レースレポート
2023年AUTOBACS GPR KARTING SERIES OKクラス 第3戦・第4戦のレースレポート
2023年AUTOBACS GPR KARTING SERIES OKクラス 第3戦・第4戦
■開催日:7月1~2日 ■開催場所:フェスティカサーキット瑞浪(岐阜県) ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:22台
地元大会で落合蓮音が表彰台を獲得!
今季からシリーズ統一プロモーターが運営する転戦型カートレースとして立ち上がったAUTOBACS GPR KARTINGシリーズの第3戦・第4戦が7月1〜2日に岐阜県・フェスティカサーキット瑞浪で開催された。
まだ梅雨明け前だというのに、会場となった瑞浪は30度を超える気温を記録し、夏本番を思わせる陽気となった。今大会にはYAMAHA Formula Blueとして落合蓮音と加納康雅の二人が参戦。落合にとっては、地元コースでの大会となり、上位進出が期待された。
OKクラスには22台が参加。GPRシリーズでは、1大会で2度の決勝レースが行われる。
6分間のアタックとなるタイムトライアル。A組で出走した落合は最後に自己ベストをマークし組別3位を獲得。組別4位までが進出できるスーパーポールへの進出を決める。一方、B組での出走となった加納は、わずかにタイムが伸びず組別で7位に終わった。
新品タイヤでのアタックとなるスーパーポールでは、うまくアタックした落合が3番手を獲得。トップとのタイム差も非常に僅差で、決勝での活躍が期待された。
この結果、第3戦のスターティンググリッドは、落合が3番、加納が15番グリッドからのスタートとなった。
22周で行われた第3戦決勝。オープニングラップのタコツボコーナーで落合がスピンし最後尾へドロップ。加納もペースが上がらずレース中盤を前にピットに戻りリタイアとなる。
一方、最後尾からの追い上げとなった落合だったが、ペースよく追い上げていくと中盤過ぎにはトップ10圏内まで復帰。さらに追い上げを見せ、一時は8番手まで戻すが、最終ラップにチェーンが外れ、万事休す。マシンを押してチェッカーまで持っていったもののリタイアとなった。
第4戦のスターティンググリッドは第3戦レース中のファステストラップ順。落合はフロントローの2番グリッド、加納は21番グリッドからのスタートとなる。
スタートでは落合が3番手につけ、2周目には2番手まで復帰。その後そのポジションをキープして周回を重ねていくが、後方のペースがよく、4番手まで順位を下げる。しかしそこで踏ん張り、トップ3を追うように周回。最後までポジションをキープし4位でフィニッシュすると、上位にペナルティがあったことから繰り上がりで3位表彰台を獲得した。
加納は、なかなかペースが上がらない中でも粘り強く周回を重ね、15位となった。
第3戦リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | タイムトライアル |
---|---|---|---|---|
1位 | 89 | 熊谷 憲太 | PONOS HIROTEX RACING | 1位(44.286) |
2位 | 9 | 酒井 仁 | LUCE MOTOR SPORTS | 5位(44.501) |
3位 | 29 | 三村 壮太郎 | Rosa DragoCorse | 2位(44.435) |
16位 | 11 | 落合 蓮音 | YAMAHA Formula Blue | 3位(44.437) |
DNF | 12 | 加納 康雅 | YAMAHA Formula Blue | 15位(44.613) |
第4戦リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | タイムトライアル |
---|---|---|---|---|
1位 | 9 | 酒井 仁 | LUCE MOTOR SPORTS | 3位(44.986) |
2位 | 89 | 熊谷 憲太 | PONOS HIROTEX RACING | 1位(44.869) |
3位 | 11 | 落合 蓮音 | YAMAHA Formula Blue | 2位(44.930) |
15位 | 12 | 加納 康雅 | YAMAHA Formula Blue | 21位(45.961) |
YAMAHA Formula Blue
#11 落合蓮音(愛知県14歳)
#12 加納康雅(兵庫県16歳)
チーム代表 高木虎之介
第4戦ではタイヤが消耗した苦しいなかでも3位になれたので、第3戦のミスは取り戻せたかなと思います。第3戦はトップ争いもできるスピードがあったと思います。
加納選手は今回あまり良くありませんでしたが、もう少し練習量も増やしたいなと思っています。使っているものは一緒なので、ドライバーに頑張ってもらうのみです。
次回のもてぎはテストも悪くなかったですし、今度は富下選手も出場するので期待しています。富下選手にとっては、地元ですしテストでも速かったです。
クルマも良いパッケージに仕上がってきているので、あとは暑さの中でのドライバーの体力勝負となります。もう少しトレーニングして、しっかり準備して臨みたいと思います。