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レースレポート

2025年全日本カート選手権FS-125部門 第5戦・第6戦のレースレポート

2025年全日本カート選手権FS-125部門 第5戦・第6戦

■開催日:6月29日 ■開催場所:スポーツランド SUGO 国際西コース(宮城県) ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:17台

片岡陽が2位に入り今季初の表彰台獲得!!

 全日本カート選手権 FS-125 部門の第 5 戦・第 6 戦は、東北地方へ場所を移し、6月28~29日に宮城県・スポーツランド SUGO 国際西コースで開催された。梅雨入りしたと言われる宮城県地方だが、このレーウスィークは好天が続き気温も上昇。真夏日を超え猛暑日に迫るような暑さでのレースとなった。またSUGO国際西コースは、この2月に路面の全面張り替えを実施。グリップが上がったこともあってか、各クラスでコースレコード更新が連発された。

 YAMAHA MOTOR Formula Blue から参戦する片岡陽、高木彪乃介、元田心絆はもともと近畿もしくは中部圏の出身のドライバーで SUGO での走行経験は少ない。そのため、チームでは幾度か練習機会を設けていた。
 公式練習で早々に2番手タイムをマーク。高木も5番手、元田は最も多く周回を重ねQPに備えた。QP では、片岡が5番手、高木は7番手、元田8番手のタイムをマーク。予選は中団グリッドからのスタートとなった。

 第5戦の予選ヒss番手グループの先頭を引っ張りトップ3を追う展開となる。終盤に差し掛かった17周目に、トップ2台が接触しストップ。これで片岡は2番手に上がり先頭を追う。片岡は、そのまま2番手でチェッカーを受け、今季初の表彰台を獲得。元田は5位、高木 7位でフィニッシュとなった。

 続く第6戦。予選では片岡が5位、元田6位、高木8位でフィニッシュ。決勝は元田が一時4番手まで上がり、その後方に片岡、高木が続いていく。中盤、集団でバトルしていた片岡がバックストレートで接触しバランスを崩して後退。元田が4番手、高木が 5 番手でレースを進めると、そのままエアの順位でチェッカーを迎えた。

第5戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選結果
1位 5 服部 颯空 C.O.B-Kart 3位(39.757) 4位
2位 20 片岡 陽 YAMAHA MOTOR Formula Blue 5位(39.817) 5位
3位 8 森谷 永翔 ERS with SACCESS 6位(39.859) 6位
5位 22 元田 心絆 YAMAHA MOTOR Formula Blue 8位(39.898) 8位
7位 21 高木 彪乃介 YAMAHA MOTOR Formula Blue 7位(39.868) 7位

第6戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル 予選結果
1位 44 酒井 龍太郎 ミツサダPWG RACING 4位(39.808) 2位
2位 7 小熊 孝誠 HRT 2位(39.744) 1位
3位 61 木幡 直生 Super Racing Junkie! 1位(39.718) 3位
4位 22 元田 心絆 YAMAHA MOTOR Formula Blue 8位(44.865) 6位
5位 21 高木 彪乃介 YAMAHA MOTOR Formula Blue 7位(44.588) 8位
14位 20 片岡 陽 YAMAHA MOTOR Formula Blue 5位(44.599) 5位

YAMAHA MOTOR Formula Blue

チーム代表 高木虎之介

 第1レースでは、展開に恵まれて片岡選手が2位に入ってくれ表彰台が獲得できたので良かった です。第2レースは元田選手が4位、高木選手が5位に入り、表彰台には乗れませんでしたが、確実にポイントを獲得してくれました。これまでは落とすレースも多かったですが、こうしてポイントを獲得するのも重要なので良かったです。今回はみんなスピードもありましたが、片岡選手は第2レースではバトル負けをしてしまいました。タイムはいいので、次はバトルに強くなってもらえればと思います。そうすれば、残りのレースで1回は勝てる可能性があると思います。元田選手は、バトルは大丈夫なのですが、タイムトライアルで一発のタイムが出せていません。それを改善し前でスタートできれば、もっと上位に行けると思います。高木選手は、走りきって5位まで来ました。これも重要だと思います。3名とも、SUGOはほとんどレース経験のなかった割には頑張ったと思います。

片岡 陽(兵庫県 16歳)

 今回のレースでは、事前練習でのペース不足の状況から、ここまで持って来られたことはまず良かったと思いました。また、土曜から日曜にかけ、伸び悩んでしまう原因と、スムーズに抜いていく方法も分かってきました。他にも、練習、レースを通して後ろを見なくなってきたこと、前回大会よりもメンタル面でリラックスできていたと思います。今回の反省点を踏まえ次戦に向けて準備をしたいと思います。

高木 彪乃介(愛知県 15歳)

 今回のレースでは7位、5位と着実にポイントを取ることが出来ましたが、レースの結果や内容を考えると悔しい結果となってしまいました。レースウィークを通して自分の課題が、スタートやバトル、前のマシンに対しての走りの合わせ方などの、他の人と一緒に走る時だという事が、より一層分かりました。そこを改善して新潟に挑みたいと思います。

元田 心絆(大阪府 12歳)

 今大会は自分の思った通りに行かなくてすごく悔しかったです。練習からスピードがなく苦しいレースとなりましたが、高木監督からドライビングの姿勢を指摘されて、それを意識して走ったところタイムアップし走りもかなり安定しました。次のレースでは絶対に勝ちたいと思います。
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