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レースレポート

2023年全日本カート選手権FS125-JAF部門 第5戦・第6戦のレースレポート

2023年全日本カート選手権FS125-JAF部門 第5戦・第6戦

■開催日:7月22〜23日 ■開催場所:本庄サーキット(埼玉県) ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:10台

伊藤聖七が第6戦で3勝目を獲得!

 全日本カート選手権FS-125JAF部門 第5戦・第6戦が、7月22〜23日に埼玉県・本庄サーキットで開催された。
 前回の新東京大会から2ヶ月ぶりの開催となった今大会。全5大会のシリーズも、今大会が3大会目となり折り返し点となる。
 レースウィーク中に、関東地方の梅雨明けが発表され、会場となった本庄サーキット近辺も連日の真夏日。決勝日も、朝から晴天となり、強烈な太陽がコースを照らし続けた。
 今大会にはFormula Blueメンバーから伊藤聖七が出場。すでに2勝している伊藤はランキングでもトップを維持し、このシリーズを引っ張っている存在だ。
 タイムトライアルでは、スリップの効く本庄サーキットならではの縦隊となってアタックが続き、伊藤はトップからコンマ1秒差の4位を獲得する。
 第5戦の予選ヒートでは、順調に走りはじめトップを追っていた伊藤だったが、序盤にチェーンガードが脱落したためピットに戻りリタイア。第5戦決勝は、最後尾からの追い上げを強いられることとなる。
 その第5戦決勝。伊藤は出足からハイペースで順位を挽回すると6周目には2番手に上がりトップを追う。そしてトップに追いつき、後方で様子を見るように周回を重ね、終盤入った16周目に満を持してトップ奪取。その後はポジションをキープして周回を重ねていく。そのまま迎えた最終ラップ。トップを走っていた伊藤だったが、最後の勝負どころでの攻防で、後方からプッシュされバランスを崩す間にポジションダウン。体制を立て直したものの、このレースは2位に終わった。
 続いて行われた第6戦の予選ヒートでは、4周目にトップに立つとその後はポジションを譲ることなくチェッカー。
 PPからスタートとなった決勝では、トップをキープして周回を重ねていく。なかなか後方が離れない緊迫した周回が続くが、伊藤は一度もポジションを下げることなくトップをキープ。終盤に入ると、伊藤の後方で2番手をめぐるバトルが激化し、これをチャンスとした伊藤がリードを広げ独走。そのままチェッカーを受け、今季3勝目獲得。ランキングでも2番手を大きく引き離し、トップでシリーズを折り返した。

第5戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選ヒート
1位 11 佐藤 佑月樹 RT WORLD 1位(40.514) 2位
2位 50 伊藤 聖七 Formula Blue Ash 4位(40.625) 失格
3位 22 酒井 翔太 FIRST GARAGE BEMAX 8位(40.716) 1位

第6戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選ヒート
1位 50 伊藤 聖七 Formula Blue Ash 4位(40.625) 1位
2位 11 佐藤 佑月樹 RT WORLD 1位(40.514) 2位
3位 25 松本琉輝斗 HRS JAPAN 9位(40.723) 4位

Formula Blue Ash

#50 伊藤 聖七(岐阜県13歳)

 第6戦はずっとトップを走っていて集中しなければいけませんでした。ああいった展開でも後方を引き離すために細かい部分をもっと考えていきたいです。初体験のコースで、4日間でコースに慣れて結果を残せたことは良かったと思います。来月はこのコースでCIKシリーズがありますが、選手も変わるので、さまざまな状況で各選手がどう動くのかといったことも考えて取り組みたいです。

チーム代表 築山 敬(かあと小僧)

 今回は練習も調子がよかったです。ただメカトラブルで予選を1回落としてしまったのは反省点です。それからは、基本に忠実にドライバーを信じて、午後のレースではメカトラブルもなく、初めて予選と決勝両方を取れたので、ここからさらに気を引き締めて、中山、SUGOと頑張りたいと思います。
 CIKシリーズも強敵ばかりですが、今回のデータが有る分有利なので、がんばります。
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