レースレポート
2022年 全日本カート選手権 FS-125部門 東地域 第2戦のレースレポート
2022年 全日本カート選手権 FS-125部門 東地域 第2戦
■開催日:5月14〜15日 ■開催場所:GOLDEX本庄モーターパーク ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:15台
落合蓮音が今季初優勝! シリーズランキングもトップへ浮上!
全日本カート選手権FS-125部門 東地域 第2戦が5月15に埼玉県のGOLDEX本庄モーターパークで行われた。このサーキットは2つの長いストレートが特長のハイスピードコースでスリップストリームも効きやすく容易に逃げることが出来ないことから、いかに抜きつ抜かれつのバトルから抜け出して自分のペースを作れるかがポイントになる。
予選でトップに立ちポールポジションから好スタートを決めた落合蓮音は2番手以下がバトルをする間に約3秒ものリードを序盤で築いた。8番グリッドからスタートした五十嵐文太郎は序盤で5番手まで順位を上げてきたがブレーキにトラブルを抱え徐々に順位を下げる思いがけない展開となった。10番手スタートの柳沼光太もペースが上がらず後方で苦しい状況が続いた。レースは序盤でリードしてから上手く逃げ切った落合が今季初優勝を獲得。柳沼が10位、五十嵐が11位という結果となった。この優勝で落合はポイントランキングのトップに立った。
第2戦リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | タイムトライアル | 予選ヒート |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 11 | 落合 蓮音 | Formula Blue Ash | 3位(39.133) | 1位 |
2位 | 73 | 豊島 里空斗 | HRT with カローラ新茨城 OSI Racing | 2位(39.088) | 2位 |
3位 | 12 | 宮本 颯斗 | Team ぶるーと | 14位(39.515) | 4位 |
10位 | 34 | 柳沼 光太 | Formula Blue ガレージC | 13位(39.394) | 10位 |
11位 | 18 | 五十嵐 文太郎 | Formula Blue エッフェガーラ | 9位(39.248) | 8位 |
ポイントランキング
Pos. | No. | Driver | Team | 合計 | 有効 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 11 | 落合 蓮音 | Formula Blue Ash | 59 | 59 |
6位 | 18 | 五十嵐 文太郎 | Formula Blue エッフェガーラ | 30 | 30 |
34 | 柳沼 光太 | Formula Blue ガレージC |
Formula Blue エッフェガーラ
#18 五十嵐 文太郎(山形県14歳)
決勝の序盤はペースも良く順調だったのですが、途中からブレーキ関係にトラブルが出てきて思うように走れなくなり非常に悔しい結果となりました。レースウィークを通してマシンの状況を把握するセンサーみたいなものがもっと敏感に働いていればこういうトラブルも未然に防げたのではないかと考えています。次戦はホームコースの菅生ですので必ず結果を残したいと思います。
チーム代表 加藤 真(レーシングサービス エッフェガーラ)
マシンの仕上がりも良く自信を持ってレースに挑めたと思います。しかしタイムトライアルで位置取りが悪く上手くスリップストリームを使えなかったことで順位を上げることが出来なかったところから歯車が噛み合わない流れになった気がしています。決勝では思わぬトラブルもあり残念ですが、次戦は得意なコースですので挽回したいと思います。
Formula Blue ガレージC
#34 柳沼 光太(埼玉県 16歳)
練習ではかなり走りも改善でき周りとも遜色ないタイムで走れるようになってきました。公式練習でも調子が良く自信持って挑んだのですがタイムトライルで位置取りに失敗してスリップを使ってタイムを上げることが出来ませんでした。後方からのレースになって周りのペースから抜け出せず自分の走りができなくなってしまった感じです。次戦の菅生は好きなコースなので気持ちを切り変えて挑みます。
チーム代表 伊勢田 尚輝 (ガレージC)
第1戦の反省から走りを変えていくことに取り組んで土曜日までは少しずつ良くなっていました。前を追いかけて必死になると走りが悪い時に戻ってしまうのでそこを徹底的に変えていく必要があると考えています。今回は進歩したところもありますので次戦に向けてさらに練習していきたいと思います。
Formula Blue Ash
#11 落合 蓮音(愛知県 13歳)
スタートした後の状況でレースの展開を組み立てようと考えて決勝に挑みました。スタート後の数周で2位と大きな間隔ができたのでそこから逃げ切る作戦を考えて走りました。今回は走ったことのないコースでしたので今までにないくらい過去のレースの動画などを必死に見て自分なりに研究してきたことが結果にもつながったと考えています。次の菅生も走ったことがありませんので同じように準備をして表彰台には上がりたいと思います。
チーム代表 築山 敬 (かあと小僧)
優勝できて良かったです。このコースは経験がなく木曜日から初めて走る予定でしたので、しっかりと事前にミーティングをして準備をしてきた結果だと考えています。次戦も今回と同様に初めてのコースですが自信を持って挑みたいと思います。