」の「神子元島灯台」の灯質は「群閃白光、16秒毎に2閃光」。海図には「Gp Fl w (2) 16sec」と記されているはずだ。グループフラッシュ、ホワイト、2回、16秒。つまり16秒おきに白色の光がパッパッと2回光る。
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 船の上から島は見えなくとも、光の色や光が発せられる回数、その間隔を「いち、に、さん…」と数えて「ああ、あそこに神子元島があるんだな」と、伊豆半島沖有数の難所の位置を確認できるわけである。
 なかなかロマンティックな話のようであるけれど、現場ではそうもいかない。デッキの上でスプレーを浴びながら、波間に浮かんだり消えたりする小さな光に向けて必死にハンドベアリングコンパスをかざし、さらに揺れる狭いキャビンの中でDFのアンテナをくるくるといじくり回し、海図上に三角定規を当てて方位を求める作業はたいそう苦痛であり、できるならばそんな作業は避けたいと願っていた。だから、GPSの急速な普及は、DF時代を知るヨット乗りからみると夢のようなできごとのひとつなのだ。
 その反面、灯台の本来の有り難みのような、その存在に対して特別な感情を抱けることは、オールドセーラーの特権でもある。
 若い頃は陸から灯台を目指すことなどほとんど無かったが、今は出張のついでに灯台を見に行くことがしばしばある。灯台マニアってほどではないが、灯台はいまでも好きだ。海からよく見えるところに建っているわけだから、灯台から見渡す景色はなかなか素晴らしく気持ちが良い。また、さまざまな造形を持つ灯台に出会うたび、美しさにうっとりする。だが、そんな灯台に見とれながらも、真っ暗な夜の海で見つける灯台の小さな光のことを強くイメージしてしまう。この灯台を沖から見つけ、自船の位置を知って安堵し、時には危険を察知して進路を変えていた船乗りたちをイメージする。それが楽しい。
 最近、灯台が人気のようで「灯台女子」なる言葉まで耳にする。不動まゆうさんという灯台女子による「灯台はそそる」という本を開いてみたら、灯台の役割や機能はもちろんのこと、私なんかがあずかり知らぬ蘊蓄も豊富、しかも灯台の今後についても深く心配されたりしていて、灯台への愛の深さに感動してしまう。
 灯台が女性にモテモテなのは私としても嬉しい。実力はあるのになかなか芽の出ないファームの選手を応援しているマニアックなファンが、同士を見つけた時の気持ちに少し似ている。


写真上:ユーラシア大陸最西端に位置するポルトガルのロカ灯台。大航海時代の後、1722年より点灯している。写真中:最も天国に近い島、ニューカレドニアの沖に建つ、高さ56mのアメデ灯台。灯台単体の高さとしては世界でもトップクラス。リーフの多い周辺海域は航海者にとって難所であり座礁も多かったことからナポレオン三世時代に建設された。写真下:石垣島最北端の平久保埼灯台。美しい南国の海にあって、陸から映える灯台の一つ

田尻 鉄男●たじり てつお
外洋帆走部に所属しクルージングに明け暮れた大学生活、1年間の業界紙記者生活を経て、88年、プロダクションに入社。以来、日本のボーティングシーン、また沿岸漁業の現場を取材してきた。1963年、東京生まれ。



キャビンの棚
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「すばらしきサンバの仲間たち」
レーベル:オーマガトキ
参考価格:¥2980(税込み)
 サンバは、ブラジル北東部の港町、バイ-アのアフリカ系ブラジル人たちの間で19世紀後半に産声をあげたブラジルを代表する音楽。約200年の間、ブラジルの首都が置かれたバイ-アには、大西洋を挟んだアフリカから多くの人々が送り込まれた。その人々とともに伝わった音楽と踊りがサンバのベースとなっている。解放令の発令により、自由の身となった彼らの多くは仕事を求め、バイ-アからリオデジャネイロに移住する。この港湾都市・リオデジャネイロにてサンバは発展を遂げた。「エスコーラ・ヂ・サンバ」(直訳するとサンバ学校)というサンバを歌って踊る組織がカーニバルのパレードの中心を担うようになったからだ。
 リオではサンバをこよなく愛する人を、敬愛の意を込めて「サンビスタ」と呼ぶ。「すばらしきサンバの仲間たち」は、サンバの黎明期を支えた10人のサンビスタが一堂に会しレコーディングされた。1978年にリリースされた同アルバムは、リオのサンバを示す「サンバ・カリオカ」において今でも最高傑作と呼ばれる一枚だ。
 リオの街中で見られる「Pagode(パゴーヂ)」は、即興で互いに歌い、パーカッションを叩くという演奏スタイルである。そんなスタイルを感じさせるように、10人のサンビスタが4分の2拍子で構成する躍動感のあるリズムを展開していく。そして聞けば聞くほどに味わうことのできる哀愁ある歌詞も魅力のひとつ。今では広く使用されるようになった郷愁、憧憬を表す「サウダージ」という言葉は、もともとブラジルの音楽用語で、サンバの歌詞を描写するときによく使われる。華やかな舞台に向けた熱狂的で陽気な音楽、そこに込められたもの悲しい心に響く歌詞。そんな歌と音楽が織りなす対照的なコントラストを感じることができれば、少し違うサンバの魅力にひたることもできる。
 秋の海を眺めて、ひとりで過ごす豊かなひと時でも、友人たちと過ごす賑やかな時間でも聴けるような一枚。



