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レースレポート

2026年全日本カート選手権FP-3部門 第7戦・第8戦のレースレポート

2026年全日本カート選手権FP-3部門 第7戦・第8戦

■開催日:7月25~26日 ■開催場所:スポーツランドSUGO国際西コース(宮城県) ■天候:雨 ■路面状況:ウェット ■参加台数:14台

吉岡拓雲、今季初の表彰台
優勝は島津舞央&橋口輝明が獲得!

 全日本カート選手権FP-3部門の第7戦・第8戦は、7月25〜26日に宮城県・スポーツランドSUGO国際西コースで開催されFormula Blueドライバーは吉岡拓雲(Formula Blue TAKAGI PLANNING)が出場。さらにYAMAHAサポートドライバーとして島津舞央(ASTECH)、山田和輝(CRESTガレージC)、高橋佳音(HIGUCHI Racing Team)、橋口輝明(RF AOYAMA)、戸谷周(FLAX Motor Sports)の5人が出場した。

 タイムトライアルではただ一人50秒台までタイムを伸ばした島津が自身初のトップタイムを獲得。今回からチームを移籍し、いきなり好結果を出してみせた。2位に戸谷、3位橋口、4位高橋とサポートメンバーが上位を占め、吉岡はややタイムが伸びず9位、山田は7位を獲得した。

 第7戦の予選ヒート。島津が順当にスタートを切った一方、アウト側グリッドの戸谷は後方から押されバランスを崩したこともあり大きく遅れてしまう。その間にジャンプアップを果たしていたのが吉岡。一気に順位を上げると、その後も順調にパッシングを繰り返していく。トップの島津は、序盤から独走体制となりそのままチェッカー。決勝PPを獲得する。吉岡は3位、橋口4位、高橋5位、山田8位と続き、戸谷はペナルティもあり14位となった。

 第7戦決勝。スタートは島津が順当にホールショット。その直後に吉岡が仕掛け、一時トップを走る場面もあったものの、すぐに島津がポジションを奪い返す。その後は、予選同様にペースを上げ、2番手以下を引き離していく。後方では吉岡、山田、橋口、高橋らがバトルをしながら周回を重ねていく。終盤には前のバトルのスキをついて山田が2番手に浮上。橋口3番手、吉岡が4番手で続く展開となる。

 危なげなくトップを走った島津は、約5秒のリードを保ってチェッカー。念願の全日本初優勝を飾った。2位に山田、3位は橋口のペナルティにより繰り上がりで吉岡が入った。高橋は4位、橋口10位、戸谷は13位となった。

 第8戦の予選ヒートも、トップを走ったのは島津。2番手に橋口が続き、高橋4位、戸谷5位、吉岡7位、山田が8位となった。

 決勝では、第7戦ほどのリードは築けないものの島津がトップをキープ。つかず離れずで橋口が追いかける。レース中盤、それまで安定して走っていた島津が4コーナー手前でペースダウンし、そのままストップ。エンジントラブルでリタイアとなる。これでトップに立ったのは橋口。それを山田が追いかけていく。ジリジリと差を縮めていくと、最終ラップの4コーナーでインに飛び込む。しかし、橋口はこれを予期し、立ち上がりで再逆転。そのまま山田を抑えきり、優勝を飾った。2位は連続で山田、3位に高橋、吉岡4位、戸谷11位となった。

 この結果、ポイントでは橋口が圧倒的なリードを保って最終戦へ臨むこととなる。計算上、タイトルの可能性を残しているのは橋口と高橋の二人となり、最終戦は両者によるタイトル争い一騎討ちとなった。

第7戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選結果
1位 7 島津 舞央 ASTECH 1位(50.858) 1位
2位 16 山田 和輝 CRESTガレージC 7位(51.281) 8位
3位 18 吉岡 拓雲 YAMAHA MOTOR Formula Blue 9位(51.406) 3位
4位 20 高橋 佳音 HIGUCHI Racing Team 4位(51.182) 5位
10位 36 橋口 輝明 RF AOYAMA 3位(51.127) 4位
13位 42 戸谷 周 FLAX Motor Sports 2位(51.082) 14位

第8戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選結果
1位 36 橋口 輝明 RF AOYAMA 3位(51.127) 2位
2位 16 山田 和輝 CRESTガレージC 7位(51.281) 8位
3位 20 高橋 佳音 HIGUCHI Racing Team 4位(51.182) 4位
4位 18 吉岡 拓雲 YAMAHA MOTOR Formula Blue 9位(51.406) 7位
11位 42 戸谷 周 FLAX Motor Sports 2位(51.082) 5位
14位 7 島津 舞央 ASTECH 1位(50.858) 1位

