ワークフロー・製品特長
イメージング、細胞解析・選択、ピック&プレースの基本ワークフローの説明、および各ワークフローごとに製品特長をご紹介します。
ワークフロー
CELL HANDLER™2は「イメージング」「細胞解析・選択」「ピック&プレース」を基本工程としています。

- イメージング
- マイクロプレートなどの培養器を撮影し、細胞の状態を静止画・動画でとらえます。

- 細胞解析・選択
- 画像解析により取得した形態学的/表現型特徴量をもとに、目的とする細胞を選択します。

- ピック&プレース
- 独自のチップを装着した8本のピッキングユニットが、選択した細胞を分取。指定した位置に配置します。
日々の細胞研究をアシストするパートナー機器に進化
「イメージング」「細胞解析」「ピック&プレース」を柔軟に組み合わせることで、日々の多様な実験に活用いただけます。
これらの基本機能に加え、AIによる細胞認識サポートや認識した細胞のトレース機能を活用することで、より実用的なパートナー機器としてご使用いただけます。
ワークフロー例
[例1]特定条件での細胞選別
取得した画像、特徴量データをもとに、特定の細胞のみを単離。
イメージング
細胞解析・選択
ピック&プレース
[例2]イメージングによる日々の細胞状態の確認
1日目撮像&細胞認識→2日目撮像→3日目撮像。3日間の撮像結果を細胞毎に一覧で表示。
Day1 イメージング
Day1 細胞解析
Day2 イメージング
Day3 イメージング・細胞解析
Day3 一覧表示
[例3]経時的なイメージングと目的細胞の単離
1日目撮像&細胞認識→2日目撮像→3日目撮像、細胞認識→1日目で選んだ候補細胞を一覧で表示、3日目の特徴量に応じてピッキング
Day1 イメージング
Day1 細胞解析
Day2 イメージング
Day3 イメージング・細胞解析
Day3 一覧表示・選択
Day3 ピック&プレース
主な製品特長
特長01
顕微鏡のような操作感
ピッキング装置でありながら顕微鏡のような操作感を取り入れました。顕微鏡操作に慣れた研究者の方もストレス無く、欲しい情報をスムーズに取得できることを目指しました。
特長02
トレーサブルな細胞管理
取得したサンプルの特徴量情報、移動座標情報は、装置に自動記録。トレーサブルな細胞管理の実現により、厳密さが求められる細胞研究のデータ管理をアシストします。
特長04
繊細かつ精緻な細胞ハンドリング
ヤマハが独自に開発した先端チップ部品が「Precision Tip™」。オートキャリブレーション機能も備え、超高精度かつダメージフリーな細胞ハンドリングをブラッシュアップ。
特長05
現場の声を反映した、正統進化
20倍の倍率に対応するイメージング機能の強化やソフトウェアUI改善、本体の小型化など現場の声を反映して正統進化を遂げました。