レースレポート

2023年全日本カート選手権FS-125JAF部門　第7戦・第8戦

■開催日：9月9〜10日　■開催場所：中山カートウェイ（岡山県）　■天候：晴れ　■路面状況：ドライ　■参加台数：6台

伊藤聖七が優勝＆2位、ランキングトップで最終戦へ！

　全日本カート選手権FP-3部門 第7戦・第8戦が、9月9〜10日に岡山県・中山カートウェイで開催された。
　FS-125JAF部門には6台が参加。Formula Blueメンバーの伊藤聖七は現在ランキングトップで今大会を迎え、チャンピオンへ向けさらにポイントの上積みが期待された。
　レースウィークはほぼ晴天に恵まれていたものの、日曜日は午後から雨予報も出るなど、先行き不透明な天候となった。ただし、結局は走行時間中に雨が降り出すことはなく、全セッションがドライコンディションで行われた。

　タイムトライアルでは、伊藤も好タイムをマークするものの、1周が短い中山では、タイム差も非常に僅差となり、結果は総合3位となる。予選では、序盤からトップ争いを展開するが、そのトップ争い中の接触によりフロントフェアリングが入ってしまい、その段階で周回を重ねるよりもタイヤ温存を判断しリタイアとなる。
　5番手からのスタートとなった決勝では、スタートよく順位を上げると、トップの選手との一騎打ちへ持ち込み後続を引き離していく。完全に2台でのマッチレースを展開とすると、今度は後方で待機し周回を重ねていく。終盤勝負としていた伊藤は、残り4周を切ったところで動き、4コーナーでトップを奪う。その後は、2番手をやや引き離すようにスパートをかけると、今季4勝目を飾った。

　続く第8戦の予選ヒートではトップを快走し、トップチェッカーを受け決勝PPを獲得する。
　第8戦決勝は、混戦模様。伊藤は、今回も2番手でチャンスを伺いながら周回を重ね、終盤に仕掛けていく。しかし今度は、相手もすぐに仕掛け直し、次々と順位が入れ替わる展開となる。ブロック等もあり攻略しきれなかった伊藤は、このレースを2位で終えた。
　この結果、シリーズランキングでは僅差ながらもランキングトップを維持し、最終戦SUGOへ臨むことへ。SUGOはCIKシリーズでも走っているコースとなるため、タイトル獲得へ大いに期待がかかる。

Formula Blue Ash

#50 伊藤 聖七（岐阜県13歳）

　第7戦は逃げることができ余裕を持って優勝できたので良かったです。第8戦は、激しいバトルでしたが結果は結果なので仕方ないと思います。ああいった展開でどんなレースにしていくかを考えたいです。SUGOは得意でもないですが、頑張って優勝を目指していきます。

チーム代表 築山 敬（かあと小僧）

　今回も練習から流れは良かったですが、中山特有の最後まで接戦になるというパターンを読んではいました。チャンピオンを取るためにも、今回は2勝して楽な展開にしたかったのですが、なかなかそうやすやすとは勝たせてくれませんでした。タイトル争いも最後までもつれ込みましたがSUGOでも佐藤選手との対決になると思うので、気を引き締めてがんばります。