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レースレポート

2023年AUTOBACS GPR KARTING SERIES OKクラス 第5戦・第6戦のレースレポート

2023年AUTOBACS GPR KARTING SERIES OKクラス 第5戦・第6戦

■開催日:7月29~30日 ■開催場所:モビリティリゾートもてぎ北ショートコース(栃木県) ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:24台

加納康雅が2位表彰台を獲得!

 今季からプロモーターが運営する転戦型カートレースシリーズとして立ち上がったAUTOBACS GPR KARTING SERIESの第5戦・第6戦が7月29〜30日に栃木県・モビリティリゾートもてぎ北ショートコースで開催され、最高峰クラスのOKクラスにYAMAHA Formule Blueから落合蓮音、加納康雅、富下李央菜、Formula Blueエッフェガーラから五十嵐文太郎と、4名が出場した。
 落合、加納はこのシリーズのレギュラーメンバーとして年間参戦、富下は開幕の鈴鹿大会以来、五十嵐は今回が初出場となる。
 関東地方の梅雨も明け、会場となったもてぎは連日の猛暑日を記録。走行が始まった金曜日以降、降雨もなく非常に厳しい暑さに中でのレースとなった。
 日曜日朝に行われたタイムトライアルでは、A組で出走した落合が組別5位、富下は同6位と組別トップ4までが出場できるスーパーポールへの進出を逃す。B組で出走した加納は、最後に自己ベストを更新し組別1位を獲得し、自身初のスーパーポール進出。五十嵐は組別7位となった。
 計8名が出走したスーパーポールでは、加納は3番手タイムをマークし、第5戦決勝は2列目3番手からのスタートとなる。

 迎えた第5戦決勝、加納はスタートで2番手に浮上。一方、落合と富下はそれぞれオープニングラップでアクシデントがあり、富下はその場でリタイア。落合は2周目にリタイアとなった。さらに五十嵐も5周終了時点でストップし、リタイアを強いられる。
 唯一残った加納は、序盤に獲得した2番手をキープし周回を重ねていく。中盤以降は、3番手をやや引き離し、ポジションを安泰とするとそのままチェッカーを迎え2位フィニッシュ、GPR初の表彰台を獲得した。

 続く第6戦。スターティンググリッドは第5戦レース中のベストラップ順となり、加納は6番手、五十嵐18番手、落合21番手、富下22番手からのスタートとなる。
 加納は序盤を4番手で周回するが、バトル中にラインを外した際にタイヤカスを拾ってしまった影響でペースが落ち後退。変わって、五十嵐が上位へと進出し終盤には7番手あたりまで挽回してくる。富下も順位を上げトップ10も見える位置まで上がってくる。五十嵐は6番手でチェッカーを受けるが、ジャンプスタートをとられ降格。最終結果は加納11位、五十嵐12位、富下は最終ラップの最終セクションでリタイア、落合は13周を消化してのリタイアとなった。

第5戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル
1位 7 鈴木 斗輝哉 K.SPEED WIN 1位(37.777)
2位 12 加納 康雅 YAMAHA Formula Blue 3位(37.989)
DNF 15 五十嵐 文太郎 Formula Blueエッフェガーラ 16位(38.267)
DNF 11 落合 蓮音 YAMAHA Formula Blue 10位(38.112)
DNF 65 富下 李央菜 YAMAHA Formula Blue 11位(38.129)

第6戦リザルト

Pos. No. Driver Team
1位 7 鈴木 斗輝哉 K.SPEED WIN
11位 12 加納 康雅 YAMAHA Formula Blue
12位 15 五十嵐 文太郎 Formula Blueエッフェガーラ
20位 65 富下 李央菜 YAMAHA Formula Blue
22位 11 落合 蓮音 YAMAHA Formula Blue

YAMAHA Formula Blue

#11 落合蓮音(愛知県14歳)

 ずっと流れの悪い週末になってしまい、いろいろなことがあった週末でした。次回は瑞浪に戻るので、前回は表彰台にも立っていますし、自信を持って取り組みたいです。今回の流れの悪さの原因も追求して、瑞浪では2レースとも勝てるようにしたいです。

#12 加納康雅(兵庫県16歳)

 このレースウィークを通して金曜からずっと調子がよく、その流れでいままでのレースとは違う内容になったので、自分にとって自信になりました。あとは暑さに対しての体力面が厳しかったので、次の瑞浪までに準備していこうと思います。

#65 富下李央菜(千葉県16歳)

 練習であまりいい感じではなかったですが、最後にセットや乗り方も合ってきました。タイムを出す面、体力面などは問題なく対応できているのですが、バトルにまだ少し対応しきれていない部分があったと思います。
 今後の活動では、EVは最終戦こそいい結果を出したいと思います。KYOJOでも今の自分の力は出していると思うし、これからセットなど勉強していけば伸びていくと思うので、次回はトップ集団に混じれたら、と思っています。

チーム代表 高木虎之介

 今週は加納選手のパフォーマンスが良く、スーパーポールも3位、第5戦では2位表彰台と、勝てなかったものの上出来だったと思います。練習量が少ないなかで、よく結果を残したのではないでしょうか。第6戦も良かったのですが、抜かれた後にタイヤカスを拾ってしまいペースを失ってしまったようです。
 他の二人は、混乱したレースでした。タイムトライアルも頑張りましたが、スタート位置が10番、11番だとアクシデントに巻き込まれるリスクも高くなる。落合選手は2度ともぶつかってしまいましたが、そこは、ゴールまで運んでほしかったと感じています。富下選手も久しぶりのOKで練習も少ないなか、よくタイムトライアルもタイムを出したなと思っています。
 今回はとても暑い中、セッティングもドライバーも大変だったと思いますが、よく頑張ってくれました。

Formula Blue エッフェガーラ

五十嵐文太郎(山形県 15歳)

 金曜日から入って、最初は1秒くらい遅かったのですが、土日でちょっとずつ速くなっていったものの、最終的に日曜日になってもコンマ3くらいは遅かったです。最後の決勝ではみんなよりタイヤが残っている状態でスタートでき、その分同じくらいのペースで走れたのかなと思います。

チーム代表 加藤真

 今季OKクラスに挑戦を始めてから、五十嵐選手自身も足りないものがあることを自覚し、それを修正しチャレンジすると臨んできて、少し進歩も感じられる中、まだちょっとペースが足りないという感じでした。
 第6戦ではタイヤも残っているので、久しぶりに順位上げてくる姿も見られましたし、レースをしていることを感じながら走れ、次に繋がる何かが掴めたのではないかと思います。
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