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レースレポート

2024年 全日本カート選手権OK部門 第9戦・第10戦

2024年 全日本カート選手権OK部門 第9戦・第10戦

■開催日:10月12~13日 ■開催場所:鈴鹿サーキット南コース(三重県) ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:31台

武藤雅奈が最終戦で3勝目を獲得!ランキング3位へ!

 全日本選手権最高峰のOK部門最終大会が、10月12~13日に鈴鹿サーキット南コースで開催された。春に始まった今季も今回が最終戦。今季の集大成とするべく、万全の準備をもってこの大会へ臨んだ。
 2組に分かれて行われるタイムトライアル。A組で出走した武藤雅奈は、やや位置取りでミスがあったものの、グループ3位のタイムでスーパーポールへ進出。B組出走の佐藤佑月樹もグループ4位でスーパーポールへ進出した。伊藤聖七はタイムが伸びずグループ12位に終わった。
 3台ずつのアタックとなったスーパーポールでは佐藤が4番手、武藤が5番手タイムをマークし、決勝グリッドを得た。

 第9戦決勝では武藤が序盤に4番手に進出。佐藤はスタート直後にやや不利もありポジションを落としてからの追い上げとなったが、8周過ぎに武藤に続く順位まで復帰する。武藤は後半に入ってもペースが落ちず、16周目には2番手まで進出。その順位をキープしてチェッカーを受け、2位表彰台を獲得。佐藤も4位でフィニッシュ。伊藤は10周目でリタイアとなった。

 いよいよ迎えた最終戦。第9戦のベストタイム順でのグリッドでポールポジションを獲得した武藤は、スタートで順調に飛び出すとトップをキープし1コーナーへ。そのままトップを守ってオープニングラップを戻ってくる。序盤こそ、後続の接近を許した武藤だったが、それをしのぐと徐々に引き離しはじめ次第に独走態勢へ。佐藤も、トップグループに続く5番手でレース進め、15番手スタートだった伊藤も徐々に順位を挽回していく。
 トップの武藤は、最後までペースを緩めることなく独走でチェッカー。今季3勝目を上げ、シーズン最多勝となった。佐藤は6位、伊藤は10位と3人ともにトップ10フィニッシュを飾り、ランキングでは武藤が3位、佐藤は5位、伊藤は21位となった。
 またGPR独自のチームランキングではYAMAHA MOTOR Formula Blue がOK 部門チームタイトルを獲得した。

第9戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル
1位 71 鈴木 斗輝哉 K.SPEED WIN 1位(47.954)
2位 14 武藤 雅奈 YAMAHA MOTOR Formula Blue 5位(48.071)
3位 29 酒井 涼 TEAM EMATY 2位(47.975)
4位 13 佐藤 佑月樹 YAMAHA MOTOR Formula Blue 4位(48.028)
DNF 12 伊藤 聖七 YAMAHA MOTOR Formula Blue 26位(48.262)

第10戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル
1位 14 武藤 雅奈 YAMAHA MOTOR Formula Blue 1位(48.251)
2位 36 酒井 涼 TEAM EMATY 2位(48.263)
3位 56 佐々木 大樹 TEAM WOLF 3位(48.305)
6位 13 佐藤 佑月樹 YAMAHA MOTOR Formula Blue 4位(48.319)
10位 12 伊藤 聖七 YAMAHA MOTOR Formula Blue 15位(48.625)

YAMAHA MOTOR Formula Blue

#12 伊藤 聖七(岐阜県15歳)

 高木監督、スタッフの皆さん、1年間有難うございました。自分の出来ること、出来ていないことが勉強になった1年でした。思うような結果は残せませんでしたが、ここで学んだことを無駄にせず、来年の活動に活かしていきたいと思います。

#13 佐藤 佑月樹(栃木県15歳)

 チームの皆さん、ありがとうございました。最低表彰台を目標に取り組みましたが、足りないことだらけで悔しいシーズンでした。何が問題で、自分に足りないところは何かをもう一度見つめ直して、次のシーズンに活かしていきたいです。

#14 武藤 雅奈(静岡県15歳)

 最高のチーム体制で戦えたことに感謝しています。開幕当初は吸収することも多く、結果につながりませんでしたが、夏の鈴鹿大会くらいから兆しが見えてきて、後半2大会で4戦3勝2位1回と想像以上の結果を残すことができました。いろいろな面でとても成長でき、自信のついた1年だと思います。

#15 春日 龍之介(東京都15歳)

 学校行事のため欠場

高木 虎之介(YAMAHA MOTOR Formula Blue 監督)

 武藤選手が後半に急成長しましたが、これは来ると思っていました。OKのレース経験が少なかっただけで、最後の2大会で結果を出してくれたのは予想通りでした。佐藤選手も理解を深めてきているので、あとはタイヤの使い方を学んでいければ勝てると思います。伊藤選手も最後に帳尻があってきたので、気持ち良くシーズンを終われました。これからも選手が成長できる環境を整えて取り組んでいきたいと思います。

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