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レースレポート

2023年全日本カート選手権FS-125JAF部門 第3戦・第4戦のレースレポート

2023年全日本カート選手権FS-125JAF部門 第3戦・第4戦

■開催日:5月20〜21日 ■開催場所:新東京サーキット(千葉県) ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:11台

伊藤聖七が今季2勝目&連続表彰台を獲得!

 全日本カート選手権FS-125JAF部門第3戦・第4戦が、5月20〜21日に千葉県・新東京サーキットで開催された。
 開幕戦の神戸大会から、約一月半のインターバルがあり、その間に最高峰のOKシリーズなども開幕。FS-125JAFシリーズも関東初上陸となり注目を集めた。また、会場となる新東京サーキットでの開催は2021年大会以来2年ぶり。首都圏屈指の人気コースでの開催となった。
 今大会にはFormula Blueメンバーから伊藤聖七が出場した。伊藤は開幕戦で優勝を飾っているだけに、初挑戦の新東京サーキットでも、その活躍が期待された。
 タイムトライアルでは公式練習時よりタイムが伸びず、4番手となった伊藤。予選はアウト側グリッドからのスタートとなった。新東京サーキットは、スタート直後にゆるく左にベントしながら1コーナーへと向かうため、スタートではイン側列が有利と言われている。
 しかし、予選のスタートでは、その不利を物ともしないスタートを見せ、2番手に浮上。ところが、オープニングラップにトップを追走しているところで、トップの選手がエンジントラブルにより急減速。直後にいた伊藤は避けることができずスピンを喫し、再スタートしたものの大きく遅れていたことからピットに戻り、このヒートはリタイアとなった。
 決勝では、序盤から順調にポジションを挽回していくと、4周目には2番手に浮上。7周目にトップに躍り出ると、中盤以降はトップ2台で抜け出しマッチレースとなる。伊藤は2番手でチャンスを伺いながら周回を重ねていく。すると後方からもう1台が接近し、終盤には三つ巴のトップバトルとなる。残り3周を切ったところで2番手争いとなった伊藤はトップからやや離されたものの、2番手を守りチェッカー。その後トップチェッカーの選手がフェアリングペナルティとなったため、繰り上がりながら今季2勝目を飾った。
 続く第4戦、今度の予選は大きなアクシデントもなく順調に周回。2番手につけていた伊藤は、最終ラップに満を持して仕掛けるものの、抜き切るには至らず2位でチェッカーとなった。
 決勝でも一騎討ちのレースとなった。ここでも2番手につけた伊藤。予選での経験を糧に、今度は早めに仕掛けようと、ラスト3周で仕掛けたものの、痛恨のオーバーラン。これにより、約1秒差となった伊藤は、残り周回で差を詰めようとするものの、残された周回は少なく2位のままチェッカー。開幕以来の連続表彰台を4に伸ばし、ランキングトップを堅持している。

第3戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選ヒート
1位 50 伊藤 聖七 Formula Blue Ash 4位(43.143) DNF
2位 29 中尾 正義 Energy JAPAN 1位(43.007) 1位
3位 16 佐藤 こころ チームナガオ 3位(43.120) 2位

第4戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選ヒート
1位 11 佐藤 佑月樹 RT WORLD 2位(43.054) 1位
2位 50 伊藤 聖七 Formula Blue Ash 4位(43.143) 2位
3位 22 酒井 翔太 FIRST GARAGE BEMAX 6位(43.264) 3位

Formula Blue Ash

#50 伊藤 聖七(岐阜県13歳)

 第3戦は、練習走行ではスリップを使って42秒に入ったのが嬉しくて、タイムトライアルでそのタイムが出ればいいなと思っていたのですが、走ってみると43秒1~2しか出なくて4番グリッドスタート。アウト側なのでどうしようかなと迷いながら走っていました。結果、優勝できたことは良かったですね。
 第4戦の予選では、最後の方に仕留めようとは思っていました。でも、最終ラップに仕掛けて守ろうとしたら、対処が遅くて抜かれてしまい、もう一度仕掛けましたが、クロスで抜き返されました。早めに仕掛ければよかったと思い、決勝ではラスト3周くらいで仕掛けようと思っていたのですが、3コーナーで仕掛けたら飛び出してしまい、離れてしまいました。その後は追いつけなくて悔しかったです。
 次の本庄はまだ走ったことがないですが、準備をしっかりして臨みたいと思います。

チーム代表 築山 敬(かあと小僧)

 ユーズドタイヤでも調子がいいのはわかっていたので今回は行けるだろうと思っていました。佐藤選手も速かったので、最後までチャンスはあったのですが、ミスをしてしまいました。
 次回の本庄はチームとしては得意なので、頑張っていきたいと思います。JAFシリーズ、CIKシリーズと出ていて、CIKシリーズのSUGOが6月にありますが、こちらも得意なコースなので頑張っていこうと思います。
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