ドライブベルト&Vベルトのトラブルと対策
モーターサイクルの性能維持に必要な消耗部品の定期交換をお勧めいたします。純正部品の交換及び車両の整備はヤマハ販売店にご依頼ください。
ドライブベルトのたるみ
ドライブベルトのテンションが下がると駆動力伝達ロスが増えます。またドライブベルトの歯の欠けや、ドライブベルトがプーリーから脱落する危険もあります。 定期的にテンション調整をすることで、これらのトラブルを回避することができます。
ベルト摩擦によるトラブル
ドライブベルトの場合はプーリーと接する歯の部分が摩耗してきます。歯が摩耗すると歯飛びによる駆動力伝達ロスや歯の欠けが発生します。走行距離が短くてもドライブベルトとプーリーの間にゴミや砂利を噛みこむと歯が摩耗します。
Vベルトの場合はシーブと接するベルト側面が摩耗します。ベルト幅が細くなるとシーブ上部までベルトが移動できず変速しきらない、ベルトとシーブが滑るなどの現象が起こります。これらにより走行性能の低下と燃費の低下が起こります。 どちらのトラブルもベルトの定期交換を行うことにより防げます。
ウェイトローラー摩擦によるトラブル
ウェイトローラーが摩耗して軽くなると、ウェイトローラーが遠心力の影響を受けやすくなるため、エンジン回転数が低くても変速する等、変速性能低下や燃費低下が起こります。ヤマハ販売店で点検することを推奨します。