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R-50 (L09) / エアロロボット・ヤマハ

R-50 (L09) / エアロロボット・ヤマハ

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RCASSの研究開発と平行し、1985年から模型ヘリ業界大手のヒロボー(株)との協力体制のもとテールロータ付き無人ヘリの開発プロジェクトもスタートしていました。このプロジェクトにより1987年に完成したヤマハ産業用無人ヘリコプター第1号モデル「R-50(L09)」は、その年の11月に茨城県で開催された(社)農林水産航空協会主催の「産業用無人ヘリコプター展示デモフライト」に参加し、関係者が見守る中で初めて薬剤散布飛行を披露しました。産業用無人ヘリコプターは、現在各国で研究・開発が進められていますが、ペイロード(有効積載量)20kgを有する本格的な薬剤散布用無人ヘリコプターとしては、ヤマハ発動機が完成させたエアロロボット・ヤマハ「R-50」が世界最初のものとなりました。
12月より市販に向けて限定20台のモニター販売を開始、実際にモニターとして使用することにより、第1号モデルについて改善を必要とする点が次第に明らかになってきました。 また、操縦技術・安全運航の指導や、整備を行う体制づくりが必要であることも痛感させられました。そこで、1988年6月、産業用無人ヘリコプターの普及ならびに販売・整備を行う販売会社としてスカイテック株式会社(現在のヤマハスカイテック株式会社)を設立しこれらの体制づくりを強化していくことになりました。
この1988年10月には、「R-50(L092)」を限定販売、初心者でも薬剤散布をしやすくするため、ワイヤーで地上と連結して操縦を支援する「YSC(Yamaha Safety Control)」を開発・採用して、1989年、1990年と、無人ヘリコプターによる防除の実証展示を各地で行い「R-50」のPRに努めました。一方、機体の性能面では、まだまだ課題が残されていました。

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