ソルティライフ
イラスト・Tadami
HAPPY NEW YEAR 2017
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MONTHLY COLUMN ● きときと日本海バカンスを夢見て
キャビンの棚 ● 海の男が知らせたいと願う、日本の海「私の海の地図」
船厨 ● 海の恵みに心から感謝「はらこ飯」
海の博物誌 ● 左ヒラメに右カレイ
Salty One Day Boating ● 相模湾に「カワハギ」を求める
海の道具 ● 浮いた話「ライフラフトジャケット」
YAMAHA NEWS ● スポーツボートシリーズ2017年モデル発表/「470級」ヤマハ セーリング チームの応援をお願いします!/「マリン塾」で操船、離着岸のテクニックを身につけよう!
1月の壁紙 ● 『Salty Life』読者限定壁紙カレンダー

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MONTHLY COLUMN
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 ヨット・ボートの雑誌「KAZI」で人気コラムを執筆していた田辺英蔵氏の講演を聴きに行ったことがある。そこで映写されたのが、天地さかさまに作られた世界地図だった。ダウンアンダーなどと、ちょっと皮肉っぽく称された南半球の大陸、オーストラリアが真ん中にでんと据えられている。どの陸地も逆さ吊りで安定感を欠き、大陸が日本の上に落ちて来やしないかと妙な印象を持った。
 もう30年前になるが、講演のテーマは「アメリカズカップ」で、豪州からのチャレンジがホットに伝えられてきた時期だと記憶している。欧米ではアメリカ「ズ」カップではなく、アメリカ「ス」カップ。アメリはほとんど発声しないで、「カスカップ」と聞こえるというような話を一語一句聞き漏らさないよう拝聴しながら、不思議な地図に見入った。
 その天地逆転構図の日本版を富山県のマリーナで見た。中心に日本海があって、沖縄、九州が紙面の上にある。南北がさかさまの地図だ。
 宇宙の視点で見ればどこが上でもいいようなものだが、いわく、日本海を地球の中心に見立てると富山が“地軸”になるということらしい。新たなマリーナの視察と称して、富山ツアーに参加したのは11月の末だったが、凍てつく風と荒波ではなく、なんとも穏やかな海が迎えてくれた。
 友だちの輪の連鎖で、ショートセーリングの機会を得た。
 「4000メートルの海なんです」案内してくださったA氏がステアリングを握りながら教えてくれたのは、すなわち3000メートル級の山から水深がいっきに1000メートルに落ち込むということらしい。すごい。
 「ですから港から漁場が近く、往復時間も短縮できるので鮮度のいい魚が上がるわけです」
 うらやましい。3000メートルの山々は、滋味あふれる水脈を作り、海に栄養を注ぐ。富山の魚はうまいはずだ。
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 「ホタルイカのシーズンは、バケツと網を持って海岸で掬い取るんですよ。もう簡単。みんなたくさん持って帰ります」
 そうですか。今回はビン詰めの沖漬で済ませます。
 マリーナの整備が進み、2017年春には保管700隻の規模になって、大型クレーンが完備されると聞いて気づいた。そうか、太平洋と日本海と、なんだか国の異なる二つの海で遊ぶことができるということじゃないか。ひと足早い秋、冬、少し遅れて訪れる春、夏。桜前線や紅葉前線を追うように、四季の海を楽しむ選択肢があるということ。五感で味わう機会が増えるということ。
 新幹線も開通し、東京から富山まで2時間ちょっと。通勤時間を思えばなんていうことは無い。セカンドボートを置いて、アルプスを眺めながらのクルージングが思い浮かぶ。レンタルボートやボートシェアリングなんていうシステムがあれば、通う人も回数も増えるのでないか。地元のヨットやボートのオーナー諸氏がナビゲーター役を務めてくれるなら心強い。なんと魅力的な日本海だけのバカンス。元気なうちにそんなときが来るといい。
 2015年から2年連続でヨットレース「タモリカップ」が開催され、行政としても富山の海の魅力を発信していくという。何よりも富山の海を愛し、楽しむ富山人が増えることこそが、はじめの一歩だろう。
 富山では、新鮮な食材などを「きときと」とか「きっときと」と言う。その言葉から名付けた「きときと市場」も繁盛している。「ズ」か「ス」か。「っ」があるかないか。それは大切なのだけれど、たぶんこれは新鮮な魚ですというときは、「このブリはきっときときと」というのか、「きっときときとブリ」とはいわないのか、聞き忘れたのでもう一度、富山に行って聞いてみたいと思う。
 人生の先輩の受け売りですが、旅はひとつくらいやり残すくらいがいいのです。

