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レースレポート

2024年全日本カート選手権FP-3部門 第1戦・第2戦のレースレポート

2024年全日本カート選手権FP-3部門 第1戦・第2戦

■開催日:5月18〜19日 ■開催場所:新東京サーキット(千葉県) ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:22台

寺島知毅が第2戦優勝でランキングトップへ
片岡陽も躍動。両選手とも全日本デビューで好発進

 全日本カート選手権FP-3部門第1戦・第2戦が、5月18〜19日に千葉県の新東京サーキットで開催された。ヤマハKT100SECエンジンのワンメイクとなるFP-3部門は今回が開幕戦。今季は全3大会6レースが予定されている。Formula Blueドライバーとして片岡陽(Formula Blue Ash)、寺島知毅(Formula Blue GOLD MOTOR SPORTS)の2名が参戦。寺島は、FS125部門とのWエントリーとなった。

 タイムトライアルでは12名という多くの選手がコース外走行(4輪脱輪)でペナルティを取られる中、片岡、寺島もベストタイムが抹消。それでも片岡が2番手、寺島は4番手でタイムトライアルを終える。
 第1戦の予選ヒート、片岡、寺島ともにトップグループでレースを進め、寺島が2位、片岡が4位とお互いのポジションを入れ替えてチェッカーとなった。
 第1戦決勝ではトップがハイペースで独走へと持ち込む中、寺島、片岡は2番手グループの中でレースを進めていく。僅差での戦いが続き、最後まで予断を許さないレース展開となる中、寺島は2位フィニッシュで表彰台を獲得。集団からやや離されての走行となった片岡は6位チェッカー後にカウル脱落のペナルティがあり、最終結果は10位となった。

 続く第2戦、予選ではまたも開幕戦勝者が独走するが、寺島も射程内に見据えながら2位でフィニッシュ。片岡も6位でチェッカーを受け、決勝での上位進出を狙う。
 決勝、まずはスタートで先頭に出ようと寺島が好スタートで頭を抑えることに成功する。上位陣は、5〜6台が連なる展開となり、目まぐるしく順位を入れ替えていく。最後まで混戦が続いたが、先頭でチェッカーを受けたのは寺島。全日本デビューラウンドで優勝を飾りランキングもトップで開幕を終えた。片岡も4位入賞でランキングは4位となった。

第1戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選結果
1位 27 高島恒太 チームエッフェガーラ 3位(46.519) 1位
2位 64 寺島知毅 Formula Blue GOLD MOTOR SPORTS 4位(47.746) 2位
3位 96 吉井亮仁 PROJECT Y with TL 1位(46.481) 3位
10位 86 片岡陽 Formula Blue Ash 2位(46.484) 4位

第2戦リザルト

Pos. No. Driver Team 予選結果
1位 64 寺島知毅 Formula Blue GOLD MOTOR SPORTS 2位
2位 96 吉井亮仁 PROJECT Y with TL 14位
3位 39 菅原ここあ Racing Square GEN 8位
4位 86 片岡陽 Formula Blue Ash 6位

Formula Blue GOLD MOTOR SPORTS

寺島 知毅(長野県16 歳)

 調子も良く勝てると思っていましたが、蓋を開けたら午前中はトップに追い付けなくて、優勝は難しいかなとも思いました。それでも第2戦は最初に前に出て押さえることができ強い気持ちで挑んだ結果、優勝することができました。いいレースウィークだったと思います。

チーム代表 関口 雄飛(GOLD MOTOR SPORTS)

 FS-125とのダブルエントリーで時間も限られるなか、1戦目は展開があまり良くなかったこと、運もなくて勝てませんでした。しかし2戦目もスピードは改善できてはいなかったのですが、ドライバーが展開をうまく作ってくれて、足りない部分をカバーしてくれました。

Formula Blue Ash

片岡 陽(兵庫県 15 歳)

 金曜日は上位とも差があって、正直今週はポイントがとれたらといった感じでしたが、土日で向上してなんとか上位とバトルができました。結果としては出なかったのですが、自分の中でベストは尽くせたし、力を引き出せたいいレースだったと思います。一瞬ですがトップにも立てました。この悔しさを胸に次戦は勝ちたいと思います。

チーム代表 築山 敬 (かあと小僧)

 未経験のコースに最初は苦しんでいましたが、走りとマシンの状態に関することも正確にコメントしてくれたので、最後にはトライバーが良い方向にアジャストすることができました。これが必ず次に繋がると思います。
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