本文へ進みます

レースレポート

2026年全日本カート選手権FP-3部門 第5戦・第6戦のレースレポート

2026年全日本カート選手権FP-3部門 第5戦・第6戦

■開催日:5月23~24日 ■開催場所:神戸スポーツサーキット(兵庫県) ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ■参加台数:19台

ヤマハサポート橋口輝明&高橋佳音が優勝!
吉岡拓雲は5位・6位を獲得!

 全日本カート選手権FP-3部門の第5戦・第6戦は、5月23〜24日に兵庫県・神戸スポーツサーキットで開催されFormula Blueドライバーは吉岡拓雲(Formula Blue TAKAGI PLANNING)が出場。さらにYAMAHAサポートドライバーとして島津舞央(ERS with SACCESS)、山田和輝(CRESTガレージC)、高橋佳音(HIGUCHI Racing Team)、橋口輝明(RF AOYAMA)、戸谷周(FLAX Motor Sports)の5名が出場した。今回も、チームにはアドバイザーとして清水英志郎が帯同。神戸出身の清水が、各ドライバーにアドバイスをおくった。

 タイムトライアルではこれまで3勝を挙げランキングトップに立つ橋口がトップタイムをマーク。高橋が僅差の2番手で続き、山田6位、吉岡9位、戸谷12位、島津17位と続く。

 第5戦の予選ヒート。スタート直後の2コーナーで高橋がプッシュアウトされコースを外れ大きく遅れることとなる。それでも再スタートを切ると猛追を開始する。トップは橋口が快調に走り、一度もポジションを譲らずにフィニッシュ。決勝PPを獲得する。山田も粘り6位、吉岡7位、戸谷8位、追い上げた高橋が12位、島津14位となった。

 迎えた決勝。まずは橋口がレースをリードしていく。その後方から順位を上げてきたのが高橋。序盤にトップ10へと進出すると、次々とオーバーテイクを見せ、18周目には3番手、21周目には2番手まで上がる。しかし、快進撃もここまでとなり、橋口が今季4勝目を獲得。高橋は前回の新潟大会に続く2位表彰台を獲得した。

 第6戦では、予選で大きなアクシデントもなくスタート。まずは橋口がトップをキープし、不利なアウト側のスタートからやや順位を落とした高橋も、すぐに挽回していく。終盤、2番手争いを展開していた高橋は、迷わず仕掛け2番手に浮上。そのまま橋口、高橋の順でチェッカーを受けた。

 決勝では橋口がホールショット。高橋も4番手に踏ん張り追い上げを開始する。2周目には2番手に上がった高橋は6周目すぎから橋口とバトルを開始し、トップに出ると橋口を従えて周回を重ねていく。終盤に入り、残りが4周を切ったところで橋口が仕掛け再びトップに浮上。しかし、今回は高橋も負けずに20周目にトップを奪い返す。その後は、橋口に隙を与えず走りきった高橋が、全日本初優勝を獲得。2位に橋口が入り、ヤマハサポートドライバーが連続で1−2位を獲得した。吉岡も順位を上げ6位、山田7位、戸谷10位、島津17位となっている。

第5戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選結果
1位 36 橋口輝明 RF AOYAMA 1位(48.851) 1位
2位 20 高橋佳音 HIGUCHI Racing Team 2位(48.918) 12位
3位 23 伊東諒真 RF AOYAMA 3位(48.952) 3位
5位 18 吉岡拓雲 YAMAHA MOTOR Formula Blue 9位(49.209) 7位
6位 16 山田和輝 CRESTガレージC 6位(49.158) 6位
7位 42 戸谷 周 FLAX Motor Sports 12位(49.444) 8位
12位 7 島津舞央 ERS with SACCESS 17位(49.590) 14位

第6戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選結果
1位 20 高橋 佳音 HIGUCHI Racing Team 2位(48.918) 2位
2位 36 橋口 輝明 RF AOYAMA 1位(48.851) 1位
3位 23 伊東 諒真 RF AOYAMA 3位(48.952) 3位
6位 18 吉岡 拓雲 YAMAHA MOTOR Formula Blue 9位(49.209) 5位
7位 16 山田 和輝 CRESTガレージC 6位(49.158) 4位
10位 42 戸谷 周 FLAX Motor Sports 12位(49.444) 9位
17位 7 島津 舞央 ERS with SACCESS 17位(49.590) 13位