東嶺 義忠●ひがしみね よしただ
海の上では安全第一ながら、陸にいるときは飲むより飲まれることを好む酔いどれヨットマン。半世紀を過ごしたこれからは、21世紀にふさわしい快楽とはなにかを求め、夕暮れの街や週末の諸磯(神奈川)近辺を徘徊。1954年、東京生まれ。



キャビンの棚
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「私の海の地図」
●著者:石原慎太郎
●発行:世界文化社
●定価:¥3,000(税別)
 ヨット乗りが集まったある宴席で、ベテランのセーラーが、夜間に伊豆半島・石廊崎の沖合に浮かぶ神子元島を回航してきたという若手セーラーを褒め称える。そこから始まるのは、俺も、俺もの世界。神子元島周辺の海がいかに厄介なものであるか、どれほど怖い思いをしたか、経験談が次から次へと披露される。中には二度とあんなところは通りたくないとこぼす者もいた。
 ケープホーンを越えた船乗りはテーブルに足を載せて話をしてもいい、という逸話は有名だが、関東エリアのセーラーたちにとって神子元島回航は、どこかそれに通じるものがあるのかもしれない。
 暗礁に囲まれた周囲を流れる潮流は思いのほか速く、複雑だ。昼間にボートで釣りをするには天国のようなところかもしれないが、ヨットの外洋レースで、特に夜間この島を回るときは、細心の注意が必要なのだ。
 数々の外洋ヨットレースに参戦してきた作家の石原慎太郎氏もよく神子元島の話をするし、神子元島を題材にした小説がある。作家自身、ここで恐ろしい体験をしてきた。
 自身が愛する日本の海の美しさ、豊かさを綴った「私の海の地図」でも「限りなく恐ろしく美しい難所」として神子元島が紹介されている。この島の周囲がどれほど危険か、関東のセーラーにとってこの島がどのような存在なのか。それを綴る作家の筆致は、その恐ろしさとは裏腹にどこか楽しそうだ。宴席で聞く神子元の話とは趣きが異なる。作家のいう「怪しい美しさ」を理解する。
 神子元島のほかにも初島、式根島、爪木崎、大王崎、西表島など、我々の知った海のことが書かれているが、どこも、石原氏の体験を通して新たな魅力を感じることができる。
 政治家として長く活躍されてきた石原氏はあまりに強面で、できることなら敬遠したいと思う方もいるかもしれないが、私たちの大好きな海をこれほどまでに深く表現してくれる作家・石原慎太郎はどこまでも、ひたすらカッコいい師なのである。



船厨
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 親子丼は残酷か、という議論がときどき起こる。親と子を同時に料理して食べることが残酷だとする根拠は、旧約聖書の出エジプト記や申命記に出てくる「あなたは子やぎをその母の乳で煮てはならない」という、いわゆる「戒律」によるものだという論がある。もちろんいまでもその戒律を守る人々はいる。
 国や地域、さらに宗教を交えると、食文化はまことに多様だ。それが残酷に思えようとも、また、ゲテモノに感じようとも、文化は尊重したいものである。
 鮭とイクラ丼。宮城県では、はらこ飯として名物になって駅弁でも人気だ。これもまた親子丼の一種である。
 写真のはらこ飯の素材は青森県産。津軽海峡に面したむつ市の大畑の定置網漁で獲れた鮭と、その腹に抱いていた筋子からイクラを作って調理した。
 出来上がったはらこ飯を食卓に置いてみたら、腹を割くときに少しだけ思い出した聖書に出てくる子やぎの話のことなどは忘れてしまう。
 獲れたての鮭と筋子から作ったイクラの組み合わせは、絶品であった。漁師たちが消費者に美味い魚を届けようと獲った素晴らしい海の恵みである。山羊のことではなく、そんな漁師たちの情熱を思い出しながらいただきたいものだ。


「はらこ飯」の作り方
■材料
塩鮭3切、イクラ塩漬け適宜、酒大さじ1、米3カップ
■作り方
1)米を研ぎザルにあけ水を切る
2)土鍋に米を入れ酒と水3カップを入れ塩鮭をのせ蓋をして炊く
3)沸騰するまでは強火、沸騰したら中火で5分、弱火で10分、火から下ろして15分蒸らす
4)塩鮭の皮を取り、身をほぐしながらまぜ、茶碗によそい、好きなだけいくらをのせる



