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レースレポート

2023年AUTOBACS GPR KARTING SERIES OKクラス 第1戦・第2戦のレースレポート

2023年AUTOBACS GPR KARTING SERIES OKクラス 第1戦・第2戦

■開催日:5月27〜28日 ■開催場所:鈴鹿サーキット南コース(三重県) ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:23台

落合蓮音、第2戦で3位表彰台を獲得!

 今季からシリーズを統一したプロモーターが運営する転戦型カートレースとして立ち上がったAUTOBACS GPR KARTING SERIESの開幕イベントが5月27〜28日に三重県・鈴鹿サーキット南コースで開催された。
 このGPRシリーズは、よりレベルが高く参加者ファーストのカートレースをという理念のもと、立ち上げられたシリーズで、カートレース最高峰のOKクラスを頂点に年齢等で区分される4クラスで構成されている。レースフォーマットはタイムトライアルと決勝のみというシンプルな構成で、1大会で2つの決勝レースが行われることとなる。
 OKクラスは24台と多くのエントリーを集め、ドライバーの顔ぶれも若手からベテランまで様々なことから、ハイレベルなレースが期待された。
 今大会にはYAMAHA Formula BlueとしてOKクラスに落合蓮音、加納康雅、富下李央菜の3選手が参戦した。
 2グループに別れたタイムトライアルでは落合と富下がA組、加納がB組で出走する。A組落合、富下は、富下がグループ8位、落合が9位。B組の加納もグループ5位となり、各組上位4名の計8名が進出するスーパーポールへの進出を逃す。総合結果では、加納が9位、富下15位、落合17位となった。
 追い上げが期待された第1戦決勝。しかし、加納はレース開始直後に接触等があり、ピットへ戻りリタイア。落合もバトル中に接触、スピンを喫しリタイアとなる。富下は安定して周回を重ね、14位フィニッシュとなった。
 第2戦のスターティンググリッドは、第1戦決勝中のファステストラップ順となる。富下は11番手、決勝をほとんど走れていなかった落合は19番、加納は20番グリッドからのスタートとなった。
 オープニングラップ、今度は富下がアクシデントに遭い3コーナー先でマシンを止めリタイア。加納も途中再び接触等があり大きく遅れてしまう。一方、快調に順位を上げていったのが落合。タイヤが残っている強みを活かし、次々と前者をパスしていくと、この決勝を4番手でフィニッシュ。上位選手にフェアリングペナルティがあったことで3位へと繰り上がり、表彰台を獲得した。

第1戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル
1位 58 鈴木 悠太 TEAM EMATY 2位(47.604)
14位 65 富下 李央菜 YAMAHA Formula Blue 15位(48.026)
DNF 11 落合 蓮音 YAMAHA Formula Blue 17位(48.075)
DNF 12 加納 康雅 YAMAHA Formula Blue 9位(47.817)

第2戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル
1位 58 鈴木 悠太 TEAM EMATY 4位(48.113)
3位 11 落合 蓮音 YAMAHA Formula Blue 19位(51.844)
16位 12 加納 康雅 YAMAHA Formula Blue 20位(NoTime)
DNF 65 富下 李央菜 YAMAHA Formula Blue 11位(48.298)

YAMAHA Formula Blue

#11 落合蓮音(愛知県14歳)

 バタバタとした週末で、マシンのセットやドライビングが決まらず苦戦しましたが、最後はチームが作ってくれたクルマや自分自身の走りなども高木監督、朝日さんのアドバイスでまとめてなんとか形にはなりました。僕の中では、成長できた週末でした。開幕戦を落としてしまい、反省はありますが、第2戦の3位はとてもうれしくて、16ポジションアップできたことが特に嬉しいです。ただ、レース中にメカニックのサインを見ていなかったりもあったので、その反省を生かして次回の瑞浪に優勝を狙っていきたいと思います。

#12 加納康雅(兵庫県16歳)

 全体的に流れが良くありませんでした。金曜日までは調子も良かったのですが、土曜日に入ってペースが悪くなって自分も焦りも出てしまい、それがレースにも出てしまいアクシデントなどの結果になってしまいました。自分のメンタル面でのコントロール、マシンに対するコントロールも突き詰めていけたらと思う週末でした。瑞浪では今回の経験をしっかり生かして、自分のペースに持ち込めるようにしたいです。

#65 富下李央菜(千葉県16歳)

 初日は乗り方も不安がありましたが、金曜、土曜日に色々アドバイスしてもらい良くなってきました。決して、いいタイムというわけではないのですが、自分の中では乗り方やセット、キャブを合わせるなどもできていたので良かったと思います。次はもてぎ大会となりますが、もてぎはいつも走っているコースですから、結果を残せるように頑張りたいです。

チーム代表 高木虎之介

 落合選手の第1レースは自分でぶつかり自滅してしまいましたが、第2レースでは順位を上げ3位まで上がりましたから、プラマイ0かなと思います。こういった状況で後ろからスタートし3位まで来てくれたことは、いい開幕となったと思います。
 ただ、チーム全体的にはタイムトライアルで沈んでしまったので、そこをいかに克服していくかが課題です。本当に、コンマ1秒の違いが大事で大きく順位が変わってしまいます。少しでも前からスタートできるようにすれば、リズムよくレースができると思います。今回は全員が沈んでしまい、スーパーポールにも進出できなかったため、アクシデントも起きやすい場所からのスタートでクラッシュに巻き込まれるといった展開となってしまいました。次回へは、一発のタイムを出すことが課題です。加納選手もスピードがあるし、富下選手もいい感じですので、あとは体力面を強化すれば期待できると思います。
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