レースレポート
2019年 全日本カート選手権 FS-125部門 西地域 第2戦のレースレポート
2019年 全日本カート選手権 FS-125部門 西地域 第2戦
■開催日:4月27〜28日 ■開催場所:鈴鹿サーキット 国際南コース ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:28台
居附明利が開幕2連勝で好調の滑り出し!!
全日本カート選手権西地域の第2戦がゴールデンウィーク最初の4月27〜28日に、三重県・鈴鹿サーキット国際南コースで開催された。
例年、最終戦として秋に開催されることが多い鈴鹿大会だったが、今年は西地域の第2戦として春の開催に変更となった。例年とは気温や天候などの条件が違う中、各選手がどのように力を発揮するかにも注目が集まった。
レースウィークは、練習走行が行われた金曜日までは暖かい天候が続いたが、公式スケジュールとなる土曜日から気温が急降下し肌寒く、時折雨も降る天候となった。日曜日は天候が持ち直し、春らしい陽気となった。
タイムトライアル
今回はOKクラスと併催。土曜日に2グループに分かれ、7分間計測で行われたタイムトライアルは、受付時の抽選の結果、居附明利(11号車・Formula Blue Ash)、嶋田隼人(12号車・Formula Blue ぴぃたぁぱん)共に先に出走するAグループとなった。両選手は早い段階でコースインし、精力的にアタックを繰り返す。嶋田はAグループ4位、居附はAグループ5位でアタックを終える。Bグループの選手のアタックを終えた後、総合順位では嶋田が5位、居附が6位で初日のスケジュールを終えた。
予選ヒート
12周で行われた予選ヒート。まずは嶋田が6番手、居附は8番手あたりでオープニングラップを終える。トップグループが序盤に抜け出す展開となる中、嶋田と居附はセカンドグループの先頭につけ、上位陣を追っていく。終盤に入ると、居附が嶋田の前に出て4番手に上がるが、その頃には上位陣は等間隔での単独走行となっており、そのまま4位でチェッカー。嶋田も6番手をキープしたままフィニッシュを迎え、居附は2列目、嶋田は3列目スタートで決勝ヒートに臨むこととなった。
決勝ヒート
予選ヒートの周回数より大幅に増えた22周で争われる決勝ヒート。居附はスタートで1ポジションアップし、3番手でオープニングラップを終える。嶋田も、ポジションをキープして戻ってくると、2周目は居附が2番手、嶋田も5番手に順位を上げる。3周目、居附はヘアピンでトップを奪い、先頭に出てレースを引っ張っていく。トップ争いは居附と2番手の奥田の二人に絞られる形となり、両者はテールトゥノーズのまま周回を重ねていく。
一方、その後方の集団の中でのレースとなった嶋田は、なかなか抜け出すことができないまま周回を消化していくこととなる。
一時は奥田の先行を許した居附だったが、レース終盤の18周目に再びトップを奪うと、その後はやや引き離すようにリードを広げる。最終ラップでは、勝利を意識しブロックラインをとったことでペースが落ち、接近を許したものの、最後までトップを守り切った居附が開幕2連勝を達成し、嶋田も後半に順位を落としたものの10位入賞を飾った。
第1戦リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | タイムトライアル | 予選ヒート |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 11 | 居附 明利 | Formula Blue Ash | 6位(50.141) | 4位 |
2位 | 43 | 向山 拓人 | トレンタクワトロ鈴鹿 | 3位(50.067) | 3位 |
3位 | 22 | 奥田 もも | HRS JAPAN | 1位(49.942) | 1位 |
10位 | 12 | 嶋田 隼人 | Formule Blueぴぃたぁぱん | 5位(50.136) | 6位 |