船厨
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 青森県の小川原湖でヤマトシジミの漁を営む鶴ヶ崎さんは、18歳の頃からこの仕事を始め、間もなく40年になろうというベテランである。盆暮れ正月と土曜日、日曜日を除く、平日の毎朝6時に、愛妻とともに27フィートの和船に乗って漁場へと向かう。小川原湖では動力を使ってシジミを掻き取る漁法が禁じられているため、漁場に着くとエンジンを止め、船を風に流しながら「ジョレン」と呼ばれる籠にツメのついた専用の漁具を使ってシジミを掻き集めていく。
 筆者も体験してみたが、湖底の砂地に突き刺さったジョレンを操作するのはなかなか難しく、コツと力が要る。秋も深まり小川原湖には冷たい風が流れていたが、ジョレンを操る鶴ヶ崎さんのシャツには汗がにじんでいた。
 シジミは海水と淡水が混じり合う汽水域に棲み、繁殖力が強い。北海道から九州に至る全国で獲れる貝ではあるが、茨城県の霞ヶ浦のように、河口堰ができたためシジミ漁が消滅してしまった湖も多くある。健康食品ブームもあって、その価値が見直されつつも、シジミの水揚げは減少の傾向にあり、それと反比例するように、価格は高騰している。
 鶴ヶ崎さんもシジミ漁を始めた頃は、他にシジミを獲る者も少なく、好きなだけ獲っていたというが、いまは1日の漁獲量も35kgに制限されている。また、ジョレンのツメの間隔や選別機の網目制限など細かな規制がある。漁師たちはしっかりと資源管理を行いながらシジミを獲り、消費者にいつでも美味しいシジミを食べてもらおうと出荷しているのである。 
 貝の中でも、「シジミ」はその大きさからついつい軽んじてしまいそうになる。味噌汁の具にしても身は食べずに残してしまう人もいるかもしれない。しかし、シジミにはひとつぶひとつぶに「重み」がある。ありがたく頂戴したい。


「シジミのアヒージョ」の作り方
■材料
シジミ2パック、マッシュルーム 1パック、ミニトマト6〜8個、にんにく2片、輪切り唐辛子適宜、オリーブオイル100cc、塩・胡椒 適宜
■作り方
1)シジミは洗い、水気をよく切る
2)にんにくは薄切りにする
3)マッシュルームは4等分に切る
4)小さめのスキレットにオリーブオイルを入れ中火で温め、にんにくと輪切り唐辛子を入れる
5)マッシュルームを加え火が通ったらシジミを入れる
6)シジミの口が開いたら塩、胡椒で味を整えミニトマトを加える



海の博物誌
 冬の美味しい海の幸をふんだんに使った「お鍋」が待ち遠しい。食材の美味しさを引き出すお鍋の秘訣は、だし。その中で昆布だしは、上品で控えめな味わいと、植物性のうまみ成分であるグルタミン酸を豊富に含み重宝される。また昆布の植物性のグルタミン酸は、かつおだしに含まれる動物性のイノシン酸との相性のよさもあり、合わせだしとしても真価を発揮する。
 国内生産の昆布は90%以上を北海道産が占める。だし用の有名な昆布といえば、真昆布(道南昆布)、羅臼昆布、利尻昆布、日高昆布(三石昆布)などだ。研究によると、真昆布、羅臼昆布は、一般的な昆布と比較して、2~2.5倍のグルタミン酸を含むことが報告されている。とはいえ、利尻昆布は京都の割烹でだし用に広く使われており、日高昆布も独特の甘さと香りで、北日本で使われることが多い。味付けや食材によって適する昆布を選ぶ必要がありそうだ。ちなみに昆布に切り込みを入れてうまみを多く出すという方法があるが、うまみとともに海藻の臭いも多くでてくることに注意する必要があるそうだ。



Salty One Day Boating
今年の「中秋の名月」は10月4日。その翌日、5日に「ヤマハマリーナ沼津」で開催されるシースタイルマリン塾「クルーザーヨット講座」に申し込んだ。この時期、空気はとても澄み、空が高く見える。夏に比べて湿度が低いため海上に水蒸気がこもりにくいからだ。そんなさわやかな海にセールオン!

