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レースレポート

2020年 全日本カート選手権 FP-3部門 西地域 第3戦のレースレポート

2020年 全日本カート選手権 FP-3部門 西地域 第3戦

■開催日:8月22~23日 ■開催場所:神戸スポーツサーキット ■路面状況:ドライ ■参加台数:18台

 全日本カート選手権FP-3部門西地域第3戦が、8月22~23日の2日間、兵庫県・神戸スポーツサーキットで開催されました。今回の話題の一つは、前戦の御殿場大会にスポット参戦して優勝した土志田選手が、余勢を駆ってアウェイの神戸参戦を決めたことでした。コースを知り尽くした地元勢との争いに注目が集まりましたが、初めての神戸でのレースながら、タイムトライアル、予選ヒート、決勝ヒートの全てで1位を獲得。前戦に続く勝利を飾ると同時に、一気にシリーズランキングポイントも1位に踊り出ました。
 ヤマハ「Formula Blue」KTサポートドライバーの森岡泉美選手は、タイムトライアルはトップと僅差の2位タイム、予選ヒートも2位で通過しました。迎えた決勝は更なるリザルトが期待されましたが、惜しくも勝利獲得は成りませんでした。しかし、スタート時におけるスポーツマン精神に則ったフェアプレイは、今後の成長や更なる活躍に繋がるものと思います。次戦の岡山県中山大会は、再び20台オーバーのエントリー台数となり、見応えのあるレースが期待されると同時にシリーズチャンピオン争いにも注目が集まります。

第3戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選ヒート
1 29 土志田 洸彰 GRIZZLYRACING with ARBOL ALDEA 1位(45.606) 1位
2 23 竹本 優月輝 TAKAGI PLANNING 9位(45.740) 3位
3 14 坂上 真海 TAKAGI PLANNING 7位(45.714) 5位
5 8 森岡 泉美 Formula Blue Ash 2位(52.521) 2位

Formula Blue Ash

#8 森岡 泉美(兵庫県・18歳)

 今大会は自分自身が大きく成長出来たレースでした。事前練習には多くの時間を費やし、練習方法にも工夫を加えました。決勝のスタートは賛否両論あると思いますが、「Formula Blue」の看板を背負う立場として、フェアプレイに徹して戦う姿勢を貫きました。このことは自分の信念として良かったのですが、結果的に優勝のチャンスを逃してしまったことは反省点でもあり、次戦に向けた大きな目標が出来ました。また、今回のレースでは決勝中盤からキャブの調子が上がらず、ペースアップが叶いませんでした。ただ、そのような中でも冷静に考えることが出来、レースの組み立ても自分なりに整理しながら走ることが出来たことも良かったです。今回のレースは、これまで以上に自分自身が「Formula Blue」のドライバーとして自覚を持って臨んだレースとなりました。次回の中山大会でも、その姿勢と周囲からの応援への感謝を忘れずに取り組んでいきたいと思います。

チーム代表:築山 敬【かあと小僧】

 事前の練習でしっかりとデータ取りをして大会に臨みました。タイムトライアルと予選は2位、決勝は5位でしたが、スタートでローリングに遅れたポールの選手を待ってあげた優しさが、スタート時の加速不良と押し出し行為を回避する為のグリッドダウンに繋がり、結果的にはスタートミスとなってしまったのは残念でした。ただ、スポーツマンシップに則り、無理なグリッド争いや危険を回避し、完走を選択したドライバーの選択を褒めてあげたいと思います。次戦はシリーズランキングを争う上で非常に重要なレースになると思いますので、頑張りたいと思います。

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