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レースレポート

2023年全日本カート選手権FP-3部門 第1戦・第2戦のレースレポート

2023年全日本カート選手権FP-3部門 第1戦・第2戦

■開催日:4月8〜9日 ■開催場所:神戸スポーツサーキット(兵庫県) ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:12台

ヤマハサポートドライバーの横山優之介が優勝!

 全日本カート選手権FP-3部門第1戦/第2戦が、4月8〜9日に兵庫県・神戸スポーツサーキットで開催された。
 FS-125JAF部門と併催となるFP-3シリーズ。FS−125JAF同様に1大会2レース制となり、タイヤライフをいかにもたせるかも勝敗を左右する。
 今季のFP-3シリーズには、Formula BlueドライバーとしてFormula Blue HKCから藤村太郎、またヤマハサポートドライバーとしてSPS川口から横山優之介が出場する。藤村は約ひと月前の神戸練習での負傷も癒え、今季が復帰戦ともなる。
 タイムトライアルでは、3月のSL神戸開幕戦に参戦しコースへの習熟度を高めていた横山がトップタイムをマーク。藤村も一時はリーダーボードのトップに躍り出るなど速さを見せ、3番手タイムをマークした。
 第1戦の予選ヒートでは、横山が順当なスタートを決めた一方、藤村は1ポジションダウン。すぐに3番手に復帰するものの、後続に飲み込まれて順位を下げてしまう。一方、横山はトップを走り続け、そのままチェッカー。決勝のPPを獲得した。
 決勝では序盤こそ幾度かバトルとなった横山だったが、序盤に抜け出すことに成功するとその後は後続のバトルをしり目に周回を重ねていき、トップの座を脅かされることなく逃げ切って優勝。全日本デビューを完勝で飾った。藤村は集団の中でのレースとなり、なかなか上位に進出することができずに6位でフィニッシュとなった。
 第2戦の予選ヒートでは、最後の最後に抜かれた横山が2位フィニッシュ。藤村も粘り強く走り4位フィニッシュと決勝へ期待を抱かせる。
 決勝では横山がトップ争いを展開、藤村はアウト列スタートの不利をかぶり、オープニングラップで8番手までドロップしてしまう。
 横山は最後までトップグループに加わってバトルを演じ、2位表彰台を獲得。藤村は序盤のドロップが響き8位フィニッシュとなった。

第1戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選ヒート
1位 91 横山 優之介 SPS川口 1位(47.688) 1位
2位 34 柳沼 光太 ガレージC 4位(47.746) 2位
3位 44 酒井 龍太郎 ミツサダPWG RACING 2位(47.708) 3位
6位 27 藤村 太郎 Formula Blue HKC 3位(47.721) 5位

第2戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選ヒート
1位 44 酒井 龍太郎 ミツサダPWG RACING 2位(47.708) 1位
2位 91 横山 優之介 SPS川口 1位(47.688) 2位
3位 34 柳沼 光太 ガレージC 4位(47.746) 3位
8位 27 藤村 太郎 Formula Blue HKC 3位(47.721) 5位

Formula Blue HKC

#27 藤村 太郎(京都府13歳)

 TTはいい感触でしたが、そこから予選など路面が変わっていくにつれて、なかなか合わせられなかった部分があり厳しかったです。レースは周回数が多く、そこで合わせていこうと思っていたのですが、逆に他のクラスも多いので路面が常に変化していって難しかったです。次戦の新東京大会は動画で見ただけで、行ったことはないですが、1位を狙っていきたいと思います。今回セットを合わせられなかった部分を、練習でも勉強してレースでいい結果を残せるようにがんばります。

チーム代表 原田 稔一(ハラダカートクラブ)

 今年はレース経験のないサーキットを転戦する1年になることから、金曜日の練習走行からの全てのセッション、そして1周を大切に取り組んでいます。セッティングなどのデータが少ない中、タイムトライアルを3位でまとめたところまでは良かったのですが、レースの距離に合わせたセットを出しきれなかったところに敗因があります。次戦以降も初めてのコースが続きますので、短時間で仕上げられることを目指したいと考えています。

YAMAHAサポート SPS川口

#91 横山 優之介(埼玉県 14歳)

 全日本初優勝だったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。ただ、第1戦の予選と決勝で、タイヤのことを何も考えずに、攻め過ぎたかな、と。第2戦の決勝も、ラスト5周くらいまでは耐えていたのですが、そこからエンジンもタイヤも自分の体力的にもタレるところがあって、そこでいざというときに本領が発揮できなかったのは悔しいです。次の新東京大会は、得意というわけでもないのですが、来週のレースに出てしっかり課題を見つけて、ラインもわかっていないのでホームの人たちのラインも吸収して、全日本のために良い結果を残せればと思っています。

チーム代表 中島 高広 (SPS川口)

 2戦ともに勝っておかしくないスピードはあったと思いますが、2レース制で1レース目に勝った安心感、緊張の糸が切れたというか、緊張を常に保って2戦目を迎えなければいけなかったと反省しています。新東京は練習をしてないですし、レースも1回くらいしか出ていませんが、それは今回も変わりませんし、長いスパンで考えてシーズンを通してポイントもしっかり獲得し、チャンピオンを目指したいと思います。
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