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レースレポート

2025年全日本カート選手権OK部門 AUTOBACS GPR KARTING 第5戦・第6戦のレースレポート

2025年全日本カート選手権OK部門 AUTOBACS GPR KARTING 第5戦・第6戦

■開催日:8月31日 ■開催場所:APGオートパラダイス御殿場(静岡県) ■天候:晴れ ■路面状況:ドラ ■参加台数:18台

ホームコースで奮闘も歯車が噛み合わず !!

 全日本選手権の最高峰となるAUTOBACS GPR KARTINGSERIES全日本カート選手権OK部門第5戦・第6戦が、前回大会から2ヶ月半のインターバルを経て、8月30~31日に静岡県のオートパラダイス御殿場で開催された。

 8月最後の週末となったレースウィークは、全国的に猛暑がぶり返しAPGでも連日のように猛暑日を記録。朝夕は涼しさを感じさせたものの、日中は厳しい暑さに見舞われながらのレースとなった。

 公式練習では金子准也が2番手、横山優之介が3番手と好タイムをマーク。そのままタイムトライアルへと臨むが、タイムトライアルでは周囲がややタイムを伸ばしたこともあり、金子10位、佐藤佑月樹11位、横山はトラックリミットに引っかかりベストが抹消されたため13位となった。それでも、上位陣とのタイム差は僅差で決勝での巻き返しが期待された。

 第5戦の決勝は22周。まずは順当にスタート切った3選手だったが、金子と横山は途中からマシンにトラブルを抱えての走行となり、10周すぎに相次いでピットへ戻りレースを終えることとなる。佐藤も、一時はトップ10圏内まで順位を挽回し、5ポジションアップの8位でフィニッシュとなった。

 続く第6戦では序盤に前方を走行するマシンのエンジン焼付きに追突してしまった金子がリタイア。佐藤、横山は順位を挽回していき、佐藤は4番手争いを展開しながら周回を重ねていく。横山もそのグループに加わり、上位進出の機会を伺っていた。佐藤は、そのまま5番手でチェッカー受けたものの、カウルペナルティにより降格し10位。集団の後方にいた横山が9位に繰り上がり、ポイントを獲得した。

第5戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル
1位 2 酒井 仁 KF MOTORSPORTS 2位(38.024)
2位 44 酒井 龍太郎 ミツサダPWG RACING 1位(37.886)
3位 18 中井 悠斗 K.SPEED WIN 3位(38.042)
8位 11 佐藤 佑月樹 YAMAHA MOTOR Formula Blue 11位(38.177)
15位 13 横山 優之介 YAMAHA MOTOR Formula Blue 13位(38.183)
16位 12 金子 准也 YAMAHA MOTOR Formula Blue 10位(38.152)

第6戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル
1位 44 酒井 龍太郎 ミツサダPWG RACING 1位(38.925)
2位 34 皆木 駿輔 DragoCORSE 5位(38.301)
3位 77 中野 駿太 Racing Square GEN 18位(38.782)
9位 13 横山 優之介 YAMAHA MOTOR Formula Blue 11位(38.404)
10位 11 佐藤 佑月樹 YAMAHA MOTOR Formula Blue 13位(38.421)
DNF 12 金子 准也 YAMAHA MOTOR Formula Blue 16位(38.511)

YAMAHA MOTOR Formula Blue

チーム代表 高木虎之介

 朝の公式練習では、金子、横山も良い調子だったし、タイムも出ていました。だけど、タイムトライアルで本当にコンマ1秒ですね。トップは抜けていても、2番手から8秒フラットで私達が8秒1くらい。コンマ1秒で10番手、11番手まで落ちてしまう。そのコンマ1秒を出せれば、前からスタートしてレース展開も全く変わってくる。やはりタイムトライアルの結果がレース結果に出てしまったと思います。第5戦はマシントラブルがあり2台は完走できませんでした。第6戦では対策して送り出したところ、横山は良いレースをしてくれました。金子は前車のトラブルに巻き込まれてリタイアとなって残念です。金子は今回調子が良かったのですが、やはりTTでコンマ 1を絞り出すことが課題です。佐藤は第6戦で順位を上げながらフロントカウルペナルティとなってしまいました。そのあたりは、もう 2 年目の選手なのでペナルティを受けない技術を磨いてほしいと思います。せっかく順位を挽回しても下げてしまうので、もっと勉強してほしいと思っています。次回の瑞浪は、TTで最低でも3列目に行けるように取り組んでいきます。

佐藤 佑月樹(栃木県16歳)

 海自分の悪いところが初日から全部出てしまいました。勝ちたい欲を出しすぎてしまって今大会のレースウィークを自分自身で崩してしまいました。次戦にはもっとリラックスし冷静に戦っていきたいと思います。

金子 准也(兵庫県15歳)

 すべて自分の実力不足です。マシンのセッティングやエンジンは良い状態で、練習では良いタイムを記録できていたのにタイムトライアルで沈んでしまったり、ブレーキやバトルでの課題でゴールすることができませんでした。しかし前回課題だったコミュニケーションは少し改善できたのではないかと思っています。まだまだ足りてないとは思いますが改善していけるように頑張ります。

横山 優之介(埼玉県16歳)

 今回の大会では合同テストから着実にペースを上げてきましたが、その間に体へのダメージが入ってしまい、レース日も痛さとの戦いもありました。まずはOKでの走行データ等を見てどうすれば速く走れるか考えてレースに向けて準備していきたいと思います。今大会は自分の体のマネジメント力が無かったが故に不完全燃焼という形で終わってしまいました。今後はないようにしていきます。
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