ヨットセーリングといえば海洋冒険家!?

 ヨットといえば1962年 、24歳の若さで、しかも船での出入国という日本に前例がなかった時代に単独で太平洋横断(兵庫県西宮市~米国サンフランシスコまで)という偉業を成し遂げた堀江謙一氏や、1994年 26歳でヨットによる単独無寄港無補給世界一周の史上最年少記録(当時)を樹立した白石康次郎氏など、海洋冒険家による壮大なクルージング・ストーリーを思い浮かべる。一般人の私には「大海原へヨットで単独出航」なんて想像も憚られる…と、そんな話しを数年前に友人にした際に、「乗ってみる?」と気軽に誘われたのが小網代湾で開催されたヨットレース。もちろんレース前の試走のときではあったが、迫力ある乗船体験だった。
 8時30分 「ヤマハマリーナ沼津」に到着した。講習は10時からなので、随分と早い。慣れしたんだ釣りとは異なるマリンライフ体験にちょっと緊張ぎみ。
 ヤマハマリーナ沼津は伊豆半島の頚状に細い大陸の西側、内浦湾に面している。静浦山地と内浦山地が海に迫る内浦湾は、駿河湾の湾奥に位置する良港。年間を通してクルージングやフィッシング等のマリンプレイを提供してくれる。都心から2時間内というアクセスの良さも手伝い、週末はワンデークルージングを楽しむオーナーが多く集う。夏には南へ2時間も走ればカジキが回遊する海域に到達する。クラブハウスの2階にあるオーナーズルームの窓辺に立ち、「どうか晴れて!」と鈍色の空から薄日さす、見えぬ太陽に願ってみた。
 10時になり3階の多目的ホールに移動。ヨットの装備、基本操船方法に関する講義がはじまった。一緒に受講したのは3名。年に数回、友人とヨットクルーズを楽しんでいる方と、私と同じくはじめてロープに触れる方。初心者はマストを操る紐をロープと呼んでしまうが、専門用語では「シート」。風を受ける布はシートならぬ「セール」。乗船するヨットと同型の模型を前に、まずはここからスタートした。クルーザーヨットとボートとの相違点、操船時の注意点等と続き、約30分の座学はあっという間に終わった。インストラクター2人によるデモンストレーションへと移る。
 本日乗船するクルーザーヨットは「YAMAHA23」。定員は10名で全長約7m、全幅2.7m。多くの方がイメージするクルーザーに比べると小型だがその分、走りはエキサイティングになりそう。今回はこの艇を5名で操船する。
 セールはまだ上げずに、エンジンをかけてゆっくり離岸。風の状況を見て、エンジンを停止し、セールアップ。クローズドホールド、ウインド・アビーム、ランニングなど風向きに合わせたセールトリムをインストラクターが次々に実践する。受講生はシートをまとめたり、ウインチでシートを巻いたり、デットゾーンに入らないように注意しながらインストラクターの指示を遂行する。そんなこんなで午前中が終わり、12時帰港。マリ―ナで昼食を摂りながらゆったりと過ごした。

風光明媚な内浦湾から、深海底の入口“奥駿河湾”へ

 13時の出航に合わせるように陽が差してきた。午前中の厚い雲は風で鱗状に変化し、キラキラと輝く水面が眩しい。気温19度・湿度46%・東北東の風4m/s。船上で受ける風はほんのり暖かい。5人で持ち場を替わりながら操船する。午前中の慌ただしさもドキドキ感もなくなり、風を楽しんでいた。
 コックピットで舵をとり、ウインチを回し、セールを上げ下ろししながら、風上へ向かって海上を音もなく走る─、はじめてヨットに乗船した小網代湾での風景を思い出す。そのときは自在に方向を変えながらフィニッシュラインを目指す人たちの邪魔にならぬよう、スターンの隅っこに座り、入り乱れたロープの束を前に「なぜ風上に進めるのだろうか?」と考えながら、せわしなく動きまわるクルー達の姿をぼんやりと眺めていた。
 しかし今は違う。午前中の講習で揚力・抗力・センターボードによる帆走の原理を理解し、5人で内浦湾から続く奥駿河湾へと航行していた。人工的な音の届かない場所の真上にいた。
 エンジンを使わず風だけを動力にして進むヨット。充分な知識と安全性を身に付け、自然のチカラに柔軟に対応し、上手に利用できるようになったら、ナイトセーリングを体験してみたい。満月が奥駿河湾から富士山に向かって光の橋を架ける日に。