YAMAHA MOTOR Formula Blue – FP-3

チーム代表 高木 虎之介

 良かったです。タイムトライアルで失敗しましたが、そこから追い上げて3位、一時はトップまで上がりました。初めてのコースで頑張ったと思います。今回は第7戦予選ではジャンプアップしましたし、雨を活かして表彰台に乗りました。上出来だったと思います。

吉岡 拓雲(東京都15歳)

 表彰台に乗れたこと、今までより結果でも成長できたかなという点では良かったのですが、第7戦はトップに出て勝てるチャンスはあったと思いますし、もっと上位でゴールできるポテンシャルはあったと思うので、そこは自分がもっといろいろできたと思うところがあります。第8戦はペースもなかったのですが、駆け引きの面では上手く順位を上げられて良かったと思います。内容と結果も伴ったので良かったと思いますし、この流れで、もてぎではもっと上位に行けるように臨んでいきたいです。最後は勝って終わりたいと思います。

YAMAHAサポート: RF AOYAMA

橋口 輝明(千葉県17歳)

 第7戦は自分のミスで流れを悪くしてしまいました。ペナルティもあり散々でした。それでも、そのあと気持ちを切り替えて、いつもの落ち着いた走りをしたら結果もついてきたので、自分の走り方がよくわかった気がします。タイトル争いはもてぎに持ち越しですが、余裕はできたのかなと思います。自信もって勝ちに行きます。

YAMAHAサポート:RF AOYAMA:CRESTガレージC

山田 和輝(神奈川県15歳)

 TTは単独で走ったこともあって後半にタイム更新できず、予選もエア圧に失敗しペースが上がりませんでした。それらを元に戻して、万全の状態で決勝に臨んだら、ペースも良くなりました。最後はラッキーもあって2位になれました。第8戦は最終ラップでトップに追いついたのですが、もうちょっと処理を上手くしていればチャンスがあったかもしれないし、もう少し見てコース後半で勝負するのもありだったなと反省しています。ただ大きな大会で表彰台に立つのは初めてなので、そこは大きな収穫でした。

YAMAHAサポート:HIGUCHI Racing Team

高橋 佳音(愛知県14歳)

 雨があまりよくなくて、今週末は走り方からバトルまで基本的なところをすべてやり直して、最後の最後、今日の午後くらいから正解が見え始めていました。午前の結果は良くなかったですけど学べた物はあったし、午後は幸運もありましたけど、表彰台に乗れたので良かったです。もてぎは橋口選手がシリーズで出ていて他の地元勢も速いですし不安はあるのですが、いい結果出さないといけないので頑張ります。

YAMAHAサポート:FLAX Motor Sports

戸谷 周(東京都15歳)

 TT2位といいところから始められたのに、第7戦ではペナルティだったり自分のミスだったりチャンスを失ってしまいました。第8戦は最終的にはマシントラブルでした。自分にできることはもっとあったし、第7戦では表彰台に立てる速さはあったと思うので、次回のもてぎに向けてはレースの立ち振る舞いを正さないといけないと思いました。

YAMAHAサポート:ASTECH

島津 舞央 (滋賀県14歳)

 自分の好きな雨で、1年ぶりのSUGOで結果を出せて嬉しいです。ずっと結果が出せなかったので、やっと全日本で優勝できて良かったです。第8戦の最後はピストンが割れてしまったようです。もてぎはしばらく走っていないですが、全国大会で優勝したコースなので、楽しんで結果も出したいと思います。

2026年ジュニアカート選手権ジュニア部門第7戦・第8戦

■開催日:7月25~26日 ■開催場所:スポーツランドSUGO国際西コース(宮城県) ■天候:雨 ■路面状況:ウェット ■参加台数:5台

兼田麗生、地元大会で初優勝!

YAMAHA MOTOR Formula Blue – FP-3

兼田 麗生(宮城県12歳)

 第7戦は自分の走りができて逃げ切って優勝できました。第8戦は、9コーナーでスピンしてしまいました。前の相手の動きをよく見ることが大事だと思いました。そこから追い上げてこられたので、スピードがあったことは自分でもわかりました。これを次に生かしていきたいです。

チーム代表 田中 亮(Super Racing Junkie!)

 スピードは素晴らしかったですし、JAF選手権の優勝は初めてなので、そこは良かったです。ただ、レースウィークを通じて、2連勝できるスピードがあったので、それをスピン、ストップした原因にはどこか不注意、油断、慢心があってああした結果になったと思います。そのあとのスピードも素晴らしかったですが、だからこそちゃんと2連勝しなければいけない大会だったと思います。その意味では、ドライバーにとっていい教訓になったと思います。結果的にはあまり褒められるレースではなかったかな、と。今回のスピードをメインのもてぎシリーズでも発揮して頑張ってほしいです。
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