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レースレポート

2024年 全日本カート選手権OK部門 第3戦・第4戦

2024年 全日本カート選手権OK部門 第3戦・第4戦

■開催日:6月8~9日 ■開催場所:フェスティカサーキット瑞浪(岐阜県) ■天候:雨のち曇り ■路面状況:ウェット~ドライ ■参加台数:29台

佐藤佑月樹が連続8位を獲得!

 全日本選手権最高峰のOK部門第3戦・第4戦が、6月8~9日にフェスティカサーキット瑞浪で開催された。YAMAHA MOTOR Formula Blue として瑞浪をホームコースとする伊藤聖七を筆頭に春日龍之介、佐藤佑月樹、武藤雅奈の4名が参戦した。

 第3戦へ向けたタイムトライアルは2組に分かれて行われた。公式練習まで濡れていた路面も乾き、ドライコンディションへと回復したため、予定通りスーパーポールも実施される。まずは各組上位4名までに入りスーパーポール進出を目指したい。
 しかし、A組で出走した春日は組別6位、武藤は10位となり、B組では佐藤が5位、伊藤が9位と今回はスーパーポール進出はならなかった。

 第3戦決勝。佐藤は序盤にトップ10圏内へと進出し、上位へと上がっていく。7番手近辺で周回を重ねると、終盤までバトルを繰り広げながらレースを展開していく。そのまま集団のなかでのフィニッシュとなった佐藤は、8位を獲得。春日はカウルペナルティもあり22位、伊藤、武藤は序盤でリタイアとなった。

 続く第4戦。スターティンググリッドは第3戦のファステストラップ順となり、佐藤9番手、伊藤17番手、春日18番手、武藤は19番手からの追い上げを期す。
 第4戦は24周の長丁場となり、佐藤は序盤に6番手へと進出する。その後は、一時順位を落とすものの、粘り強く走り、再び挽回。最後は第3戦同様に8位を獲得した。武藤は17位、序盤にアクシデントがあった伊藤と春日は、春日が22位、伊藤は23位となった。

第3戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル
1位 85 佐藤 蓮 DragoCORSE 1位(44.574)
2位 4 吉田 馨 K.SPEED WIN 4位(44.622)
3位 20 酒井 仁 Vitec Racing NoTime
8位 13 佐藤佑月樹 YAMAHA MOTOR Formula Blue 9位(44.651)
22位 15 春日龍之介 YAMAHA MOTOR Formula Blue 13位(44.737)
DNF 12 伊藤聖七 YAMAHA MOTOR Formula Blue 16位(44.795)
DNF 14 武藤雅奈 YAMAHA MOTOR Formula Blue 21位(44.876)

第4戦リザルト

Pos. No. Driver Team Starting Grid
1位 36 酒井 涼 TEAM EMATY 24位(44.918)
2位 85 佐藤 蓮 DragoCORSE 6位(44.658)
3位 27 菊池貴博 K.SPEED WIN 2位(44.562)
8位 13 佐藤佑月樹 YAMAHA MOTOR Formula Blue 9位(44.678)
17位 14 武藤雅奈 YAMAHA MOTOR Formula Blue 19位(44.841)
22位 15 春日龍之介 YAMAHA MOTOR Formula Blue 18位(44.838)
23位 12 伊藤聖七 YAMAHA MOTOR Formula Blue 17位(44.821)

YAMAHA MOTOR Formula Blue

#12 伊藤 聖七(岐阜県14歳)

 瑞浪は地元でしたが思うような結果を残すことが出来ませんでした。しかしタイヤの減りや、タイムの落ち具合が前よりかなり良くなっていると言われたので、この感じを次の鈴鹿でも活かして結果につなげたいと思います。

#13 佐藤 佑月樹(栃木県14歳)

 順位や内容にはまだまだ満足していませんが、充実したレースウィークを過ごせたと思います。カートを傷つけずに完走することを1つの目標として挑みましたが、2レースともうまく出来たと感じています。次戦はさらに上を目指して頑張ります。

#14 武藤 雅奈(静岡県15歳)

 金曜日、土曜日の練習走行では速さがあったにもかかわらず、このような結果に終わってしまったのは残念ですが、沢山良い発見もあったので、それを次に繋げていきます。不調をすぐに改善するために、次戦以降はさらにコミュニケーションをとり、よりベストな状態で挑みたいと思います。

#15 春日 龍之介(東京都15歳)

 今回の大会では、コンマ1秒でかなり順位が上下するOKクラスのスリップとタイヤマネジメントの重要性についてより知ることができました。走行経験の無い瑞浪でも悪くない調子で決勝日を迎えました。結果を残せなかったのが残念ですが次の鈴鹿で必ず取り返します。

高木 虎之介(YAMAHA MOTOR Formula Blue 監督)

 今大会は練習から調子はそれなりによかったのですが、タイムトライアルでタイムを出せなかったことが課題です。中でも佐藤は調子がよく、決勝ではトップ10を走って、アグレッシブな走りを見せてくれました。今までは子供のようなレースをするイメージだったのですが、今日は2レースとも大人のレースをして、カウルも無傷で帰ってきました。今まで見た中で一番いいレースをしたと思います。他の3人は完走率が悪く、開幕では春日と武藤が、今回は佐藤がよかった。全員がどこかでいいところを見せてくれればと思っています。

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