レースレポート

2022年 全日本カート選手権 FP-3部門 西地域 第3戦

■開催日：7月30〜31日　■開催場所：オートパラダイス御殿場　■天候：晴れ　■路面状況：ドライ　■参加台数：18台

鈴木恵武が優勝争いの中で4位フィニッシュ
シリーズランキングもトップを堅守！

　全日本カート選手権FP-3部門 西地域の第3戦が7月30-31日に静岡県のオートパラダイス御殿場で行われた。
　このサーキットは西地域としては最も東に位置し、西日本を主戦場とする選手たちにとっては経験の少ないサーキットといえる。その中でいかに早くコースを攻略できるかが勝利へつながるポイントになった。
　予選でトップに立ちポールポジションを獲得した鈴木恵武はトップを守ったままレースをスタート。4周目で2番手に下がるが、その後はパッシングのチャンスを伺いながら2番手のポジションをキープする。20周目に動いた鈴木はトップへ浮上するが、レースは4台でトップ争いが展開され、そのバトルに敗れた鈴木は4位でチェッカーとなった。5番手スタートの久富圭は一時8番手まで順位を下げるが着実に順位を上げて6位でレースを終えた。
　鈴木は4位ながらポイントを積み上げたことで、ランキングもトップのまま次戦を迎えることとなった。

Formula Blue 増田スピード

#25 鈴木 恵武（埼玉県13歳）

　予選までは順調に進めることができました。決勝はもう一つ速さがなく、レース後半に勝負をかけた時、後ろの選手がバトルしている隙に逃げられればと考えていました。しかし、展開はそうなってくれず、すぐに追いつかれてしまいました。表彰台には登れませんでしたがランキングトップを守れたことは良かったと思います。

チーム代表 鈴木 立一（APEX）

　ドライバーは良く頑張ったと思います。経験豊富な選手も多く大差で勝てるクラスではありませんので、どこで仕掛けて前に出て、抜かれる時はどこで抜かれてポジションダウンを最小限に抑えるかという戦略が上手くできていなかったと考えています。その中でチャンスはあったと思いますがそれを活かせなかったのが4位という結果なのだと思います。

Formula Blue Ash

#30 久富 圭（愛知県 30歳）

　経験の少ないコースですが、予選までは着実にマシンのセットアップとドライビングの成熟度は増していました。その流れで少し欲が出て大きくセッティングを変えてさらに上を狙う勝負に出たのですが、それが上手く機能せず苦しい決勝レースとなってしまいました。全体的には確実に進歩していますので次戦が楽しみです。

チーム代表 築山 敬（かあと小僧）

　全体的には良いレースウィークだったと思います。経験のないコースでも試行錯誤しながら短期間でマシンを仕上げていく流れができるようになってきています。次は今年2回目のコースですのでさらに良い結果を望んでいます。