海の博物誌
 ヒラメとカレイはともに日本人には馴染みのある魚である。その平べったい身体とねじれた頭は、よくよく見れば異様ではあるけれど、慣れているものだから、それも感じさせない。
 このよく似た二つの魚はともに卵からふ化したときは普通の魚の形をしている。それが地面に這いつくばり上を見ようとしているうちに平べったい、ねじれた頭部に変形していくのである。
 ところでヒラメとカレイの見分け方に「左ヒラメに右カレイ」というのがある。日本の場合、これはほとんど正解といえるのだが、広い海を見渡せば例外もある。要するに捻る方向を間違えちゃった魚もいるのである。
 ダルマガレイはその名が示すようにカレイだが、目は左にある。またヌマガレイはアラスカで獲れるものは70%が左側、日本では100%が左側なのだという。



Salty One Day Boating
カワハギという魚について考える。魚としては決して「イケメン」という部類には属さず、極めて偏った編集部の釣り観によれば、ゲームフィッシュとして落第の部類に入る。それなのに、この魚の人気は概して高い。釣りとしては「面白い」、そして食べても「美味い」と二拍子そろったところが理由のようだ。そんなカワハギ釣りの楽しさを求めて、フィッシングブロガーとして活躍する井上美和さんと相模湾を臨む葉山マリーナから沖を目指した。

 バスやナマズ釣り、エリアフィッシング、海ではシーバスから青物、底物などオールラウンドに釣りを楽しんでいるシースタイル会員の美和さんなのだが、葉山マリーナは今回が初めての利用だ。まず有料の安全レクチャーを受講した。といっても出港前に20分ほどインストラクターが同乗しながら出入港時の注意事項を教えてもらい、さらにマリーナ内での着岸の練習を2回ほど行うのみ。ストレスなく、しかも安心して実際の利用に移行できる。レクチャーを受け終えて、早速、釣行へと船を出した。
 最初は、12月のはじめになかなか楽しいカワハギ釣りができた北側の大崎周辺で釣りを試みた。魚探で水深と魚影をチェックしながらポイントを探したのだが、どうも先日の好調時の雰囲気とは違う。まず魚探に魚らしき反応がなかなか出てこない。構わず餌を付けて海底を探るが、あたりもない。このエリアでの釣りの経験が少ないメンバーだけに、この時点で、速くもこの日の苦戦が予想されたのであった。
 その後、三浦半島に沿う形で少しずつ南下、カワハギを求めるが、どうもあたりが少なく、釣りに確信が持てないのである。
 そこでいろいろと思考を巡らせる。そこそこいい釣りができた前回と何が違うのか。潮回りは前回と同じ中潮で、ほぼ変わらない。最も顕著だったのは体感温度だ。かなり寒い。海水温は17度。一般的にカワハギの適水温は18~24度といわれている。秋から冬の風物詩的な釣魚とはいえ、低海水温の影響で活性が低いのかもしれなかった。 
 結局この日釣れたカワハギは1尾のみ。それでも苦労して釣り上げた良型の一枚だ。シースタイル(自己操船)での釣りの魅力は、この苦労にある。釣れなかった理由も、言い訳ではなく、想像を巡らせてはあれこれと考えられる。それは決してプロの船頭任せでは味わうことのできない、楽しさだ。

 今回、カワハギという魚を釣るに当たって、いろいろと調べてみた。
 一般的にカワハギは水深50mぐらいまでの砂地の海底に生息しているといわれる。前回よく釣れた水深15mから30mほどのエリアではまったく反応がなかったのは、やはり海水温の変化から来るものなのかもしれない。そして今回釣れた一枚は水深50m、砂地のポイントだった。
 ロッドは8:2ほどの先調子、長さは1.8mほどが主流で、専用ロッドが市販されている。ただ、ボート遊びの延長で、さまざまな釣りを楽しみたいという方がそれぞれの魚に対して専用のタックルをすべて揃えるのは文字通り釣りに人生を捧げることになってしまう。記事として無責任かもしれないけれど、前回は堅すぎないボート用のシーバスロッドでそれなりの釣果をあげてもいる。いろいろと試してみればいいのだ。
 ここぞというポイントについたら餌となるアサリのむき身を針に付け、仕掛けを投入。錘を着底させ、海底を小刻みに叩くようにカワハギを誘うのが釣り方の主流のようだが、外道のトラギスを避けるように、錘を宙ぶらりにさせてあたりを待ったり、着底させたあとラインを張ってじっとあたりを待つなど、コンディションによってメソッドもさまざま。
 相模湾でのカワハギシーズンは秋から2月半ばまで。釣りはボート遊びのシーズンをどこまでも引き延ばしてくれる。例え釣果がなくても、透き通った空に現れる富士山を眺めながらボートを浮かべる冬の相模湾は、最高だ。
 今回利用した葉山マリーナでは3月31日までの期間、使用後の洗艇が無料になるキャンペーンを実施中。それを聞いて、この冬の間にもういちどカワハギを狙いに出てみたくなった。


