新着・イベント情報
新薬開発を目的とした研究・実験の効率化・精緻化に貢献する、新型の細胞ピッキング&イメージングシステム「CELL HANDLER2」を、2025年3月に発売。
ヤマハ発動機株式会社は、新薬開発を目的とした研究・実験の効率化・精緻化に貢献する、新型の細胞ピッキング&イメージングシステム「CELL HANDLER™2」を、2025年3月に発売します。CELL HANDLER™2は、最先端技術を取り入れ、研究者からのフィードバックを活かし、これまでにないユーザーエクスペリエンスを提供する次世代セルハンドリングシステムです。AIによる自動化とイメージング機能の強化、操作感の向上を実現し、新たな発見を目指す研究者の挑戦を力強くサポートします。大規模スクリーニング、細胞品質管理、細胞株樹立など、創薬における幅広いニーズにお応えする、細胞研究のベストパートナーです。
新製品紹介ムービー
3つの特長
高解像度イメージング、自動認識精度の向上
20倍の明視野観察、4倍・10倍の位相差観察、動画撮影モードを追加。蛍光観察用蛍光フィルターも5色に拡充し、これまで以上に詳細な細胞データを取得可能。オートフォーカス機能で対象細胞の高さを自動認識し、撮像にかかる時間と手間、データ量を削減。顕微鏡としての機能を大幅に拡充し、ピッキングのための画像取得にとどまらず、日常的な細胞観察にもご使用いただけます。
AI解析による高度な目的細胞の検出
CELL HANDLER™2は様々なAIモデルを搭載できるソフトウェア構造で設計されています。提供された教師データに基づき、希望する条件の細胞の輪郭をAIが高精度に検出。お客様ごとに最適化されたAIが、これまで識別が難しかった条件の細胞も正確に検出し、研究の効率化と、実験の信頼性向上に貢献します。
自由度が高い、トレーサブルな細胞ハンドリング
より身近なパートナー機器として活用いただくために、直感的な操作が可能なUIを搭載。吸引前後の細胞の位置や状態をトレーサブルに情報管理。吐出先の細胞のレイアウトも自由度高く設定可能。多様な研究ニーズにお応えします。自由自在な細胞ハンドリングをご体感ください。
基本仕様
仕様・外観は改良のため予告なく変更することがあります。
機種名 | CELL HANDLER™2 | ||||
---|---|---|---|---|---|
対象外形寸法 | L 1350 × W 900 × H 1600 mm | ||||
本体重量 | 約550㎏ | ||||
電源 | 電源:単相AC 100 - 120 V / 200 - 230 V(-10%~+8%) 周波数:50 Hz / 60 Hz 過渡過電圧:過電圧カテゴリー Ⅱレベル 以下 主電源に発生する一時的過電圧:2.5 kV以下 消費電力 :平均約690 W / 最大約990 W 設備容量:1.2 kVA |
||||
X,Y,Z軸 | ACサーボモーター | ||||
操作系 | タッチパネルディスプレイ、光学式ホイール付マウス、ミニキーボード | ||||
記憶装置 | 装置内蔵8TB HDD | ||||
外部インターフェース | 装置前面:USB 3.0 x 4 | ||||
カメラ | CMOS 2048 × 1544 pixels | ||||
光学レンズ | 明視野:4倍、10倍 | ||||
光源 | LED光源 | ||||
滅菌ランプ | UV 15 W x 2 | ||||
空気清浄器 | HEPAフィルター x 2 | ||||
設置環境 | 使用場所:屋内使用
・塵、ほこり、腐食性ガス無きこと ・画像処理に悪影響を及ぼす場合があるため、強い室内照明や直射日光などが装置内に入らないこと ・4900 N/m2以上の、水平なコンクリート床 |
||||
高倍率観察システム | 20倍対物レンズ 位相差:4倍、10倍 | ||||
蛍光観察システム | 蛍光観察用LED光源 蛍光フィルター3~5色 |
注2)仕様・外観は改良のため予告なく変更することがあります。
注3)上記は、弊社評価結果に基づき記載しております。結果は、作業環境、細胞の種類などによって異なる場合があります。