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レースレポート

2025年全日本カート選手権FS-125部門 第3戦・第4戦のレースレポート

2025年全日本カート選手権FS-125部門 第3戦・第4戦

■開催日:5月17~18日 ■開催場所:神戸スポーツサーキット(兵庫県) ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:16台

元田心絆が2大会連続で表彰台獲得!

 全日本カート選手権FS-125部門の第3戦・第4戦は、開幕戦から約1か月のインターバルを経て、5月17~18日に兵庫県・神戸スポーツサーキット開催された。神戸市内に位置するこのサーキットで、全日本選手権が開催されるのは2年ぶりとなる。

 YAMAHA MOTOR Formula Blueからは片岡陽、高木彪乃介、元田心絆の3名が参戦する。レースウィークは、金曜日はドライコンディションで練習走行が行われたものの、土曜日は走行スケジュールが組まれている午前中が非常に強い雨に見舞われウェットコンディションとなった。その中で練習を重ね、日曜日の決勝に備えた。日曜日は天候も回復し、レースはドライコンディションで行われた。

 タイムトライアルで高木は2番手、片岡陽が3番手タイムを記録し予選での上位グリッドを獲得。一方、元田は8番手とやや出遅れる形となった。第3戦へ向けた予選ヒートでは、高木、片岡ともにポジションをキープし2位、3位でチェッカー。追い上げが期待された元田は7位で予選を終えた。

 22周の決勝レース、序盤からトップが逃げる展開となるが、片岡、高木は2番手グループでレースを展開。さらに、この集団に元田も追いつくと、次々にパッシングを決め2番手まで浮上してくる。そのままやや集団を抜け出す形となった元田は、単独で2番手をキープする。3番手争いとなった片岡、高木は粘りの走りを見せる。

 元田は2番手のままチェッカーを受け、新東京大会に続き表彰台を獲得。片岡、高木は最後に順位を下げ、片岡4位、高木5位となった。

 続く第4戦。予選では片岡が4位、高木は5位。元田は他車との接触によるペナルティのため最後尾の16番グリッドから決勝へ臨むこととなる。決勝では、片岡と高木がバトルを展開し、最後は高木が前でチェッカー。高木4位、片岡5位、元田はなかなか順位を挽回できず、またカウルペナルティもあったため最終結果は10位となった。

第1戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選結果
1位 44 酒井龍太郎 ミツサダPWG RACING 1位(44.436) 1位
2位 22 元田心絆 YAMAHA MOTOR Formula Blue 8位(44.865) 7位
3位 7 小熊孝誠 HRT 9位(44.870) 6位
4位 20 片岡 陽 YAMAHA MOTOR Formula Blue 3位(44.599) 3位
5位 21 高木彪乃介 YAMAHA MOTOR Formula Blue 2位(44.588) 2位

第2戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選結果
1位 44 酒井龍太郎 ミツサダPWG RACING 1位(44.436) 1位
2位 7 小熊孝誠 HRT 9位(44.870) 3位
3位 77 真子鉄朗 SCUDERIA SFIDA 5位(44.672) 2位
4位 21 高木彪乃介 YAMAHA MOTOR Formula Blue 2位(44.588) 5位
5位 20 片岡 陽 YAMAHA MOTOR Formula Blue 3位(44.599) 4位
10位 22 元田心絆 YAMAHA MOTOR Formula Blue 8位(44.865) 16位

YAMAHA MOTOR Formula Blue

チーム代表 高木虎之介

 第1レースでは元田選手が2位表彰台を獲得してくれました。TTで出遅れてしまいましたが、そこから追い上げての2位は上出来だったと思います。片岡選手も今回はドライでリベンジできるかと思っていましたが、今日になってスピードが足りなくなってしまいました。速さはあるがバトルがうまく出来ないので、その点のだけ改善に取り組んでいきます。高木選手は一番波に乗れていなかった印象でしたが、今日になって急に波に乗ってきて、第2レースではチームでトップに来てくれました。体力面が厳しい中、上がってきたことは評価して良いと思います。片岡選手が練習から速かったので、表彰台に乗れなかったのは残念でした。元田選手は、強引な駆け引きのレースになってペナルティも多いので、そこは改善させたい。シーズンは長いので、0ポイントはなくして欲しいです。表彰台は確実に獲っていかないといけないし、今回元田選手は獲ってくれましたが、片岡選手も絶対に表彰台に行けたと思うので、競り負けとかは克服してほしいです。SUGOはまだ練習もしていないですが、難しいコースなので万全の準備をしてレースに臨みたいと思います。

片岡 陽(兵庫県 16歳)

 今週は金曜日の練習も良かったし、勝つしかないと自分に自信を持って挑んだのですが、レースになった時のコンディション変化などに合わせるドライビングが出来ませんでした。調子は上がってきているので、いろいろな方からのアドバイスも活かし、今回の反省点・改善点を練習から取り組んで、次は勝てるように頑張ります。

高木 彪乃介(愛知県 15歳)

 レース全体を通して、体力不足によってレース後半になるにつれてミスやマシンを抑える事が出来なくなってしまい、自分の持っているポテンシャルを活かし切る事が出来ませんでした。バトルや、スタートでの駆け引き、他のマシンと一緒に走るという点でも、まだまだ未熟なところがあるので改善していきます。しかし、今回のレースでは自分の持っているスキルの中ではしっかりとバトルができ、順位も上げる事が出来たことは良かったと思います。課題や反省点などを次のレースまでに改善し、もっと良い結果を残せるよう頑張ります。

元田 心絆(大阪府 12歳)

 第3戦の決勝はペースも良く、上手く順位を上げることもでき、トップからは離されましたがノーペナルティで2位に終われて良かったです。第4戦は予選のペースがなく焦ってしまい、プッシングでペナルティになって決勝は最下位からのスタートとなってしまいまた。決勝も焦りもあったし、予選がどれだけ大事かあらためて分かりました。次のSUGOまでに反省点を修正して勝てるように頑張ります。
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