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レースレポート

2019年 全日本カート選手権 FS-125部門 西地域 第4戦のレースレポート

2019年 全日本カート選手権 FS-125部門 西地域 第4戦

■開催日:7月27〜28日 ■開催場所:神戸スポーツサーキット ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:19台

2戦連続で2名揃って表彰台を獲得!
居附はシリーズランキングトップを堅持!!

 全日本カート選手権西地域の第4戦が、7月27〜28日の2日間、兵庫県・神戸スポーツサーキットで開催された。近畿地方では直前に梅雨明け宣言が出されたものの、土曜日は台風の影響もあり、十分にスリックタイヤでの走行が出来ないコンディションとなった。明けて、日曜日は朝から気温も上昇し、夏本番の暑さの中での大会となった。
 西地域のシリーズは、今大会を含め残り2大会となり、シリーズランキング争いも佳境を迎えている。

タイムトライアル

 今回も1グループでのアタックとなったタイムトライアル。直前の公式練習でも好タイムをマークしていた嶋田隼人が狙い通りにトップタイムをマークし、まずは予選のポールポジションを獲得する。レースウィークに入ってから、なかなか路面とマッチするセッティングを見つけられずにいた居附明利も、3番手タイムをマークした。

予選ヒート

 16周で行われた予選ヒートでは、嶋田が順当にスタートを決めトップをキープ、居附も3番手となり両選手はトップグループを形成する。嶋田はトップを守りながら周回を重ね、レースは終盤へと突入する。このままトップチェッカーを受けるかと思われた最終ラップ、バックストレートエンドのヘアピンで後続の選手にパッシングをされ、予選は嶋田2位、居附3位で終えることとなった。

決勝ヒート

 30度を超える酷暑の中で迎えた26周の決勝ヒート。スタートは嶋田、居附ともにポジションをキープし2番手、3番手で戻ってくる。両者とトップの3台でトップグループを形成する図式は予選と全く同様だったが、この決勝ではトップの選手のペースが良く、嶋田、居附ともに追従するものの仕掛けるまでには至らない。
 トップ3台が同じようなペースで周回を重ねるが、レース終盤に入り、トップの選手と嶋田、居附の間隔は徐々に開いていく。ラスト3周を切り、居附が嶋田の前に出るものの、この時点でトップとは約1秒ほど離れており、そのまま居附2位、嶋田3位でフィニッシュとなった。ここまで全戦で優勝してきたヤマハ「Formula Blue」スカラシップドライバー勢の連勝記録が途絶えたものの、2戦連続で2名共に表彰台を獲得し、確実にポイントを積み上げている。この結果、ランキングトップは居附が堅持し、嶋田はランキング3位に浮上した。

第4戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選ヒート
1 22 奥田 もも HRS JAPAN 2位(42.286) 1位
2 11 居附 明利 Formula Blue Ash 3位(42.344) 3位
3 12 嶋田 隼人 Formula Blue ぴぃたぁぱん 1位(42.230) 2位

Formula Blue Ash

#11 居附 明利(愛知県・17歳)

 前日に雨が降っていた影響もあると思うのですが、路面に対応し切れなかったと思います。全体的にペースも上がらず、離れては追いつき、追いついては離れてという感じでした。セッション毎に少しずつ仕上げていたのですが、まだ足りませんでした。僕がもっと早めに嶋田選手をパスしていれば、もしかしたらという気持ちはあります。次戦の中山大会では前回のようなミスは絶対に犯さないように気をつけ、狭いコースなので常にトップを走るようにしていきます。

チーム代表:築山 敬【かあと小僧】

 なんとか天候も持って久しぶりのドライ、天候に左右されないレースでした。ただ、本人も言っているように、同じFormula Blueのメンバーなので、抜きあぐねる感じはありました。後半勝負のセッティングにしていたので、イケるかなと思っていたのですが、パッシングポイント、タイミングがあまり良くなかったと思います。ただ、Formula Blueで2位と3位を獲得出来ましたし、コンスタントにポイントを稼いでいますので、このままの流れでチャンピオンを獲得したいと思っています。

Formula Blue ぴぃたぁぱん

#12 嶋田 隼人(京都府・15歳)

 タイムトライアルでは狙い通りに1位を獲れたのですが、予選では決勝のことを考え過ぎていたという気の緩みもあり、詰めが甘かったところが今日一番の反省点です。決勝は、最初から奥田選手の方がペースが速く、ついていくのが精一杯でした。とは言っても、自分に何かが足りなかったというわけではなく、パフォーマンスを最大限に引き出して、常に全力でプッシュし続けたレースだったので、悔いはないです。中山大会は前戦で優勝して自信を持つことができましたし、得意なコースなので、確実に優勝して東西統一戦を迎えたいと思います。

チーム代表:山下 正浩【ぴぃたぁぱん】

 嶋田選手は、練習からタイムトライアルまで調子が良すぎて、本人に少しスキが生まれてしまったような印象です。決勝は、一度は前に出られるように狙っていたのですが、そこまで煮詰めることが出来ませんでした。最後に抜かれてしまい、3位に下がってしまったのは余計でしたが、それでも、あれ以上の無理は出来ないので仕方ないと思います。次回は確実に優勝できるように取り組んでいきたいです。
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