本文へ進みます

レースレポート

2025年全日本カート選手権OK部門 AUTOBACS GPR KARTING 第3戦・第4戦のレースレポート

2025年全日本カート選手権OK部門 AUTOBACS GPR KARTING 第3戦・第4戦

■開催日:6月15日 ■開催場所:モビリティリゾートもてぎ北ショートコース(栃木県) ■天候:雨~晴れ ■路面状況:ウエット~ドライ ■参加台数:18台

佐藤佑月樹が自己最高位の3位で表彰台へ !!

 全日本選手権最高峰クラスとなるOK部門第3戦・第4戦が6月14~15日に栃木県・モビリティリゾートもてぎ北ショートコースで開催された。YAMAHA MOTOR Formula Blueからは、今回も佐藤佑月樹、横山優之介、金子准也の3選手が参戦。今回は片岡龍也アンバサダーも会場を訪れ、各選手の奮闘を視察した。

 大会直前に関東地方に梅雨入り宣言が出され、週末は梅雨らしい不安定な天候となる。土曜日の走行時間内は持ちこたえていた空も、夜以降は雨が降り出し、その雨は日曜朝まで続く。公式練習開始を前に雨は上がったものの、路面は濡れた状態で回復待ち。それでもOKクラスのタイムトライアルは全車がスリックタイヤで出走し、以降は雨が降ることはなかった。

 タイムトライアルでは佐藤が好タイムをマークしていたものの、プッシングのペナルティがありベストタイムを抹消され9番手。金子が12番手、横山が13番手となる。

 第3戦決勝は佐藤が徐々に順位を挽回していき、6位でフィニッシュ。序盤にクラッシュがあった横山はそこから挽回していき 8番手でフィニッシュするも3秒加算により12位、金子は14位となった。

 続く第4戦では、佐藤が4番グリッドからのスタート。まずはポジションを守ってスタートすると、10周過ぎからは3番手争いに加わっていく。終盤に入った19周目には3番手に上がり、後続を抑えながら周回を重ねていく。その後、幾度か仕掛けられるものの、そのたびにすぐに逆転し 3 番手をキープすると、その順位を守りきってフィニッシュとなり、自己最高位の3位に入り表彰台を獲得した。横山は7位、金子は11位でフィニッシュとなった。

第3戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル
1位 44 酒井 龍太郎 ミツサダ PWG RACING 1位(38.032)
2位 34 皆木 駿輔 DragoCORSE 2位(38.093)
3位 6 三村 壮太郎 K.SPEED WIN 3位(38.118)
6位 11 佐藤 佑月樹 YAMAHA MOTOR Formula Blue 9位(38.509)
12位 13 横山 優之介 YAMAHA MOTOR Formula Blue 13位(38.564)
14位 12 金子 准也 YAMAHA MOTOR Formula Blue 12位(38.557)

第4戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル
1位 34 皆木 駿輔 DragoCORSE 1位(38.021)
2位 6 三村 壮太郎 K.SPEED WIN 5位(38.249)
3位 11 佐藤 佑月樹 YAMAHA MOTOR Formula Blue 4位(38.242)
7位 13 横山 優之介 YAMAHA MOTOR Formula Blue 9位(38.385)
11位 12 金子 准也 YAMAHA MOTOR Formula Blue 16位(38.567)

YAMAHA MOTOR Formula Blue

チーム代表 高木虎之介

 テストや練習では良いタイムが出ていたのですが、コンディションが朝から雨で、タイムトライアルは半濡れのスリックタイヤ使用と難しい状況でした。ただそれでも前に行かないと集団にのまれてしまうし、後ろからのスタートではアクシデント等もあるので、タイムトライアルできちんとタイムを出せるようにしないといけないです。金子はもてぎが初めてで仕方ないところはありますが、横山は地元ですし、調子が良かったのにTTでのまれてしまったのは残念です。第2レースでは佐藤が4番スタートから表彰台に乗れて良かったです。佐藤は昨年まで4位が最上位だったので、ようやく表彰台に立つことができました。今週は片岡アンバサダーも会場へ来てくれましたが、その前でみんなが結果を残したいところ佐藤が良い結果を出してくれました。次回のAPGは真夏のレースのなので暑くて体力も厳しいとは思います。今日の最後のミーティングでも片岡アンバサダーからミスが出るのも体力が原因と指摘もあったので、その点もドライバーには頑張って欲しいです。前回の鈴鹿が4位と5位、今回が3位と着実に上っているので、あとは全員が安定して表彰台に来れるように取り組んでいきたいです。

佐藤 佑月樹(栃木県16歳)

 今回は、TTでミスしてしまいましたが、それでも絶対に表彰台には立つという気持ちで取り組んでいました。第3戦の結果は6位でしたが、第4戦は4番手スタートなので大きなチャンスだと思っていました。途中3番手に上がってからは前とも大きな差がありましたので表彰台をキープしようと走っていました。ようやく表彰台まで来たので嬉しかったです。次戦に向けては予選のアタック方法を見直してもう少し冷静にアタックします。レースはバトルで強さを見せられたのは良かったのですが、ミスをもっと減らせるように頑張ります。

金子 准也(兵庫県15歳)

 今大会ではまず、得意なタイムトライアルで結果を出すことができました。位置取りやアタックするタイミングがうまくかみ合ったと思います。1レース目では、自らのミスでレースを壊してしまいました。しかし、これから課題になったのがバトルだと思います。特に抜きにいくというところがこれからの課題です。そのため、合同テストや自主練習で直していけるようにします。

横山 優之介(埼玉県16歳)

 改めてタイムトライアルで1発決めきることの大切さを感じました。OKクラスは非常にシビアなレースなので、次回はタイムトライアルを想定した時に、しっかり決めきる、全てのコーナーで1番速く走れるようにどうすればいいかを考えていきたいと思います。また、レース展開では、自分のペースを信じず、他人のバトルの動きに合わせてしまうという部分があったので、そこはしっかり改善していきたいと思います。
ページ
先頭へ