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計測・観測

人の手では届かない空から、そこでしか見えないものを視る

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人の手では届かない空から、そこでしか見えないものを視る

ヤマハ発動機の無人システムは、有人機より低い高度まで重量のある計測機器を接近させることが可能です。
「人力では届かなかった場所」「有人機では近づけなかった高度」での計測・観測を可能とします。

POINT1

対象への近接計測

無人システムは、有人機では接近が難しい距離まで対象に近づくことが可能です。
より近距離での計測・観測を可能にします。

POINT2

重量機器の搭載

従来の電動ドローンでは諦めていた重量のある計測機器も搭載可能に。
多様な計測機器の搭載で、従来より計測・観測の幅が広がります。

POINT3

広範囲をカバーする
長時間・長距離飛行性能

衛星通信を利用した航行では、目視外での計測・観測を可能とします。
長距離飛行性能とともに一回の飛行で広範囲でのオペレーションが見込めます。

事例NEW

  • 高ペイロード
  • 長時間フライト
  • 情報共有化
  • 衛星通信

産業用無人ヘリコプター「FAZER R G2」による火山観測業務

活火山全域の磁化構造の把握のための空中磁気測定業務

2011年に中規模なマグマ噴火が発生した霧島新燃岳。東京大学地震研究所では、当社の産業用無人ヘリを使用し、各種の観測業務を実施した。特に火口周辺の空中磁気測定は、長時間・長距離の飛行が不可欠なため、当社「FAZER R G2」が採用され、山体全域の測定業務を実施しました。

課題・背景

  • 活動中の火山は、人の立入が制限され、火山観測が行えなかった
  • 直接無線では、電波の死角が原因で山の裏側の観測が出来なかった

解決策

  • 衛星通信を使用し、従来飛行ができないエリアの飛行を実施した
  • ガソリンエンジンの特性を活かし長時間飛行を可能とし、新燃岳全域の観測を1日で完了した

導入効果

  • 人の立入が制限される危険なエリアでの長時間での観測業務が当社産業用無人ヘリでの有効性が確認できた
  • インターネット経由での操縦で現地スタッフを最小限に抑えることが出来た

火山岩は磁性鉱物を含むため、磁化を獲得した火山岩は周囲に微弱な磁場を作る。また、高温ではその磁化が消失するため、火山周囲で磁場を測定することにより、地下の温度状態を把握することができる。
霧島新燃岳では、近年2011年・2018年に噴火が発生し、それに伴い空中磁気測量を1年~数年おきに実施してきた。噴火後の火口内溶岩が冷却により帯磁する傾向を検出することができたが、当初は視認できる飛行範囲が限られており(左図)、新燃岳全体の磁化構造を把握することはできなかった。

「FAZER R G2」による衛星通信飛行が実現したことで、従来飛行できなかった場所でも磁場測定が可能になり(右図)、新燃岳全体の磁化構造を把握できるようになった。

実験内容

産業用無人ヘリ「FAZER R G2」は、電動ドローンと比較し、長距離、長時間の飛行が可能となり、更に衛星通信を使用することで、従来不可能と思われたエリアでの飛行が可能であることを確認できた。火山噴火や他の非常災害時での活躍が期待できる。

  • 新燃岳全域のフライトを確認
  • 1回あたりの長時間飛行が可能で短期間で業務を完了
  • インターネット経由での操縦が可能で現地スタッフを最小限に抑えることが出来た
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