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レースレポート

2022年 全日本カート選手権 FP-3部門 西地域 第5戦のレースレポート

2022年 全日本カート選手権 FP-3部門 西地域 第5戦

■開催日:9月17〜18日 ■開催場所:中山カートウェイ(岡山県) ■天候:曇り ■路面状況:ドライ ■参加台数:19台

鈴木恵武が3位獲得、ランキングトップで最終戦へ!

 全日本カート選手権西地域第5戦は、9月17~18日に岡山県・中山カートウェイで開催された。例年、暑さに悩まされる中山大会だが、今年は台風の接近が予想される中で開催となり、天候の変化が心配された。西地域シリーズは今回が最終戦となり、シリーズを締めくくる活躍が期待された。
 参加19台がアタックを行ったタイムトライアルでは鈴木恵武が5番手タイム、久富圭は途中チェーントラブルもあり11番手となった。トップから最下位までのタイム差がわずかに0.726秒と僅差で、コンマ1秒の違いが順位を大きく変えたことから、レースは混戦が予想された。
 続く17周の予選ヒート。鈴木は序盤から順位を上げていき5周目には2番手としトップを追っていき10周目に先頭に出ると、その後3周に渡りラップリーダーとなる。最後は2位に終わったもののフロントローを獲得した。久富はトップグループに加わってレースを進め、幾度となく順位を入れ替え、最後は8位でチェッカーとなった。
 心配された雨は降らず、ドライコンディションで迎えた決勝。鈴木は2番手をキープしてオープニングラップを終えるが、久富はスタート直後の多重クラッシュに巻き込まれ、再スタートしたものの最後尾となる。
 鈴木は幾度かトップを走るものの、上位3台のバトルは激しく、時には3番手に落ちるなど順位変動の激しいレースとなる。終盤は、やや2番手に離され3番手を走行。そのまま3位でフィニッシュ。ランキングトップを守り最終戦に臨む。また久富は再スタート後は着実に周回を重ね18位フィニッシュし、西地域7位で地域シリーズを終えた。

第5戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選ヒート
1位 11 森川 貴光 HIRAI PROJECT with Ash 1位(33.225) 1位
2位 40 大槻 直 Ash 2位(33.262) 4位
3位 25 鈴木 恵武 Formula Blue 増田スピード 5位(33.340) 2位
18位 30 久富 圭 Formula Blue Ash 11位(33.397) 8位

ポイントランキング

Pos. No. Driver Team 合計 有効
1位 25 鈴木 恵武 Formula Blue 増田スピード 133 133
7位 30 久富 圭 Formula Blue Ash 62 62

Formula Blue 増田スピード

#25 鈴木 恵武(埼玉県13歳)

 金曜、土曜の段階で準備はできていて、予選ヒートまでは良かったのですが、決勝ヒートに結び付けられなかったのは、セットを試したり、決勝への準備が足りなかったのかなと思います。
 今季は西地域に参戦し琵琶湖は難しかったですが、他のコースは慣れきれないということはなかったので、コース的にも楽しかったです。最終戦の鈴鹿は、前回の鈴鹿選手権でドライの調子は良かったので、今までよかったシャシーセットと今試しているセットを比べ、いい方を使っていきたいと思います。優勝しないとチャンピオンは厳しいと思いますが、東の富下選手や春日選手よりは鈴鹿の経験、アドバンテージはあると思うので、それをしっかり活かしたいと思います。

チーム代表 鈴木 立一(APEX)

 走り込んでいないコースに対し、短時間で仕上げなければいけないという課題を、少しずつクリアできていますが、最後のツメが甘く苦しかったです。西地域の全日本も回数を重ねて、しっかりと進歩はしていますが、最後のひとツメが足りなかった状態でシーズンを終えてしまうのは残念です。1~2勝はできたのではという部分で、それを掴めなかったのは彼にとってもチームにとっても辛い結果でした。
 最終戦の鈴鹿は、鈴鹿選手権でもいいパフォーマンスを見せているので、今年のベストレースにできるように準備したいと思います。

Formula Blue Ash

#30 久富 圭(愛知県 30歳)

 今回は、神戸までと違って金、土と作りこみをしてきたつもりですけど、前日までの路面コンディションと日曜日の路面コンディションが違い、雨が降ってリセットされたこともあり変化が大きくアジャストしきれずに苦戦しました。最後までトライした結果、レースはクラッシュとなってしまいました。クラッシュしても再スタートしタイムは勝負できると証明できればよかったのですが、そこもうまくいかず、本当に上手く繋げられない日曜日でした。
 シーズン通してやっていただいたこと、見ていてくれた方もいますので、少しでも鈴鹿で結果を残せるように準備していきたいと思います。

チーム代表 築山 敬(かあと小僧)

 今回は、岡山は初めてだったので練習したのですが、その練習ではタイムが出ていました。レースでも30周あるのでなんとかなるという考えだったのですが、さすがにクラッシュもあり追いつけませんでした。最終戦の鈴鹿は得意なコースなので、頑張ろうと思っています。
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