レポート:菊地眞弓(きくちまゆみ)
今は無き伝説のアウトドア雑誌「アウトドア・イクイップメント」編集部員を経て、フリーライターに。趣味は旅・食・酒。魚釣りときのこ狩りに費やす時間は人生の宝。東京生まれ。

取材協力
ヤマハマリーナ沼津
〒410-0103 静岡県沼津市江浦514
TEL: 055-939-0311
ホームページ:https://www.y-m-numazu.jp/


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外見からは想像できないかもしれないが、YAMAHA23は26フィートクラスに匹敵するシンプルで広々としたコックピットを有している
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午前中の初心者は午後には経験者に変身!各クルーの役割を交代しながら実践的に学べるのが本当におもしろい
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ジブシートもジブセールにしっかり固定。ボーラインノット、エイトノット、クリートヒッチは完全にマスター!
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メインセールが風を捉え、クロースホールドで風上へ向かう。光が直角に差し込んでくる様は幻想的
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前方に見えるのは淡島と淡島ホテル。周辺は釣りスポットとして人気で、クロダイやマダイ、メジナ、アジ、アオリイカなどが釣れる
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内浦湾は海上から陸地を眺めると美しいリアス式海岸となっている
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淡島を背にすれば、海上に浮かぶ世界文化遺産の富士山が。次回は雪化粧した姿を海上から眺めてみたい
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内浦湾から奥駿河湾への約2時間のヨットセーリングも終了。名残惜しくセールダウン
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なんと!ヤマハマリーナ沼津の1階には沼津港深海水族館を支える「海の手配師」達の仕事場がある。深海底から捕獲した魚たちはここで水揚げされ、このトラックで水族館へ移送される



海の道具 マリンギア四方山話
 ボートにおいて、ロープは無くてはならないアイテムだ。
 係留する時はもとより、曳航したり、船同士を固定したりするのにも使う。また、アンカーにも長いロープが必要になるし、フェンダーを吊るすにもロープは必須だ。
 また、船は揺れるのが当たり前だから、様々なものを船に固定する必要がある。物が船内をごろごろ移動されても困るし、破損の原因にもなる。
 それに、船外に転げ落ちてしまうと、それこそ海の藻屑となってしまうので、これも阻止しなければならない。
 そうなると長短太細取り混ぜてロープの大活躍とあいなるわけだ。さらにそこに素材や伸縮性の有無、強度等も加わると一体何をどう選んだらいいのか判らなくなってしまうほど、奥が深い。
 さらに、さらに、迷路となっているのがロープワーク。
 セイラーほどではないものの、ボート乗り達もロープワークにはウルサイ。エイトノットやボーラインノットは基本として、どこで使うのか、何のためにそんな結び方をしなけりゃならないのか、皆目検討もつかない難解な結び方を、自慢気にされていらっしゃる方も見かける。
 船でのロープワークで必要なポイントは究極、以下の三点になる。
 素早く結べること、負荷のかかる方向に締まること、解き易いこと。以上が満たされていれば、どんな結び方でも問題は無い。
 釣糸の「結び」との大きな違いは、解き易さも重要だという点だろう。
 船はよく、女性になぞらえるが、どちらも束縛(縛りすぎ)は禁物ってことなのかな。



ヤマハニュース
ヤマハ発動機が応援する「Team KUROSHIO」の公式ツイッターです
4,000m級の深海を舞台にした国際海底探査コンペティションにチャレンジしています。
https://twitter.com/team_kuroshio

秋は「マリン塾」で操船、離着岸のテクニックを身につけよう!
ボートで遊ぶための技術を基礎からしっかり学べるレッスンのご案内
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/life/stepup/marinejyuku/

秋のエリアイベントスケジュール
https://www2.yamaha-motor.jp/Event/Marine/index/



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【編集航記】
まさに「灯台」の月です。今月号の巻頭エッセイは灯台がテーマでした。そして紅葉をテーマにお願いしたTadamiさんのイラストにもしっかりと灯台が描かれていました。そんなときに「恋する灯台プロジェクト」なるイベントの案内を受け取りました。一般社団法人日本ロマンチスト協会と日本財団が共同で実施するプロジェクトで、“灯台を「ふたりの未来を見つめる場所」として定義することで「ロマンスの聖地」へと再価値化、それにふさわしい灯台がある地域を「恋する灯台のまち」として認定し、灯台に訪れる老若男女を増やして海への関心を高めていく”とのことです。素晴らしい。素晴らしいけど、ハードな夜の海から灯台の光を一緒に眺めるのもまた、絆が強まるのではないかと思ったりもして。かなり特殊ですけれども。
(編集部・ま)

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