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レースレポート

2025年全日本カート選手権OK部門 AUTOBACS GPR KARTING 第7戦・第8戦のレースレポート

2025年全日本カート選手権OK部門 AUTOBACS GPR KARTING 第7戦・第8戦

■開催日:10月5日 ■開催場所:フェスティカサーキット瑞浪(岐阜県) ■天候:曇り時々雨 ■路面状況:ドライ~ウェット ■参加台数:15台

変化するコンディションに苦戦も次戦へ期待

 全日本選手権最高峰となる AUTOBACS GPR KARTINGSERIES 全日本カート選手権OK部門第7戦・第8戦が、10月4~5日にフェスティカサーキット瑞浪で開催された。厳しかった残暑から急に秋めいた10月。週末は土曜日から雨交じりの天候となり、ドライバーを悩ませた。日曜日も降ったりやんだりの天候で路面コンディションも変化し、その対応に追われる一日となった。なお、今大会は佐藤佑月樹が欠場となっている。

 朝から降っていた雨が上がり路面も回復、ドライコンディションで迎えたタイムトライアル。金子准也は公式練習でのペナルティをここで消化となり10位。横山優之介もタイムを伸ばせず11位となる。

 第7戦の決勝では、金子がエンジン始動に手間取り最後尾からのスタート。それでも周回ごとに前に迫っていく。二人とも粘り強く周回を重ねていくが、順位の挽回には至らず、金子が11位、横山が12位となった。

 続く第8戦では金子が9番手、横山は13番手からスタート。このヒートでもなかなかペースが上がらず、それでも上位を追って周回を重ねていき、二人とも第7戦を上回り、金子が9位、横山が10位フィニッシュとなった。

第7戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル
1位 2 酒井 仁 KF MOTORSPORTS 1位(45.819)
2位 34 皆木 駿輔 DragoCORSE 5位(46.153)
3位 44 酒井 龍太郎 ミツサダPWG RACING 3位(45.934)
11位 12 金子 准也 YAMAHA MOTOR Formula Blue 10位(46.566)
12位 13 横山 優之介 YAMAHA MOTOR Formula Blue 11位(46.751)

第8戦リザルト

Pos. No. Driver Team タイムトライアル
1位 32 D.ティモフェイ TEAM EMATY 1位(51.144)
2位 44 酒井 龍太郎 ミツサダPWG RACING 3位(51.312)
3位 2 酒井 仁 KF MOTORSPORTS 2位(51.209)
9位 12 金子 准也 YAMAHA MOTOR Formula Blue 9位(52.311)
10位 13 横山 優之介 YAMAHA MOTOR Formula Blue 13位(57.799)

YAMAHA MOTOR Formula Blue

チーム代表 高木虎之介

 今週はドライでもそれほど速くはなかったですが、ウェットになったらもっと差が出てしまいました。やっと決勝では少し詰めることができましたが、まだトップのラップとは1秒ほどの差がある状態でした。最初は1.5秒ほどでしたから、だいぶ慣れてはいったのですが、雨で吸収力のなさを見せてしまいました。研究心が足りなかったと思います。いろんな映像を見たり走りを見たり、その走りをやっと最後になって分かってきた。こんな差があるレースは初めてで、コンマ1~2秒で争っているところに秒単位で遅かったのはドライバーにはもう少しデータを見たり人の走りを見て研究したりといったことを考えてほしい。クルマの差はほとんどなくて、こういったコンディションではドライバーの差が出てしまう。最後は10番手でフィニッシュはしてくれたので、粘り強く終わったとは思います。あと1戦あるし、鈴鹿はドライバーも得意としているコースです。表彰台に登ってもらえるように期待しています。

金子 准也(兵庫県15歳)

 今回のレースは、自信をもって挑んでいましたが結果を残すことができませんでした。ドライ、ウェットコンディション共にうまくいかず苦戦してしまいました。もっと他の選手の走りを研究できたらと思いました。自分と他の選手の違いを発見するのが遅くなってしまいました。鈴鹿は走り慣れたコースなので自信を持って挑みたいです。そのためにドライの走り方だけでなくウェットコンディションの走り方も考えて準備していきます。

横山 優之介(埼玉県16歳)

 様々な走り方があり、どの走り方をするのかという選択する部分で、迷ってしまう部分も多く、中途半端になってしまいました。この様な結果になった要因は全て自分の知識不足と雨に対するイメージ不足、自分がどんなふうに走りたいかといった時に、その自分の意思に自信がなく、セットアップも好みを知らなかった事にあると思います。今回のレースはとにかくペースが無く、苦しいレースでした。ですが、自分に足りないものの多くが浮き彫りになりました。
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