レースレポート
2022年 全日本カート選手権 FS-125部門 東地域 第1戦のレースレポート
2022年 全日本カート選手権 FS-125部門 東地域 第1戦
■開催日:4月23~24日 ■開催場所:モビリティリゾートもてぎ北ショートコース ■天候:曇り ■路面状況:ドライ ■参加台数:17台
2022シーズンが開幕
五十嵐文太郎が2位、落合蓮音が3位表彰台を獲得!
全日本カート選手権FS-125部門 東地域 第1戦が、4月23~24日の2日間、栃木県のモビリティリゾートもてぎ北ショートコースで開催された。
ヤマハ「Formula Blue」スカラシップドライバーとして全日本カート選手権FS-125部門に3名が参戦。昨年から継続参戦となる五十嵐文太郎はチャンピオン獲得を目標に据える。加えて、海外レースにも参戦するなどして成長著しい2020年のFP-Jrチャンピオンの落合蓮音と全日本FP-3部門でシリーズ5位を獲得してステップアップした柳沼光太を擁して2022年シーズンを戦う。
晴天で終えた土曜日のタイムトライアルから一転して小雨の降る肌寒いコンディションで日曜日の決勝が行われた。3番グリッドから好スタートを決めトップに立った五十嵐は逆転されるも2位でフィニッシュ。7番手スタートの落合は3位までポジションを上げデビュー戦にして表彰台を獲得。柳沼は苦しみながらも全力を尽くして10位でレースを終えた。
第1戦リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | タイムトライアル | 予選ヒート |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 52 | 塚本 凛世 | K.SPEED WIN | 1位(38.399) | 1位 |
2位 | 18 | 五十嵐 文太郎 | Formula Blue エッフェガーラ | 4位(38.632) | 3位 |
3位 | 11 | 落合 蓮音 | Formula Blue Ash | 8位(38.722) | 7位 |
10位 | 34 | 柳沼 光太 | Formula Blue ガレージC | 12位(38.795) | 11位 |
Formula Blue エッフェガーラ
#18 五十嵐 文太郎(山形県14歳)
Formula Blueで2年目というプレッシャーはあるのですが、それを自信に変えてチャンピオンを獲得したいと思います。決勝レースはトップに追いつくため自分なりにドライビングをアジャストしましたが、もう一段ペースを上げることが出来ませんでした。しかし、ミスなく速いラップを重ねることが出来たことは良かったと思っています。
チーム代表 加藤 真(レーシングサービス エッフェガーラ)
決勝ではよく頑張ってフィニッシュしたと思います。ただ、更に戦えるマシンに仕上げていく上でマシンのことをもっと理解して、ドライバーとして的確なフィードバックを自信を持ってコメントして欲しいと思っています。そこがドライバーとして成長し、一皮剥けるためのポイントになると考えています。
Formula Blue ガレージC
#34 柳沼 光太(埼玉県 16歳)
Formula Blueの一員としてのプレッシャーをポジティブに捉えて挑みたいと思っています。自分はメンタル面が課題だと感じていて、予選までは結果を意識しすぎて自分の走りが出来ませんでした。トラブルを抱えながらの決勝だったのですが、その中でも順位も上げることができ、自信を持って走れたので次に繋がるレースが出来ました。これからメンタル面もトレーニングで改善していきたいと思います。
チーム代表 伊勢田 尚輝 (ガレージC)
昨年までのKTエンジンからよりハイスピードになるFS-125のマシンへの対応がまだ出来ていないのが現状です。特に未経験のハイグリップタイヤの走らせ方に苦しんでいて、新品のオーバーグリップ時が遅く、後半にタイヤが消耗してきてタイムが上がってくるという状態です。次戦に向けて一つでも課題をクリアして挑みたいと思います。
Formula Blue Ash
#11 落合 蓮音(愛知県 13歳)
Formula Blueのドライバーとしてみんなの見本になるような選手になりたいです。土曜日まではタイムが上がらず苦戦していたのですが、レースが始まると全体のタイムが少し落ちてきて、上手く自分のペースに持っていけた感じです。終始、緊張状態の決勝でした。序盤に順位を上げてからは守りの展開となってしまいましたが、後ろからのプレッシャーに負けず、落ち着いてミスなくレースを終えることが出来ました。
チーム代表 築山 敬 (かあと小僧)
昨年までは西地域に参戦していたためこのコースの経験が少なく、セッティングも決まらない状態でレースをすることになりました。そのような中での3位という結果は現状からすれば上出来です。これからも経験の少ないコースでのレースが続きますので、短い時間の中でマシンのセッティングを仕上げられるようにしていきたいと思います。