詳細レポート 立木・地形データの利活用事例

集約化施業の計画・提案（島根県雲南市様の導入事例）

使用データ：立木マップ・樹種界図・傾斜分布図・地籍図※市所有データ

施業集約化の計画書作成支援を目的として、ヤマハ発動機が森林解析データを提供、
市所有の地籍図上に、RINTOの立木マップ、樹種界図などを重ね合わせ、所有者界毎の森林情報を明確化、
地権者を対象とした住民説明会のスムーズな運営に貢献しました。
さらに、緩勾配かつ搬出を効率化する作業道計画にもRINTOの傾斜分布図を活用いただきました。

①集約化施業の計画

施業計画の策定時、市所有の「地籍境界」とRINTOの「立木データ(樹種、樹高、材積等) 」「樹種界図」「詳細地形図」などを活用。
地権者を対象とした住民説明会では、協議資料にデータを盛り込み、集約化施業の計画を提案を行いました。
今後、事業計画を策定し、データに基づき計算された搬出可能な収量、地権者への支払い計画の作成などへのデータ活用を予定しています。

ご担当者様コメント「従来のアナログでの調査からデジタル化を図ったことで、所有者に対し裏付けのあるデータを提示することが可能となり合意取り付けもスムーズになりました」

②作業道のルート選定

RINTOで得られた「等高線図」「CS立体図」等の地形情報を活用し、搬出の効率化が図れる作業道ルート選定を支援。
地形情報・作業道のルート案を地理空間情報のアプリに取り込み、現地踏査を実施、その場で線形を微修正していきました。
住民説明会で、地権者の意向や法定外公共物（赤道）等の情報を確認し、計画の精査を進めました。

ご担当者様コメント：「現地踏査前に急傾斜地を避けたルート案を作成しておくことで、手戻りがなくなり作業が楽になりました」