レースレポート
2023年全日本カート選手権FP-3部門 第3戦・第4戦のレースレポート
2023年全日本カート選手権FP-3部門 第3戦・第4戦
■開催日:5月20〜21日 ■開催場所:新東京サーキット(千葉県) ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:33台
藤村太郎、横山優之介、ともに苦戦するも次回につながる健闘
全日本カート選手権FP-3部門第3戦/第4戦が、5月20〜21日に千葉県・新東京サーキットで開催された。首都圏屈指の新東京サーキットが会場とあってか、普段は新東京のシリーズ戦であるNTC CUPのSSクラスなどで活躍している強豪選手をはじめ、多くのスポット参戦があり、フルグリッドに近い33台が集まった。
今回も、Formula BlueドライバーとしてFormula Blue HKCから藤村太郎、またヤマハサポートドライバーとしてSPS川口から横山優之介が出場した。藤村はGW中にコースを訪れ練習。一方横山は、ウインターカップやNTC CUPへスポット参戦しコースへの習熟度を高めていた。
タイムトライアルでは、タイミングよくスリップを使った横山が2番手タイムをマークし、予選のフロントローを獲得する。一方で藤村はなかなかタイムが伸びず、グループ別では7番手タイムを記録するも、総合では18位となり、追い上げを余儀なくされた。
予選ヒートでは、横山が序盤に粘りを見せたものの、徐々に後退。藤村も集団をかき分けるのに手間取り、なかなか順位を挽回できない。このヒートは横山9位、藤村21位に終わり決勝での追い上げを期すこととなった。
迎えた決勝、スタートをうまく決めた横山が序盤に6番手まで浮上するも、やはりペースが苦しく後退を余儀なくされ、15位でチェッカー。一方の藤村も奮闘を見せたものの、混戦の中でフェアリングが入ってペナルティとなり、26位に終わった。
巻き返したい第4戦。予選ヒートでは、横山が2番グリッドながらエンジン交換を行い、最後尾グリッドへダウン。どれだけ追い上げられるか注目された。藤村も、少しずつ調子が上がってきたのか、ポジションを挽回し16位フィニッシュ。横山はポイント圏内の10位まで挽回した。
決勝、横山、藤村ともにスタートポジションをキープして周回を重ねていく。横山はトップ10が見える位置でレースを進めチェッカーを受けたものの、カウルペナルティ等があり最終結果は22位。藤村は最終ラップにエンジントラブルによりリタイアとなった。
藤村は慣れないコースに、横山も負のスパイラルに苦しんだ今大会だったが、ここでの経験を次回本庄大会へと活かすべく、次戦へと目を向けている。
第3戦リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | タイムトライアル | 予選ヒート |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 56 | 角 陽向 | FLAX MOTORSPORTS | 1位(46.044) | 1位 |
15位 | 91 | 横山 優之介 | SPS川口 | 2位(46.259) | 9位 |
26位 | 27 | 藤村 太郎 | Formula Blue HKC | 18位(46.714) | 21位 |
第4戦リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | タイムトライアル | 予選ヒート |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 11 | 千田 琉貢 | Racing Team YRHKS | 4位(46.313) | 4位 |
22位 | 91 | 横山 優之介 | SPS川口 | 2位(46.259) | 10位 |
29位 | 27 | 藤村 太郎 | Formula Blue HKC | 18位(46.714) | 16位 |
Formula Blue HKC
#27 藤村 太郎(京都府13歳)
本庄は走ったことはないですが、前週に練習に行く予定です。コース幅も広く、新東京とはタイプが違うコースだと思うので、いい結果、優勝目指して頑張ります。
YAMAHAサポート SPS川口
#91 横山 優之介(埼玉県 14歳)
次回の本庄は、最終ラップでの位置取りが重要になると思うので、過去の動画などをたくさん見てパターンを想定して臨みたいと思います。