レースレポート
2019年 全日本カート選手権 FS-125部門 西地域 第1戦のレースレポート
2019年 全日本カート選手権 FS-125部門 西地域 第1戦
■開催日:3月30~31日 ■開催場所:琵琶湖スポーツランド ■天候:晴れのち雨 ■路面状況:ウェット(決勝) ■参加台数:16台
2年目の居附明利が開幕戦優勝!
新加入の嶋田隼人もタイムトライアル・予選で1位を獲得!
全日本カート選手権西地域の開幕戦が、3月30〜31日の2日間、滋賀県・琵琶湖スポーツランドで開催された。西地域の2019年 ヤマハ「Formula Blue」スカラシップドライバーには昨年に引き続き居附明利(11号車・Formula Blue Ash)と、新加入の嶋田隼人(12号車・Formula Blue ぴぃたぁぱん)を起用し、シリーズタイトルの獲得を目指す。 例年、不安定な天候となる春先の琵琶湖大会だが、今回も日曜日は雨が降ったり止んだりを繰り返す不安定な天候に見舞われた。さらに、時折強い風が吹き、桜の開花間近とは思えない肌寒い中でのレースとなった。
西地域のFS-125クラスには16台がエントリー、ベテランから若手まで幅広い年齢層のドライバーが集まっている。
タイムトライアル
7分間計測のタイムトライアルはドライコンディションでの出走となった。各選手が早々にコースインする中、居附、嶋田の二人も積極的に周回を重ねていく。その度にタイムアップを果たし、計測終盤の7周目に嶋田が全体トップとなる41秒790を記録しリーダーボードのトップに躍り出ると、居附も2番手タイムを出し嶋田に続く。最後の計測ラップでトップタイムは奪われてしまったものの、嶋田が2位、居附が3位でタイムトライアルを終え、絶好のポジションから予選ヒートを迎えることとなった。
予選ヒート
予選ヒートもドライコンディションでレースとなる。好スタートを見せたのは嶋田で、オープニングラップをトップで戻ってくる。居附もポジションキープの3番手で序盤を終えると、3周目の4コーナーで2番手を奪い、1−2フォーメーションとなる。嶋田と居附との間隔は約1秒ほどを保ったまま周回を重ね、そのままの間隔でチェッカーを迎える。嶋田はトップチェッカーで決勝のポールポジションを獲得し、居附も2番手グリッドとフロントローを独占することとなった。
決勝ヒート
前のクラスの決勝終盤に降り出した雨は、次第に強さを増しコースを濡らしていく。ダミーグリッドの閉鎖時間には、雨は上がったものの路面は完全にウェットコンディションとなり、レース中の路面回復の可能性が少ないと判断した各選手は、この日初めてレインタイヤを装着して決勝に臨んだ。
好スタートを見せたのは、今回も嶋田。タイミング良くスタートを切るとトップで1コーナーを通過し、2番手には居附が続く。レインコンディションを得意とする嶋田は序盤からハイペースで周回を重ねていく。一方の居附は後半重視のセッティングとしていたこともあり、嶋田がリードを広げる展開となる。5周目終了時点で嶋田のリードは3秒以上となり、このまま独走態勢へと持ち込むかに思われた6周目、S字で縁石に乗り上げた際にスプロケットがヒットし、チェーンが外れるトラブルに見舞われ、6コーナー先にマシンを止め、無念のリタイアとなった。
かわってトップとなったのが居附。この時点で、後続に約2秒の差を築いていたが、その後追い上げてきた選手に1秒差まで接近されるものの、レース終盤に再度引き離し、リードを2秒以上に広げることに成功し、そのまま独走でチェッカー。今季に勢いをつける開幕戦優勝を飾った。
第1戦リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | タイムトライアル | 予選ヒート |
---|---|---|---|---|---|
1 | 11 | 居附 明利 | Formula Blue Ash | 3位(41.858) | 2位 |
2 | 17 | 植田 晴斗 | KC NAGAHARA | 6位(41.926) | 11位 |
3 | 23 | 橙 侍槻 | Energy JAPAN | 1位(41.675) | 3位 |
14 | 12 | 嶋田 隼人 | Formula Blue ぴぃたぁぱん | 2位(41.790) | 1位 |