レースレポート
2023年全日本カート選手権FP-3部門 第5戦・第6戦のレースレポート
2023年全日本カート選手権FP-3部門 第5戦・第6戦
■開催日:7月22〜23日 ■開催場所:本庄サーキット(埼玉県) ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:10台
藤村太郎も調子を上げ第5戦で5位
ヤマハサポートドライバー横山優之介は2位獲得でランキングトップへ!
全日本カート選手権FP-3部門 第5戦・第6戦が、7月22〜23日に埼玉県・本庄サーキットで開催された。
普段は4輪用のミニサーキットとして営業されている本庄サーキットは、ストレートが長くコース幅が広い上に、コーナーの曲率もゆるいため、カートにとっては超ハイスピードコース。KT100SECを使用するFP-3クラスにとっては、全開区間が長い中での高速バトルが演じられるコースだ。
今大会も、Formula BlueドライバーとしてFormula Blue HKCから藤村太郎が、またヤマハサポートドライバーとしてSPS川口から横山優之介が出場する。西地域出身の藤村にとっては、本庄サーキットは未知のコース。全国的に見ても特異なコースとなるため、いかにアジャストできるかがカギとなる。また横山は昨年にFP-Jrクラスでレース経験を持っているものの、決して経験豊富なコースというわけではない。
タイムトライアルでは、藤村が今季自己最高となる4位を獲得。一方の横山は、やや失敗し6位となる。
第5戦の予選ヒートでは、横山がペースよく順位を上げ、オープニングラップを3番手で戻ってくる。その後も横山は上位にとどまり、このヒートを4位でフィニッシュ。一方、藤村はQPの時のスピードを維持することができず、徐々に順位を落としてしまい、7位で予選を終える。
第5戦決勝、スリップの効くこのコースでは、チェッカーへ向けてレースをどう組み立てていくか、位置取りなどが重要となる。2列目スタートの横山は、序盤からトップグループに加わりレースを進めていく。中盤以降は3番手をキープして周回を重ね、終盤の勝負に備える。
レースが動き出したのは、ラスト5周を切ってから。トップ争いが活性化し、横山もそこに加わり順位を変えていく。バトルは最後まで続き、横山は2位でチェッカーとなった。藤村は7位となった。
第6戦予選では藤村が息を吹き返す。序盤からトップグループに加わると、最後までトップグループに踏みとどまるレースを見せ、このヒートを5位で終える。一方の横山は、今回はなかなかペースが上がらず最後はフェアリングペナルティもあり、決勝は最後尾からのスタートとなった。
第6戦決勝、トップグループがひとかたまりとなる中、藤村もスタートで3番手に上がり、ポジションをキープして周回を重ねていく。横山も順調に追い上げ、最後は7台に膨れ上がったトップグループに二人揃って加わると、横山は4位、藤村が5位でフィニッシュした。
横山は、有効カウントでランキングトップとなり後半戦へ臨むこととなった。
第5戦リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | タイムトライアル | 予選ヒート |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 80 | 鈴木 悠太 | TEAM EMATY | 1位(43.855) | 1位 |
2位 | 91 | 横山 優之介 | SPS川口 | 6位(44.237) | 4位 |
3位 | 72 | 小野 大地 | チームTKC | 3位(44.126) | 5位 |
7位 | 27 | 藤村 太郎 | Formula Blue HKC | 5位(44.202) | 7位 |
第6戦リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | タイムトライアル | 予選ヒート |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 80 | 鈴木 悠太 | TEAM EMATY | 1位(43.855) | 1位 |
2位 | 46 | 山代 諭和 | quaranta sai YRT with GEMINI | 9位(44.280) | 3位 |
3位 | 72 | 小野 大地 | チームTKC | 3位(44.126) | 2位 |
4位 | 91 | 横山 優之介 | SPS川口 | 6位(44.237) | 9位 |
5位 | 27 | 藤村 太郎 | Formula Blue HKC | 5位(44.202) | 5位 |