YAMAHA MOTOR Formula Blue – FP-3

チーム代表 高木 虎之介

 吉岡選手は徐々に良くなっています。今回も5位と6位でトップの2〜3台が図抜けている中で初めてのコースと経験の少ない中で頑張ったと思います。表彰台に乗るにはあと少しで、レースを重ねるごとに成長していると思います。難しいシーズンですが、あと2大会のうちに表彰台に立ってもらいたいと思っています。

アドバイザー 清水 英志郎

 吉岡選手はレースの駆け引きはアグレッシブに行って、確実にスタートでも順位を上げてきますし、その部分においては良かったと思います。ただ、タイムトライアルのパフォーマンスが、レースを見ているともう少し行けるのではないかと思うところがあって、NEWタイヤを履くと周囲に対して相対的に遅くなる部分があります。経験が少ないことから恐らくタイヤの性能で限界が上がった分を使い切れていない点があります。そこが今回も引き続き課題として残った部分でした。今後のレースで改善していけば、レースはアグレッシブにやっているので結果も残せると思います。

吉岡 拓雲(東京都15歳)

 メカニックさんとのコミュニケーションもよくなっていると実感しているし、週末の組み立て方もとても良くなっていると感じています。走りに関しても勝負どころや駆け引き、スタートで毎回順位をあげられたことなどポジティブな面はとても多い週末だったと思います。ただそれと同じくらい課題も多く、特に新品タイヤでタイムアタックする時のペースがなかったり、レースでもそもそもペースがなく勝負権を失っているのがあまりにももったいないので次戦までにしっかり準備して考えて戦いたいです。

YAMAHAサポート: RF AOYAMA

橋口 輝明(千葉県17歳)

 今回の神戸ラウンドは反省することが多かったです。メカニックさんに言われた通りセッティングをもっと色々試せばよかったのに自分の走りでどうにかしようとしすぎたことで負けてしまったと思います。その反面よかったことも多く、スタートが全てうまく行ったこと、逃げの展開でミスせず走れたこと、タイヤマネジメントを知れたことなど成長できているところもありました。次戦の菅生戦は2勝できるよう反省、復習、練習をして挑みます。

YAMAHAサポート:CRESTガレージC

山田 和輝(神奈川県15歳)

 練習中からセットの方向性や、ドライビングの面で、前回大会の反省をしっかり活かせて、上位集団との差は埋まってきましたが、まだドライビングの面で少しづつミスがあったり、改善できる点が新たに見えてきました。次戦は神戸とはまた特性の違うコースになるので、しっかりアジャストして、上位集団との差を埋めてトップ争いできるように頑張ります。

YAMAHAサポート:HIGUCHI Racing Team

高橋 佳音(愛知県14歳)

 今回の大会では、事前練習からレースまでを通じて、セット変更に頼るだけでなく、路面状況に応じたドライビングやライン取りの工夫が重要であることを改めて確認できました。また、トップ選手との比較やバトル練習、追い抜きポイントの確認などを積極的に行い、レース全体を想定した準備を進めることができました。実際のレースでは、予選ヒート1での接触や最後尾からの追い上げ、決勝での順位変動など厳しい展開もありましたが、その中でも冷静に状況を判断し、1台ずつ確実に追い抜くことで結果につなげることができました。特に決勝ヒート2では、タイヤ消耗や終盤の順位変動がある中でも再逆転して優勝できたことは大きな収穫でした。

YAMAHAサポート:FLAX Motor Sports

戸谷 周(東京都15歳)

 今大会は、習熟度が低いサーキットをいかに攻略し、短時間でセットや走り方をレースペースに獲得することがまず課題となり、1番前を狙うにはかなり厳しいレースでした。しかし、こういった苦しいレースこそ、レース中の立ち回りが大事になってくると分かっていただけに、タイムトライアルでの位置取り失敗や第6戦の決勝での立ち回りなど、自分の足りない部分が悪目立ちしてしまいました。しっかりと路面の変化に対応し最前列のペースにアジャストしたクルマ作りができる自分自身のスキルの向上が不可欠であると痛感しました。
ページ
先頭へ