取材協力
葉山マリーナ
神奈川県三浦郡葉山町堀内50-2
TEL: 046-875-0370
ホームページ: http://hayamamarina.com


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寒い日だったが、カワハギ釣りに熱中
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写真のベラやトラギス。いろいろな外道に会いました。
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こちらはタイラバに食ってきたサバフグ
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日が差すと暖かさも感じられる冬の海
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富士山も間近に見えます
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ポイントを求めてこまめに移動を繰り返す
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やっと出会えた良サイズのカワハギ
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カラフルな錘で底を叩きました。いろいろな色、形のものがあります
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美和さんが写メしてくれた調理後のカワハギ。肝に絡めていただく刺身は絶品



海の道具 マリンギア四方山話
 「ライフラフトジャケット」とカタカナで書くより、この場合、「救命胴衣」と書いたほうがピンとくるかもしれない。いわゆる固形式、つまり、ウレタンなどでできた浮力体を使ったラフトジャケットの話である。代表的なものでいえば、オレンジ色でチョッキ型のアレだ。
 昔は当然、固形式しかなかった。それをなぜ、近頃はわざわざ固形式というかといえば、ボンベを使った膨脹式の救命胴衣が出回るようになって、それとの区別のために、わざわざ固形式と言い添えるようになったわけだ。
 固形式は字面通り、浮力体が固体なので、どうしてもかさばる。動き辛いし、夏など、正直なところ着ていて暑い。それと、オレンジや黄色など落水したとき目立つようにと、指定された色しか使えないため、ちょっとばかりファッション性に欠ける点でもなかなか着用してもらえないのが現状だ。
 とはいえ、万が一の時には命を救ってくれる大事なアイテム、あまり邪険なこともいえない。特に子供や、船に慣れていないゲストに着て頂くには、絶好の救命具だ。
 膨張式に比べると着ているときの安心感がある。落水時に慌てて膨脹装置を作動させるといった作業も必要ない。岩場や岸壁など、突起物が多い場所でも破裂する心配がない。無骨ながらも、身を守ることに関してはなかなかどうして、信頼できるものなのだ。いずれにしろ、落水時の救命率は格段に上がる。
 まもなく、暴露甲板におけるライフジャケットの着用が義務化されることになりそうだが、それ以前に、ゲストの命を守るのは、ライフジャケットを着せることも含めたキャプテンのスキルにかかっていることをお忘れなく。



ヤマハニュース
スポーツボートシリーズ2017年モデル発表
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/boat/sportboat.html

「470級」ヤマハ セーリング チームの応援をお願いします!
https://global.yamaha-motor.com/jp/sailing/

「マリン塾」で操船、離着岸のテクニックを身につけよう!
ボートで遊ぶための技術を基礎からしっかり学べるレッスンのご案内
https://sea-style.yamaha-motor.co.jp/marinejyuku/



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【編集航記】
昨年末にボートやヨット、水上オートバイの編集者やフリージャーナリストの集まり「マリンジャーナリスト会議」が、2016年の「マリン10大ニュース」を発表しました。それによるとトップは「アメリカズカップワールドシリーズの日本開催」。続いて白石康次郎さんによる「ヴァンデグローブ参戦」のニュース。白石さんは数々の困難を乗り越えてこの過酷なヨットレースにエントリーを果たしましたが、デスマストにより残念ながらリタイア。それでもそのチャレンジスピリットには多くの賛辞が寄せられています。470級のジュニア世界選手権で活躍した日本勢のニュースも5位にランクイン。その大会で銅メダルを獲得したヤマハセーリングチームの高山大智は、12月にメルボルンで行われたセーリングワールドカップにおいてみごと銀メダルを獲得。リオ五輪の代表だった今村公彦選手(チームアビーム)をクルーに迎えての参戦でしたが、こちらも今後の動向から目が離せません。2017年も楽しみな年になりそうです。
(編集部・ま)

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