レースレポート

2022年 全日本カート選手権 FP-3部門 西地域 第4戦

■開催日：8月20〜21日 ■開催場所：神戸スポーツサーキット ■天候：雨〜曇り ■路面状況：ウェット〜ドライ ■参加台数：19台

鈴木恵武が苦しい流れの中でも4位でフィニッシュ
シリーズランキングは僅差でトップを守る！

　全日本カート選手権FP-3部門 西地域 第4戦が8月20-21日に兵庫県の神戸スポーツサーキットで行われた。このサーキットは第2戦に続き2回目の開催となる。中速テクニカルコースで地元勢が結果を残す傾向にある。
　初めてのウェットコンディションでタイムトライアル2番手を獲得し順調なスタートを切った鈴木恵武だったが、予選でペースが上がらず決勝は９番グリッドからのスタートとなった。そして迎えた決勝では序盤に7番手まで順位を上げた鈴木だったが、その後こう着状態が続く。そして20周目から確実に順位を上げ、前戦に続き4位でチェッカーを受け、ポイントを獲得しランキングもトップのまま西地域の最終戦を迎えることとなった。
　久富圭は終始苦しい状態が続いたが予選から着実に順位を上げて10位でレースを終えた。

Formula Blue 増田スピード

#25 鈴木 恵武（埼玉県13歳）

　経験の少ないコースでしかも初めてのウェットコンディションでしたがタイムトライアルで2位を取れたところまでは良かったです。予選ではスタート時にエンジンをかぶらせてしまい順位を下げてしまいました。決勝では前のクラスのタイムを参考にギアを決めて挑みましたがその影響で他車と比べて直線のスピードが伸びずに苦戦してしまったので、セッティングを判断するときにカートの動きも参考にすれば結果は変わっていたと考えています。

チーム代表 鈴木 立一（APEX）

　今までは東地域に出ていた選手ですので、全コースに言えるのですがデータの少ない中、週末の数日だけでマシンとドライビングを仕上げています。前日までのドライコンディションは良い感じでしたし、ウェットも未経験でよく走ってくれたと思います。今日は朝からキャブレターか点火系に問題を抱えていて決勝前にそれらを全て交換しました。そのような中で頑張って4位で帰って来てくれました。

Formula Blue Ash

#30 久富 圭（愛知県 30歳）

　このコースでのウェットコンディションは初めてで、いろんなことを試しながらのレースでした。結果は残念ですがここでトライしたことは必ず次に繋がると考えていますので、次戦に向けて万全の準備をします。

チーム代表 築山 敬（かあと小僧）

　今回は意外な結果となってしまい残念です。先週末の鈴鹿でのレースから次戦に向けて岡山県の中山サーキットで練習をしてここに挑んだ強行スケジュールが思いのほか体力を消耗させて悪い流れを作ってしまったのかもしれません。